「一点もの」の住まいに出会おう。
カウカモで、まさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、渋谷のリノベ済みマンションを購入し暮らす、20代カップルのもとを訪れました。
《プロフィール》
名前:大川さん / 浜田さん
年齢:28歳 / 27歳
職業:IT企業営業職 / 金融企業営業
趣味:スキー・料理 / 散歩・体を鍛える・喋ること
《この住まいについて》
場所:渋谷
間取り:2LDK
面積:63.75㎡ +バルコニー 16.00㎡
築年数:築47年(1971年10月築)
追加リノベ:なし
支払い額:以前は70㎡・3LDKに4人でルームシェア。うち、ふたり分の金額を考えると、支払い額2倍で広さ2倍に。
家を探し始めたきっかけ:ルームシェアをしていた友人が引っ越すことになったため、ふたりで住む家を探して
家探し期間:3週間
内見数:3件
Q1:以前の住まいは?
浜田:以前は西馬込でルームシェアをしていました。ご飯を食べに行くところがなくて、何もなかったです。
大川:いや、そんなことはないよ! 表現に気をつけて(笑)。すごく美味しい坦々麺屋さんがありました。人生三本指に入るくらい。あとスーパーの食材は安かったですね。
浜田:そうでした。立地も駅近で徒歩5分くらいだったのでここより駅まで近かったです。
大川:僕は今も昔もバスで通勤しているんです。都バス全線で使える共通定期というのを持っているので、引っ越しても定期が変わっていないんですよ。僕はバスが好きで、西馬込の前に世田谷に住んでいた時もバス通勤だったのですが、どちらも2本を乗り継いでいました。この家になって、ついにバス1本で会社へ行けるようになったので、ものすごく幸せです今。
Q2:この街《渋谷》にした理由は?
浜田:お互いの勤務地に30分くらいで通える場所であればというのが条件でした。住んだらどこでも面白いかなと最初は思ってたんですけど、今となっては無理ですね。渋谷の便利さを知ってしまったので。
大川:ほかに見に行った物件が、京王線の各駅停車しか停まらない駅にあったんですけど、ものすごく電車が来なくて。特急が行って急行が行って、謎の貨物列車が通ってやっと来た・・・というのがキツイなぁと思いました。すごく広くて、リビングでテニスができそうなぐらいだったんですが、バス通勤もできないし、職場まで電車を乗り継ぐことを考えると仕事が楽しくなくなるんじゃないかと思ってしまいました。
Q3:この家に決めた理由は?
浜田:資産価値が上がりそうだったから?
大川:・・・直感? 玄関ガチャって開けて「あ、買おう」みたいな(笑)。最初から買うつもりで内見に来て、何かヤバいところはないかなと探したくらいです。場所も良いし、バルコニーもあって間取りも気に入っていたし、それでいて相対的に安く売られていたので。デメリットは築年数しかなくて。確かに古さは気になりましたが、頑丈そうだし、マンションの管理組合が計画的に積立金を使っているのも確認して、大丈夫だろうなと思って決めました。
浜田:ルーバルにテーブルセットを置きたかったんだよね。
大川:ルーバルがある物件を見ちゃうと、ないとダメだな〜と思うようになっちゃいますね。
僕は過去4年間ずっとルームシェアをしていて常に個人の部屋がなかったので、自分の部屋があるということすら条件には入れていませんでした。今さら部屋を渡されても持て余しちゃうだろうと思います。自分の物は、お願いして浜田の部屋に置かせてもらっています(笑)。
あと、ここは陽当たりもまあまあ良いです。昔住んでいた部屋が一階でジメジメしてカビが生えていたりしたので、そのレベルでなければいいかなと思っていました。その最低レベルを体験しているので。
浜田:地獄から這い上がってきているからね(笑)。
大川:マンション名も無難な感じで良かったですね。「ビバリー」とか「パレス」とか「ヒルズ」とか要らないですもん。普通でいいんですよ。
Q4:《リノベーション済みの中古マンション》を買う以外の選択肢は検討した?
大川:基本は買っちゃうかという気持ちがありました。個人的に株とかも好きなので、家を買っても、いざとなったら売ればいいし、リスクだとはそもそも考えていませんでした。一時的に借金を背負っても、売れば借金もなくなるし最悪どうでもなるかなと恐怖感はなかったです。
浜田:家賃がバカらしかったので、買いたいなら買っちゃえば〜という感じでした。買ったほうがいい家に住めますからね。何度も引っ越して来たので、引っ越しがダルくなって来たんですよね。
大川:最初は予算に合わせてもっと安い物件を見ていました。中古のマンションの一番のメリットは安いことじゃないですか。でも俺たちわがままだから、予算あげなきゃダメだなって気づいたんです。渋谷のこの物件は予算より1,000万くらい高かったので見るつもりはなかったのですが、ローンが組めればどうにかなるっしょ! と思って紹介してもらいました。
浜田:この物件は予定外でしたね。エージェントさんにどうにか内見できないかと頼んだら手配してくれて、気に入ったのですぐ契約しました。
Q5:購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
大川:築年数以外では、ローンが組めるかどうかは不安でした。まだ結婚しているわけではないので、ローンが四苦八苦でしたね。前の家の解約も迫っているのにローンが通るかわからないという状態で。なので、買えなかった時のために賃貸を見に行ったりもしました。そのはっきりしない時間はすごく辛かったですね。家自体に対しての不安はなかったです。
Q6:カウカモで家を買ってみてどうだった?
浜田:すごくよかったよね。
大川:めちゃめちゃよかったです。カウカモはネットの広告で見て知って、面白いなと思って見てたんですが、サイトも見やすいし。物件の掲載数は多くはないですが、きちんといい物件だけフィルタリングしてくれているのでイメージしやすいし、発想が好きでした。
浜田:タイトルのコピーが面白かったよね。私は彼に全部お任せで、最終判断を下していただけでしたが(笑)。
大川:そういえば、ローンを組む時に、担当のエージェントさんの価値をすごく感じました。内見に初めて行った時に、必要経費や手順についてテキパキ教えてくれて、すごくいい人だったから、この人から買うだろうねって話はしていたんですけど、物件の紹介はあまりしてもらえなくて(笑)。この物件はカウカモに載っている物件の中から自分たちで選んで、紹介してくださいって言って見せてもらったんです。全然提案してくれないなぁと思ったりもしたのですが(笑)、最後にローンで一度落ちてしまってからものすごく動いてくれて、「あ、この人すごく役に立ってる!」と思いました。本当にローンの時はめちゃめちゃ心強くて、なんだかんだちゃんとした銀行のローンを組めたのですごく感謝しています。
浜田:確かに自力で物件探したね(笑)。でも、無事買えてよかった! 色んな人が家に遊びに来てくれているので、周りにもカウカモを薦めていますよ。
Q7:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしてることは?
大川:お気に入りはリビングですね。休日はソファでゴロゴロして、ひたすら映画を見ています。あとは料理をしてリビングで食事したりとか。
浜田:バルコニーで食べることもありますよ。私のお気に入りはバルコニーなので。夜は目の前のマンションのおじさんが家庭菜園をやっている様子が見えたり(笑)。
大川:あと僕は飲み会の行き帰りが楽なことが幸せです。渋谷で飲んでも帰宅は歩いて10分だというのがいいですね。この前飲みに行った時に心が満たされました。
浜田:近いのが一番いいよね。
大川:ひとりだけ優越感で超気持ちよかったです(笑)。
浜田:楽しみにしていることは、ホームパーティかな。世田谷に住んでいた時はよくホームパーティをしていました。今は仕事も忙しくなってしまったので頻繁にはできないですが、人を呼ぶのが楽しみです。
Q8:これから家探しをする人にアドバイスがあれば教えて!
大川:思っているよりリスクないよ!ってことじゃないですかね。
浜田:うん、怖くない!(笑) あと、落ち着くよね。家を買うと。
大川:いいと思ったらすぐ買ったほうがいいよね。いいなと思って考えている間に買われていたら多分死にたい気持ちになるだろうし、その後いい家に出会えないと思うので。いいと思ったらすぐ買え! ですね。
実はこの家に出会う前に、駒沢公園の近くにすごく良さそうなマンションがあって内見を希望したのですが、直近で売れてしまったと言われて。でもそれがあったおかげですぐに動けました。この家は値引き交渉ができたのですが、「定価で買います!」ってすぐに手を挙げたぐらい。エージェントさん、本当にいい家を紹介してくれてありがとうございます。あ、紹介はしてくれていないんだった(笑)。
浜田:自力で見つけたからね(笑)。
大川:ローン頑張ってくださって本当にありがとうございました(笑)。
撮影・文:廣川かりん/編集:國保まなみ