「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、お気に入りの街でふたり好みの空間をフルリノベーションで手に入れたご夫婦の住まいを訪ねました。
《プロフィール》
名前:ダイスケさん / チヒロさん
年齢:30代 / 30代
職業:会社員(メーカー)/ 会社員(IT系)
趣味:キャンプ、ゴルフ
《この住まいについて》
場所:清澄白河
間取り:1LDK
面積:58.32m²
築年数:築39年(取材時)
工事内容:フルリノベーション
支払い額(以前と比べて):広さは1.5倍になり、支払い額はほぼ変わらず
家を探し始めたきっかけ:収納不足、住み心地のいい街を求めて
家探し期間:3ヶ月
内見数:10軒
Q1:以前の住まいは?
ダイスケさん:コンクリート打放しのモダンなデザイナーズマンションでした。内装はかっこよかったんですけど、僕らはとにかくものが多いので、収納が足りず困っていて。キャンプグッズは本当に置く場所がなかったですね。
チヒロさん:ふたりとも上京したばかりで土地勘がなかったので、とりあえず彼の職場に近い「武蔵小杉」のはずれに住んでいました。近場でランチに行きたいお店も見つからなくて、次は自分の趣味に合うエリアに住みたいなって。
Q2:この街《清澄白河》にした理由は?
ダイスケさん:古い文化と新しい文化が融合しているような街が好きなんです。このあたりでコーヒーが有名なのは、昔からある材木倉庫が焙煎所として転用され始めたのがきっかけなんですよ。そういう背景があるところが『いいな』って。
チヒロさん:前の家に近い「自由が丘」も見に行ったら、おしゃれなんだけど私たちには合わなそうという印象で……彼が『蔵前とか隅田川近くのエリアがアツいらしいよ』って話を聞きつけてきて、いざ行ってみたら気に入りました。
Q3:この家に決めた理由は?
チヒロさん:ここはほぼ真四角の間取りなので、理想としていた “リビングが広い1LDK” が実現しやすかったんです。
あと、中古マンション自体に抵抗はないんですけど、他の物件は共用部がじめっとして暗いところが多くて……ここは古さをデメリットに感じない点でもよかったんです。
ダイスケさん:近くに「木場公園」があるのもめちゃくちゃ魅力的だなと。公園には「東京都現代美術館」もあって、“感度の高い” 環境で暮らせることにも惹かれました。
Q4:リノベーションでこだわったポイントは?
ダイスケさん:まずリビングを広くとることですね。あとは、玄関に広い土間と寝室に壁一面のクローゼットを造って、“見せる収納” を意識しています。
インダストリアルな雰囲気が好きで、コンクリートを躯体現しにしたり、素材としてステンレスを使いました。
チヒロさん:私のこだわりで、水回りからリビングまでぐるっと回遊できる間取りにしました。寝室とお風呂は、海外のホテルみたいにひと続きになっているんですよ。
Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?
ダイスケさん:最初はリノベ済みの物件を見ていました。でも理想としていた “リビングが広い1LDK” がなかなか見つからず、『それならばフルリノベはどうですか』とエージェントの小田切さんに提案いただいたんです。
Q6: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
チヒロさん:数年後に住み替えを考えているので、『売れるのかな』という不安はありました。
ダイスケさん:当初は攻めた間取りは売れにくいと思っていたのですが、小田切さんに『こういうテイストを好むターゲットはきっといるから、大丈夫です!』と後押ししていただいて。僕らの感覚にマッチする人に売れさえすればいいと、自信を持って進められました。
Q7:カウカモで家を買ってみてどうだった?
ダイスケさん:正直、一般的な不動産会社にはあんまりいいイメージがなかったのですが、カウカモは変に営業をかけられず安心できました。
購入後のリノベーションもサポートいただけましたし、いざ住み替えようと思ったらカウカモで売りに出せるのも嬉しいポイントですね。
Q8:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしていることは?
ダイスケさん:リビングですね。ここのソファに座って過ごすとリラックスできます。前から持っていたお気に入りの赤いラグが空間のアクセントとして効いたのも嬉しいですね。
チヒロさん:わたしもリビングです。正直ここって日当たりはあんまりなんですよね。でも、それが逆に落ち着くというか。明るすぎると眩しいし、外から見られてる気がしてしまうので(笑)、ここは大丈夫かなって。
ダイスケさん:これからは周辺の散策を楽しみたいです。近所においしいお店がたくさんあるので食べ尽くしたいなと。
チヒロさん:友人たちをここに招いてご飯を食べるのも楽しみです。
Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば
ダイスケさん:“終の住処” と思うと決めづらいですが、もうそういう時代ではないのかなと。自分たちも住み替えを考えてますし、リノベしてみて分かったこともたくさんあるんです。
チヒロさん:一回リノベを経験すると、次も絶対やりたくなるし、もっといい感じにできるって自信も付きます。もう少し濃い色の内装にしてもよかったとか、やりたいことがたくさん出てきてしまって。
ダイスケさん:うまくいけば、あと2回ぐらいしたいですね(笑)
担当エージェント:小田切 咲樹 / 撮影・取材:沢崎 友希 / 編集:本多 隼人