ファッションを楽しむように、暮らしも楽しもう。日本を代表するセレクトショップとしてファッションやカルチャーを牽引! 「BEAMS」で働くスタッフのライフスタイルや住まいをご紹介します。


中古マンションを購入し、好きやこだわりがぎゅっと詰まった “自分らしい” 暮らしをおくるBEAMSスタッフの皆さんのライフスタイルや住まいをご紹介する「BEAMS living style」。

第8弾の今回は、旦那さまがBEAMSで働く、柴崎さまご家族のもとを訪れました。

《プロフィール》
名前:柴崎智典さま / 園子さま / 由楽くん
年齢:38歳 / 41歳 / 7歳
職業:ビームス チーフバイヤー / アパレル店販売員 / 小学生
場所:埼玉県桶川市

◎ライフスタイルについて

・趣味、好きなもの

智典:趣味という趣味はあまりないのですが、出かけることですかね。買い物をしたり、家族それぞれの行きたい場所に行くのが休みの日の定番の過ごし方です。アート作品を見るのも好きですね。

園子:服やインテリアを見るのが趣味です。月イチで家族全員で同じ代官山の美容室に通っていて、その帰りによく買い物をしています。

デスクの上に飾ってあるイラストとスケートデッキは、カナダ出身LA在住のアーティスト、ジェフ・マクフェトリッジ(Geoff McFetridge)の作品。イラストは彼直筆のとても貴重なものとのこと。

こちらは、TAOさんによる「ダンボールサーファー」。ダンボールの剥がした部分を波しぶきに見立てて、サーファーを描いている。

・家づくりのルール

智典:リノベーションをするにあたってふたりで共有していたのは、“シンプルに必要なものだけを置けるようにしたいね” ということでした。あまり、ものを見せて置くのが好きではないので、収納用に家具を買って置くのではなく、造り付けの収納スペースの中にしまうようにしています。

・部屋のテーマ

智典:“木と白い壁にミッドセンチュリーの家具” というような、アメリカ西海岸の家をイメージして内装を考えました。LAのパームスプリングスの住宅みたいに、平屋が直線上に続いているような、西海岸の開放的な家の造りがふたりとも好きなんです。

というふうに言ってしまうと全然表現しているものが違っているのですが(笑)。僕らも満足できていない部分はありますが、一応そういったコンセプトで作っています。

・my 収納ルール

園子:ごちゃごちゃするものは表に出さないように、というのは気にしています。でもお洋服は趣味の一環でもありますし、自分たちが好んで買っているのである程度は見えてもいいかなと思い、寝室のウォークインクローゼットはオープンにしました。

寝室に入って右手側にはウォークインクローゼット。扉をつけずに使いやすく。

・家の中で一番好きな場所と過ごし方

智典:僕はリビングがやっぱり一番好きです。ダイヤモンドチェアかソファに座ってテレビを見たり、子どもとゆっくりしている時間が一番いいですね。

ハリー・ベルトイアの代表作「ダイヤモンドチェア」。50年代のヴィンテージ。

園子:この家に引っ越したときにスリーシーターのソファにしたんです。家族みんなで座れるようになったので、ソファで各々が好きな過ごし方をしている時がいいなぁと気に入っています。

智典:週末は、子どもの習い事や学校の宿題をみんなで片付けて、開放感の中楽しく遊んで、美味しいものを食べたり飲んだりする、というのがルールになっていて。

園子:子どもが見えるところでお酒を飲んでゆっくり団欒できるリビングは、我が家の居場所になっています。

智典あとは、ソファから廊下の方に向けて、抜けている感じが好きですね。天気がいいと、子ども部屋の外の緑と青空がリビングから見えてとても綺麗です。

・お気に入りのインテリアブランドやショップ

智典:ミッドセンチュリーの家具を買うのであれば、やっぱり「Mid-Century MODERN」の家具ですね。あと「PACIFIC FURNITURE」とか、日用雑貨を売っている「P.F.S. Parts Center
」も面白いし、Landscape Productsさんのショップ「Playmountain」もいいですね。それと、外苑にある「Swimsuit Department」もセンスがいいです。家具というよりは、民族系のオブジェとか雑貨を集めていらっしゃるのですが。子どもが興味を持つものがたくさん置いてあるので、ちょっとドキドキしちゃって子どもとは一緒に行けてないです(笑)。

園子:最近、高崎で月に4回くらいしかやらない「shiroyama」という店に行ったのですが、骨董の雑貨とかを販売していて、そこもすごく面白かったです。

智典:あとは食器だと、もともとBEAMSで沖縄の陶器のやちむんを扱っていたので、そこから日本各地の焼き物に興味が出てきて買っていました。最近は、Keicondoさんという方の作品が気に入ってよく買っています。アフリカにルーツがあってすごくかっこいい方で、独特な焼き物を作られるんです。

一番右にあるプレートがKeicondoさんの作品。

◎家自体・リノベーションについて

・住まいやインテリアにこだわり始めたきっかけ

智典:高校生の時に父が実家を建てることになったんです。その時に住宅の本をたくさん買ってきていて、本当に家を建てるような人が読む分厚い雑誌を読んだりしていました。そこからPenとかBRUTUSとか、おしゃれな雑誌があるというのを知って。洋服の雑誌ばっかり見ていたのが、インテリアや家の雑誌を見るようになり、徐々に家具やアートに興味を持ち始めた感じです。平屋の家を見るのがすごく好きで、いつかそんな家が作れたらいいなと思っていました。

園子:私は姉の影響で小学生の頃からとにかく幅広い雑誌を読んでいました。実家では姉もいたし狭いスペースで暮らしていたので、いつか自分の好きな家を買って素敵に住みたいという強い願望を持つようになって。中学生くらいの時から、自分の好きなものを切り抜いて雑誌のスクラップをしていたのですが、溜まっては捨ててというのを繰り返していて。最終的に行き着いた自分の好きな方向性はこの家に表れています。

・一番リノベーションでこだわったポイントは?

智典:リビングなのかなぁ。

園子:もともとリビングは2部屋に分かれていて、施工会社さんはそれを生かしたいとおっしゃっていたんです。でも、どうしてもリビングは開放的にしたくて。そこだけは譲れませんでした(笑)。キッチンはカウンターを斜めにしたのですが、その方が広く見えるとアイディアをいただきました。ありがたい意見でしたね。

智典:あとは床ですね。コーティングしていない無垢の木がいいと相談しました。使い込むと味が出てくるオーク材のものがいいなと。無垢にしなければ、その分キッチンにもっとお金をかけられますよと言われたのですが、それでもいいですと。

洗面所の床は幾何学模様のシートが貼ってあるのですが、これは前のオーナーさんが使っていたものをそのままにしています。今はもう手に入らないそうなので、できればこのまま残した方がいいとアドバイスをいただきまして。窓枠のサッシも今は手に入らないそうで。古いマンションなので結構そういうものがあるんですよね。

・家を買って、リノベーションしてよかったこと

智典:やっぱり家族がゆったり一緒に過ごせる空間ができたことが本当によかったと思います。それに、これだけ都心から離れていても、なんだかんだで人が遊びにきてくれるんです。

園子:人が増えてもみんなで集まれる空間にできたのはよかったですね。お互いの家族が来ることができる空間にもなりました。

《住まいについて》
間取り:2LDK
面積:82㎡
築年数:33年
リノベーションした場所:フルリノベーション

◎柴崎さんのご自宅は、「BEAMS AT HOME 2」でも見ることができます。

<<BEAMS infomation>>

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