私たちが持続的に、より豊かな社会や暮らしを実現するために必要なことって、なんでしょうか。その答えを、暮らしの分野で “サステナブル” を強力に推進しているイケアさんに教えていただきました。ミートボールから住宅まで、同社が推進する先進的な取り組みとは。

「サステナブル」に暮らしていこう。

中古物件をリノベーションして住み継ぐことを提案しているカウカモ、手に取りやすい価格帯で魅力的な商品を提案しているイケア。

いずれも "自分らしい暮らし" を実現できるサービスですが、実は両者が大切にしている考え方があります。それが今回取り上げる「サステナブル」というテーマ。

カウカモを利用して “自分らしい暮らし” を実現したみなさん。中古リノベーション住宅は、理想の住まいを叶えながらサステナブル社会の実現にも貢献できる選択だ

【イベント情報】
イケア家具で、理想の住まいをつくろう!
渋谷にて中古リノベの買い方セミナーを開催!


11月7日、家具の選び方から中古住宅の賢い買い方までが、まるっと知れるセミナーを開催します。当日はイケアのインテリアプランナーが、自分らしい住まいを叶える家具の選び方やお部屋の作り方もレクチャー。

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そもそも “サステナブル” って、なんだろう?

 最近、CMや企業広告などでも頻繁に目にするようになった「サステナブル」ということば。『環境を大切に』というイメージをお持ちの方は多いと思いますが、いったいどんな意味を持つのでしょうか?

このことばが世界的なムーブメントになった契機は、2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(= Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)というもの(下図)。SDGsは、2030年までに国連に加盟する193の国で『みんなで一緒に達成しよう!』と掲げられた様々な行動目標です。

SDGsでは、17の大きなゴールと169個に細分化された小目標が定められている
(出典:国連広報センター)

ポイントは、環境問題だけでなく貧困や飢餓、働きがいやジェンダー平等など、多岐にわたる人類の問題を国際協力のもとクリアしていくことが掲げられている点です。

サステナブルを直訳すると「維持可能な」「持ちこたえられる」といった意味ですが、昨今では人類を取り巻く様々な問題を解決しながら、いかに社会を持続的に発展させていくかを示すキーワードとして用いられているのです。

中古リノベーション住宅=サステナブル

さて、これまでの日本の住宅事情を振り返ると、あまりサステナブルとは言えない側面もありました。ビルや住宅を建て、古くなったら取り壊してまた建て直す “スクラップ・アンド・ビルド” が、多くの資源やエネルギーを消費してきたからです。

鉄筋コンクリートの建物を建て替えた場合とリノベーションした場合のCO2排出量比較 
(資料:リノベーション協議会)

しかし2016年、首都圏のマンション供給戸数では中古が新築を初めて上回るという大きな転換点を迎えました。中古住宅に新しい価値を付けて住み継いでいくリノベーションという暮らし方を選択する人が増え、今後ますます求められていくでしょう。

私たちカウカモが提供している中古×リノベーションのサービスは、既存の建物や設備を活かすことで環境負荷の抑止に大きく貢献できる選択肢のひとつなのです。

カウカモがプロデュースした築28年(2020年10月現在)のリノベーション済みマンション物件

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