カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、埼玉県志木市に建つマンションの一室をリノベーションしたファミリーのもとを訪ねました。
《プロフィール》
名前:Sさん(旦那さま) / Eさん(奥さま) / Mくん
年齢:32歳 / 29歳 / 1歳
職業:会社員(建設系)/ パート(事務系)
趣味:釣り、スキー / 料理、観葉植物
《この住まいについて》
場所:志木
間取り:4LDK+WIC+パントリー
面積:93.62m²
築年数:築16年(取材時)
工事内容:洋室2部屋、浴室以外をリノベーション
家を探し始めたきっかけ:今後の子育てを考えて
家探し期間:3ヶ月
内見数:3軒
Q1:以前の住まいは?
Sさん:葛飾区の「青砥」にある社宅に住んでいました。暮らしやすい家だったんですが、いつかは出なくてはならないので、早いうちにどこか落ち着ける環境に引っ越そうと思っていました。
実はもうひとり子どもが生まれる予定でして、ふたりには小さな頃からの友だちがずっといるようなコミュニティで育ってほしかったんです。
Eさん:物件購入のことを調べているうちに、自分たちの理想の家づくりができる「リノベーション」に魅力を感じて、知り合いの紹介で知ったカウカモの「個別相談」に参加してみることにしました。
ショールームでお話を伺ったんですが、ホームページで見た通りの素敵な空間でしたし、どれくらいの予算でどんなことができるのかイメージしやすくなって、リノベに踏み出すきっかけになりました。
Q2:この街《志木》にした理由は?
Eさん:親に子育てを助けてもらえるように、私の実家のある練馬区にアクセスしやすい街がよかったんです。
ただ、その中でどの街がいいかは全然分からなかったので、予算とマッチする場所がないかを担当の高橋さんに相談しました。
そこで候補に上がったのが西東京と東武東上線沿いで、まずはどの街が自分たちに合うか知るところから始めましょうという話になったんです。
Sさん:「田無」や「和光市」「朝霞」「新座」あたりを見たんですが、特に「志木」は川や緑があってのびのび過ごせそうな雰囲気が魅力的に感じました。
自分が田舎で育ってきたこともあって、子どもたちにも自然の中で生き物と触れ合う楽しさを知ってほしいなと。
Eさん:都心まで距離があると思ったけど、意外とアクセスも悪くないんです。東武東上線は、有楽町線や副都心線と直通運転をしているから、いろんな場所に行きやすくって。
この辺りは大規模マンションがいくつか建っていて、自分たちと同じくらいの子育て世代が多いことも安心できる要素でしたね。
Q3:この家に決めた理由は?
Sさん:まず広いこと。私たちは「70㎡以上」を条件にしていたんですが、ここは93㎡もある上にルーフバルコニー付きなのが決め手になりました。眺めもよくて、晴れた日には富士山や秩父の山々が見えるんですよ。
Eさん:私の前職がリフォーム関係だったので、物件を探しながらラフなリノベプランを自分で考えていたんですが、ここならやりたいことができそうだったのも大きいですね。
Q4:リノベーションでこだわったポイントは?
Eさん:そのやりたかったことというのが、土間と対面キッチン、小上がりを造ることなんです。
Sさん:土間は私の希望でして、釣りやスキーなどの道具を飾っています。今は私のワークスペース兼趣味部屋みたいになってますが(笑)、子どもが大きくなったら、おもちゃやクラブ活動の道具を置いたり、ライフスタイルの変化に合わせて使っていきたいですね。
Eさん:キッチンは料理が趣味の私がこだわりました。もともとは奥まった造りだったんですけど、料理をしながら子どもの様子が見えるように対面式に変えています。
二型なので収納がたっぷりありますし、腰壁を立ち上げて手元を隠せるようにしたので、部屋をスッキリ見せられるんです。
Eさん:あとは和室が欲しかったんですけど、造るなら小上がりと決めていました。建築用語で “ヌック” という「小ぢんまりした居心地のいい空間」を意味する言葉があるんですけど、そんなスペースを造れたらと思って。
今はオープンにしてリビングと一体で使っていますが、将来的には洋室2部屋を子供部屋にする予定なので、夜は引き戸で仕切って私たち夫婦の寝室として使おうと思っています。
Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?
Eさん:最初は戸建てとマンションで迷いました。でもセキュリティ面でマンションの方が安心できそうかなって。
中古を選んだのは、新築はどうしても価格が高いですし、リノベで自分たちのこだわりの空間をつくりたいという思いが強かったからですね。
Q6: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
Sさん:リノベが予算内に収まるかが不安でした。
Eさん:そうそう、最初は予算と理想に結構ギャップがあって……確か見積もりだと500万円くらいオーバーしちゃったかと思います。
もう少し手を加える予定だった洋室2部屋をクリーニングと壁紙の張り替えだけに留めたり、色々取捨選択しなきゃいけない場面は大変でしたね。
セールで半額以下になった材料を自分たちで探したり、工務店さんにも色々と知恵を絞っていただいて、チープに見えそうなところを目立たない造りにしてもらったりでなんとかなりました。
Q7:カウカモで家を買ってみてどうだった?
Sさん:人がよかった。それが一番ですね。対応がすごくスピーディで信頼できましたし、どんなスケジュール感で何をするべきなのかしっかりリードしてくれたので、流れるように契約までたどり着けました。
Eさん:残地物の撤去なんかの交渉ごとも、こちらの希望が通るようにがんばっていただいて助かりました。私も関わる方みなさんが丁寧でいい人だった印象です。
リノベの面でも、私たちに合った工務店さんを紹介いただけましたし、サービスとして言うことなしです!
Q8:この家のお気に入りの場所は?
Eさん:キッチンが一番ですかね。
Sさん:私もそうですね。職業柄もあってか、金ゴテで仕上げた腰壁の質感が好きなんです。キッチンと和室が壁をくり抜いたように綺麗に並んでいる感じもまたよくって。
Eさん:いろんな居場所をつくれたのもよかったです。子どもがリビングで遊んでいるのを見ながら和室でストレッチをしたり、おのおのが好きなように過ごしながらも一緒にいる感覚が心地よくて。
Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば
Sさん:予算感とやりたいことの優先順位を最初に固めることですかね。
私たちの場合は、以前にファイナンシャルプランナーの方と相談する機会があって、社宅を出て今家を買うべきなのかの判断がついていたのと、かけられる費用がバチっと決まっていたのがよかったんだと思います。
Eさん:家探しもリノベも思っていた以上に体力とスピード勝負。諦めるべきことを整理した状態で臨むと、迷って余計な体力を使わずに済むと思います!
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担当エージェント:高橋 佑唯 / 取材・文・撮影:本多 隼人