「一点もの」の住まいに出会おう。
カウカモで、まさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、渋谷区は富ヶ谷に中古マンションを購入した女性のもとを訪れました。
《プロフィール》
名前：澤麻紀さん
年齢：44歳
職業：ITマーケター
趣味：編み物、植物
《この住まいについて》
場所：富ヶ谷
間取り：1SLDK
面積：48.27㎡
築年数：築49年（1970年築）
追加リノベ：あり（リノベ済みのものを購入後、風呂トイレ以外はほぼフルリノベ）
支払い額（以前の住まいと比べて）：１万円下がり、８㎡広くなった。
家を探し始めたきっかけ：賃貸は思い通りにいかないと思ったから / ローンを組む年齢を考えて
家探し期間： １年
内見数： 11軒
Q１：以前の住まいは？
以前は人形町にある、いわゆる大手デベロッパーが建てた分譲マンションに住んでいました。ペニンシュラキッチンが部屋の真ん中にあって、大きなお家と同じような設備がゴツゴツ付いているような。ただ、そのせいで部屋が狭く感じていたんですよね。私は昭和のような壁に向いているキッチンが好きだったので、この家では壁付けキッチンにしました。前の家とは広さが８㎡しか変わらないのですが、そうすることで空間にゆとりが生まれたので、もっと広く感じますね。
あと前は部屋が北西向きだったので、すごく暗かったんです。北をナメていたというか、こんな暗いんだ!?と。寒かったので冬の光熱費も半端じゃなかったです。
Q２：この街《富ヶ谷》にした理由は？
たまたまエージェントさんがこの物件を見つけてくれたんです。リノベ済みとして売りに出たばかりの物件で、「表層だけ変えればなんとかなるかもしれないし、一度見に行きませんか？」とご連絡いただいて。猫を飼う予定だったのですが、ペット可の思うような物件がなかなか見つからなくて。エージェントさんがかなり頑張って探してくれました。
初めは参宮橋で探していたのですが、住むことになった富ヶ谷の方が実はよく知っている街で。前の仕事の関係で昔近くをよく通っていました。通勤の利便性についても、私はほとんどオフィスに行かなくていい働き方をしていて考える必要がなかったので、好きな場所かどうかだけで選びました。
Q３：この家に決めた理由は？
入った瞬間、ここ買う！ って感じでしたね。
シンプルで余計なことがされていないし、リビングが広かったし、窓も明るくて使いやすい間取りだろうなと感じたので。前の家が暗かったので、家の明るさはよかったですね。お庭も気に入りました。
私は一階が苦じゃなかったのですが、意外とほかに見た一階の家は視線が気になったり、一階ってこんなかぁ……と思っていた中、この家は外を歩く人もほとんど気にならないような造りだったので、決めました。
Q４：《リノベーション済みの中古マンション》を買う以外の選択肢は検討した？
新築の選択はなかったです。でもここまで築古を買ってリノベーションしてというイメージはなくて、なんとなく、普通の中古マンションを買ってリフォームするくらいかな、と考えていました。
リノベーションでここまでできるという選択肢はカウカモで学びましたね。最初は自分の好みにリフォームしてあればいいと思っていたのですが、カウカモの物件を見ていると買うなら自分好みにしたいという欲が出てくるというか。結局、出来上がったものは最初イメージしていたものとは全く違うものになりました。
Q５：内装はどうやって決めていったの？
ほぼフルリノベをしたのですが、売るためにつるっと新しくしてくれていたので、トイレやお風呂はそのままにしました。スケルトンにしたら、もっと費用がかさんでしまっていたと思います。
全部出来上がっていたので、フローリングも上から貼ってもらっています。ただ、廊下が狭いのに扉が全部開き戸だったので引き戸にしてもらったり、洗面台やキッチンはまるっと変えたり。リビングは花柄のようなアクセントクロスだったのですが、それもないな……と思って壁紙もシンプルなものに変えたり。サッシはすでに二重にしてくれていたので、よかったです。
自分の希望は図面に全部書き込んでお渡ししたのですが、最初にこうしたいと思っていたままその通りほとんど再現できました。アドバイスをいただいた部分は調整しましたが、実現に向けてリノベ会社さんがとても頑張ってくれて。
テイストは、悩んで相談すると北欧寄りのイメージになりがちだったのですが、私はフランス人の実家のようにしたいというイメージがあって。おしゃれなパリのアパルトマンではなく、もうちょっと田舎の方というか。わからないって言われるのですが（笑）。オープンで棚にごちゃっとモノが乗っているような、生活感がある程度見えるのが好きなんです。
天井もラフだし、キッチンは黒いタイルにして、可愛らしさではなく全体に無骨な感じにして。でもそれだと男らしすぎてしまうので、ドアをペパーミントグリーンにして。もっとくすんでくるといい感じになるだろうなと思っています。あと天井ははじめ躯体現しにしようと思っていたのですが、思っていたよりも汚かったので白を塗るといいよとアドバイスをいただき、塗装することにしました。
リノベーションのイメージは、今まで見て来たものの蓄積でできていましたね。雑誌のインテリア特集が好きだったり、カウカモもたくさん見ていたので。
Q６：購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは？
出たばかりの物件だったので、とりあえず急ぎましょうということでトントンとローンの審査、面談と進み、大忙しでした。急に決まって動き出すとすごく忙しいんですよ。
そもそも、家を買うにあたって最初に不安だったことは、カウカモのエージェントさんに出会う前の不動産屋さんとのコミュニケーションでした。不動産屋さんに対して苦手意識があったのが一番のハードルだったんです。カウカモに出会ってからは、買う前の不安とかは特になかったです。実際購入した友人の話を聞いたりもしていたので、勇気付けられた部分はあります。
家を買うって、結婚して子どもができたりだとか、女性単身だったらバリキャリの人っていうイメージがあったので、私みたいな普通の人が果たして本当に家を買えるのだろうか？ という不安はありました。
Q７：カウカモで家を買ってみてどうだった？
楽しかったです！ まずお家探しがすごく楽しかったです。
当初は大手物件紹介サイトを見ていたのですが、問い合わせボタンを押すハードルがとても高くて。恐ろしい営業を受けるのではないかと思ってしまって（笑）。それで半年くらいくすぶっていたのですが、あるとき女性単身の友人から家を買ったという話を聞いて。会った日にちょうど契約でカウカモのオフィスに行くということだったので、ついていったんです。そこで初めてエージェントさんにお会いして、この人とだったらお家探しができるかも！ と。そこから始まりましたね。カウカモのスタッフの方は、普段接している人と同じようなタイプの人が多かったので、安心でした。
エージェントさんとのコミュニケーションの不安がなかったので、内見に行くのも楽しみでしたし、内見の帰りにエージェントさんとご飯食べながら作戦会議したりだとか、ストレスがなく楽しめました。周りのみんなにも薦めています。
お家も実際すごく住みやすくて、その後もカウカモをずっと見続けているのですが、同じ条件でよりよい物件は出てこないですね。
あと、家を買って本当にたくましくなりました。ローンの面談で銀行に行くと、何組か夫婦が来ていて、ひとりでいるのって私だけなんですよ。そういうのを見て、ローンくらいひとりで来いよ！と、だんだん強気になったりして（笑）。
お金のことも勉強になりましたね。母が亡くなったタイミングだったりもして、世の中ってすごく色々なことを知らないと生きていけないんだと思って。ベンチャー企業に勤めているから老後の不安もあって、それがきっかけでファイナンシャルプランナーの勉強も始めました。
Q８：この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしてることは？
全部好きなんだけどなぁー……。なんだろう？ 居場所としては庭が好きですけど、あまりリノベは関係がないですね（笑）。
家の中にいる時は、ほとんどダイニングにいます。インドア派なので、休みの日は編み物をしたり庭仕事をしたり。家で仕事をしているので、朝昼晩食事を作っています。
リノベに関して言うと、見た目のデザインだけでなく機能性も重視していて。例えば、部屋の雰囲気は損なわずに室内干しができるように、アイアンのハンガーパイプを付けてもらいました。便利で見た目も味わいがあって、とても気に入っています。家事や日常のちょっとした動作のハードルを下げる工夫もテーマのひとつだったので。
これからの楽しみは、来年の春に咲く花を冬の間に考えることですね。今はグリーンが多いので、いろんな季節に咲く花があると楽しいだろうなと。実のなる木を増やしたいです。
隣の家も緑がすごいんです。ツツジの季節に花がすごく綺麗だな〜と思っていたら、ボトボト落ちて来て（笑）。隣はおばあちゃんのひとり暮らしなのですが、そのことに気がついたらしくお詫びにと庭のバラを数本切って持って来てくれました。賃貸の時はご近所付き合いなんて全くなかったのですが、さすがに買うと挨拶したりして、コミュニケーションがあって楽しいです。
Q９：これから家探しをする人にアドバイスがあれば教えて！
家探しはあまり色々見すぎるとよくないと言われていたのですが、私は１年という結構な長時間をかけて探した方だと思います。最終的に決めたのは直感だし、決めてからのスピード感も大事だとは思いますが、探すのはゆっくりでもありかなと思います。でも、最終的に自分なりの探し方で最適解にたどり着いたと思っているので、色々な周りの言葉があっても自分らしく探せばいいのではないかなと思います。
カウカモがよかったのは、急かさないんですよね。期限を迫ったり脅しみたいなのがなく、ゆっくり考える時間をもらえました。そういうエージェントさんを見つけるのは結構重要なのではないかなと思います。大きな買い物なので、流されて買うと絶対に後悔すると思います。エージェント選びに気をつけましょう！ とアドバイスしたいですね。美容師さんと一緒かなと思います。やっぱり自分とセンスが似ている人の方がいいですよね。
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「THE JOURNEY」北参道 / 50.88㎡ ◁澤さんのご友人のエピソードはこちら
「今の自分と」麻布十番 / 42.17㎡
「こだわりを越えて」大崎 / 48.87㎡
「晴れやかピース」小石川 / 43.84㎡
「夜風に吹かれて」曙橋 / 40.58m²
「好きを信じて」神泉 / 45m²
「どこ住んでるの？ ー渋谷です！(笑)」渋谷 / 53㎡
「ほんわかふわり」祐天寺 / 37.60㎡
「ルーバルでホームパーティーを」中野 / 38.69㎡
撮影・文：廣川かりん／編集：國保まなみ
