「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。

今回はカウカモのリノベーションチームで働く山中 優が、自らの設計でフルリノベーションした住まいを訪ねました。


《プロフィール》
名前:山中 優 / Yさん
年齢:おふたりとも30代
職業:カウカモ リノベーションチーム / 会社員(IT系)
趣味:音楽・ライブ鑑賞 / ゲーム、読書

《この住まいについて》
場所:生田
間取り:2LDK+WIC
面積:55.1m²
築年数:築26年(取材時)
工事内容:フルリノベーション
支払い額(以前と比べて):広さは約1.2倍になり、支払い額は6万円ほどアップ

家を探し始めたきっかけ:通勤時間を短縮したくて
家探し期間:5ヶ月
内見数:4軒

Q1:以前の住まいは?

山中:千葉県の「松戸」付近にふたりで住んでいました。団地をリノベした物件で、内装がすごくかわいい家だったんです。

家賃もすっごく安くて引っ越すのは名残惜しかったんですけど、仕事場が「松戸」から「中目黒」や「自由が丘」に変わって、どうしても通勤が大変で……

Yさん:電車からバスに乗り継がないといけない立地だったのもキツかったよね。とにかく妻の会社へのアクセスを少しでも良くしたくて家探しを始めたんです。

Q2:この街《生田》にした理由は?

Yさん:「通勤40分圏内」を条件に探してたどり着きました。

山中:最初は田園都市線や横浜線沿いを見ていて、「長津田」や「菊名」まで行ったこともあったよね。

Yさん:そうそう、僕たちふたりとも田舎出身だから、東京とか神奈川のことって全然知らなくって。幅広く色んな街を知ることから始めました。

駅前の雰囲気を見たり、住宅街の方まで歩いてみたり。内見は4軒だけですけど、訪れた街はいくつあるかわかりませんね。

夜飲みに行けるお店はあるかとか、マンションまでの道の雰囲気とか、色々加味した上でいい物件を見つけられたのが「生田」だったんです。

Q3:この家に決めた理由は?

山中:今話した「立地」に加えて、「ペット可」「予算」の条件をクリアしたからです。

最初は広さ重視で『60㎡以上はないと!』って頭でずっと探していたんですけど、なかなかいい物件が見つからなくて、ちょっと条件を緩めた途端にここが出てきたんです。

Yさん:ルーフバルコニーがすごく広くて、しっかりリノベまでできそうな価格帯だから、多少の狭さはプラン次第でなんとかできそうって話をしてました。内見前から5パターンくらいリノベの案を考えてたよね?

山中:そうそう、ある程度ここならいけそうって確信を持って内見したので、帰りがけにすぐ買付申込書を書けました(笑)。街の感じも気に入りましたし、グリーンビューも気持ち良かったので間違いないなと。

なんと窓の外には約40㎡ものルーフバルコニーが。

Q4:リノベーションでこだわったポイントは?

山中:3LDKで細切れになっていた間取りを、三面開口を活かした見通しのよい造りに変えたことです。

55㎡で2LDKだと、LDK部分は大体12帖(およそ19㎡)くらいが一般的なんですけど、廊下をなくしたことで、約16帖(およそ25㎡)の広々した空間をつくれました。

キッチン周りの壁は構造上壊せないため、リビングとダイニングをキッチンの左右に配置した。

山中:内装の素材選びにもこだわりましたね。自分でリノベするならパーケットフローリングにしたいという憧れがずっとあって、その雰囲気にマッチするようなものをあれこれ悩みながら選んでいきました。

金具を真鍮で統一したり、自分のイメージに合う柄のタイルを探したり、挙げていくとキリがないですが、私好みのかわいいテイストに仕上がったかな(笑)

Yさん:あとは小上がりですかね。リノベの内容はほとんど妻におまかせだったんですけど、収納スペースだけはある程度確保しておきたくて、僕から要望を出しました。

山中:最初は玄関土間をルーフバルコニーの方まで広げようか、みたいな話もしていたんですけど、収納を増やすなら同僚の後藤さんちにある、縁側みたいな小上がりを造りたいなと。

うちみたいに窓が多くて棚を置きづらい物件は、小上がり収納がおすすめですよ。

>>山中邸の詳細なリノベ内容はこちらで解説!

小上がりの下部は引き出しになっている。

Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?

山中:候補にあがっていた物件で、個人の売主さんがこだわりのリノベをされたお家が「鴨居」にあって、そこだったら何もせずそのまま住もうかって話もしていました。

Yさん:カウカモの物件記事にもなっていたすごくいい物件で。今思えばそっちを選んでいたとしても、なんだかんだ少しは手を加えた気もしますね。

山中:確かに……最初から100点満点な物件はなかなかないんですよね。予算に合わせつつ、棚を増やしたり、室内窓をつけたり、何かしらはリノベしたかなと思います。

Q6: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?

Yさん:これはお金のことですね。ペアローンを検討していたんですけど、審査に引っかかってしまって……結局単独に切り替えることで解決したんですが、もう少し価格の高い物件に申し込んでいたらそこは諦めざるを得なかったですね。

最悪片方が払えなくなってもちゃんと返済できる範囲で予算を組んでいてよかったです。

Q7:家を買ってみてどうだった?

山中:毎朝起きて『この部屋かわいい〜』って気分に浸れるのが嬉しいですね。自分の好きなものたちに囲まれて暮らすのって全然気分が違います。

賃貸の時はなかなか家具にこだわろうって思えなかったんですけど、ここに来てからは前から気になっていたヴィンテージの椅子を買ったり、インテリア選びが楽しくなりました。

Q8:この家のお気に入りの場所は?

山中:私はキッチンとダイニングかな。前の家ではソファに座ってご飯を食べてたんですけど、ちゃんとしたダイニングセットを置けたのが嬉しくって。

Yさん:ふたりとも晩酌好きだからこういう空間が充実したのはよかったです。DIYでつくったカウンターのおかげで料理も圧倒的にしやすくなりました。つくるのは結構大変だったんですけど(笑)

カウンターは、コストカットのためDIYで制作したそう。

Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば

Yさん:「実際に足を運ぶこと」が超大事ですね。街の雰囲気重視の方は特に!

一番いいのは夜と昼どちらの様子も見ること。今になって思うと、“真昼間の生田” だけ見ていたら、もしかしたらこの物件を選ばなかったかもしれない……

山中:リノベーションに関しては変数がとっても多いので、まずはひとつ主役を決めるのがおすすめです。うちの場合は、ホワイトオークのパーケットフローリングを主役にして、内装を順々に決めていきました。

まずはSNS等でお気に入りの事例写真を集めると、イメージが湧いてきやすいと思います。自分がどんなテイストが好きなのかもだんだん見えてくるはず!

ちなみにカウカモでは、リノベーションのパッケージ商品をご用意しているので、どんなリノベーションをしようか迷ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね!

>>あなたもカウカモで “1点もの” の住まいを探してみませんか?

>>cowcamo graph《カウカモグラフ》のほかのストーリーもcheckしてみよう