「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、フルリノベーションでパーツ一点一点までこだわり抜いた住まいを作り上げた、Akiさんの住まいを訪ねました。
《プロフィール》
名前:Akiさん
年齢:40代
職業:会社員(IT系)
趣味:写真、料理、カフェ巡り
《この住まいについて》
場所:松陰神社前
間取り:ワンルーム
面積:57.68㎡
築年数:築36年(取材時)
工事内容:未内装の中古物件を購入してフルリノベーション
家を探し始めたきっかけ: 中古物件を購入した友人に触発されて
家探し期間:約1ヶ月
内見数:3軒
Q1:以前の住まいは?
メゾネットタイプの賃貸マンションに住んでいました。あるとき友人が中古物件を買うというので内見に付いて行ったら、自分も家を買いたくなったのが購入のきっかけです。
Q2:この街《松陰神社前》にした理由は?
以前は用賀に住んでいたので、世田谷区の近辺で50〜60㎡くらいの広さの物件を探していました。数件内見をしたんですが、車の音が結構聞こえたりしたので、選ぶなら静かな場所がいいなと思いました。
この街はいいカフェが多くて元々好きでしたし、バスルートが豊富でとても便利。住むのにはとてもいい場所です。
Q3:この家にした理由は?
フルリノベを前提にしていたので、内装や設備の古さは気にしていませんでしたね。この部屋は解体すれば空間を広く取れたし、天井高も十分でした。なにより、窓から富士山が見えるくらい景色がいいことを気に入って、迷わず決めました。
Q4:リノベーションでこだわったポイントは?
以前しばらく暮らしていたシドニーでおしゃれなカフェや住宅をたくさん見てきましたので、そんな住まいで暮らしたい、という思いがありました。
海外で「スタジオアパートメント」と呼ばれている広いワンルームタイプを実現したくて、リノベを依頼した「向坂建築設計事務所」さんにピンタレストの写真をたくさん見せて『こんなイメージで』とお願いしました。
大胆な間取りからスタンダードなものまで4〜5案ご提案いただいて、その中からウォークスルークロゼットからも水まわりにアクセスできる、回遊性のあるプランを選びました。
内装のテイストはすごく迷ったんですが、シンプルモダンな北欧系にしました。造作した部分はもちろん、キッチン引き出しの取手など部材ひとつひとつまで悩み抜いて選びましたね。トイレと一体のお風呂も特にこだわった部分です。
Q4:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?
新築には私がイメージしていた海外の住宅のような雰囲気の物件がないので、考えませんでした。
最初は中古を買ってリノベーションをするか、すでにリノベされた物件を買うかの二択だったんですが、すごく綺麗にリノベされた物件を内見したら、自分でもフルリノベをしたくなっちゃいました(笑)
Q5:購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
仕様を決めるときは小さなサンプルで判断しなきゃいけないので、完成したらどのようになるか想像が付かず、それが一番大きな不安でした。
いちばん頭を悩ませたのは、各部の色使いです。白系のシンプルな内装がテーマですが、白すぎると病院のようになってしまいます。なのでキッチン本体を薄いグレーにして、それに合うようにシンク側の人造大理石の天板をベージュ系にしたりと、少し色を足しています。
Q6:カウカモで家を買ってみてどうだった?
事前にカウカモマガジンの記事を読んでリノベのイメージを膨らませていましたし、物件探しではエージェントさんが私の希望や質問にていねいに答えて下さっていたので、あまり不安はありませんでした。
むしろ、理想の住まいを実現するために、一緒に夢を追ってくれているような楽しい時間でしたね(笑)
Q7:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしてることは?
休日は日差しがよく入るソファでのんびりと過ごしていることが多いです。ベッドサイドの照明はいいものがないか探していて、そのうち変えようと思っています。
あと、白系の内装にしたので、グリーンやお花がよく映えるのも気に入っています。この家に住んでから、週イチでお花屋さんで花を買うようになりました。
Q8:これから家探しをする人にアドバイスがあれば教えて!
デザインにこだわる性格なので、フルリノベをして本当によかったと思っています。でも一番大事なのは、立地や街の雰囲気といった部分だと思います。家の中身はリノベで変えることができますが、立地や街は変えられないですから。
この街はカフェや商店街がある落ち着いた住宅街ですし、三軒茶屋も徒歩圏内なのですごく便利で気に入っています。自分の好きな街の雰囲気って大事だなって思います。
担当エージェント:鈴垣 優 / 撮影・取材:沢崎 友希 / 編集:中山 宇宴