「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、念願のフルリノベを行い、お互いの理想が詰まった回遊性のある空間を造り上げたご夫婦の住まいを訪ねました。
《プロフィール》
名前:ゆうじさん / みさきさん
年齢:30代前半
職業:会社員(IT系)
趣味:キャンプ、スノーボード、野球
《この住まいについて》
場所:川口市
間取り:1LDK
面積:66m²
築年数:築23年(取材時)
工事内容:フルリノベーション
支払い額(以前と比べて):広さは2倍になり、支払い額は3万円ほどアップ
家を探し始めたきっかけ:コロナ禍を受けてお互いリモートワークとなり、家が窮屈に感じたため
家探し期間:6ヶ月
内見数:10軒
Q1:以前の住まいは?
ゆうじさん:以前の住まいは結婚のタイミングで借りたところで、正直寝られればいいと思って決めたので狭かったんです。それがコロナ禍でリモートワークになり、お互いの仕事柄会議があることも多く、声が被ってしまうのが悩みで。
みさきさん:それに家にいる時間が長くなって、空間の狭さと日当たりの悪さが気になりだしてしまって……。しばらくこの状況は続きそうだし、それなら新しい家を探そうかと。
Q2:この街《川口市》にした理由は?
ゆうじさん:2点あって、ひとつは妻の実家がこのあたりだったこと。もうひとつが、物件価格の相場を見ると、都心から荒川を越えた途端にぐっと金額が下がることだったんですよね。予算を考えてもこのあたりが現実的だなと思い、川口エリアで探すことにしました。
Q3:この家に決めた理由は?
みさきさん:まず「駅から徒歩5分圏内」であることです。ふたりとも実家が持ち家なので、将来売りに出す際の価値を考えると駅近は重要だなって。
ゆうじさん:あと、ここは同じ駅近物件のなかでも眺望に抜けがあったんです。駅周辺は背の高い建物が多いので、珍しいなと感じて。
Q4:リノベーションでこだわったポイントは?
ゆうじさん:特に大きな理由があったわけではないんですけど、以前からリノベーションの雑誌を読んで憧れていた回遊性のある間取りにしました。
ぐるっと一周できるつくりにして、ワークスペースはリビングと対角に配置しました。クリアガラスのドアで仕切ることで、音を遮断しつつも外と繋がりのある場所をつくれたと思います。
みさきさん:あとは私が以前から広い玄関土間に憧れていたので、それも設計の方にお願いしましたね。
Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?
みさきさん:私は最初新築派で、このあたりに建っているタワーマンションも綺麗だしいいじゃんと思っていたんです。リノベ済みの物件も同時並行で見ていたけど、リノベ費用込みで考えると新築を買うのとさほど金額は変わらないし、それなら新築じゃない? って。
でも、カウカモさんで初めて未改装の物件を紹介してもらったときに、例えばこういうリノベーションができますよと完成イメージを見せていただいて。
『リノベーションって言っても、そこまでおしゃれにならないでしょ』という先入観が『あ、ここまでできるんだ!』とガラッと覆されたのが大きかったです。
ゆうじさん:たしかに最初は意見が割れてたけど、完成イメージを見て具体的に妄想できたことで『リノベっていいかも』と前向きになれたよね。
私自身としては、設計をお願いしたブルースタジオさんが新聞でお持ちの連載を以前から読んでいたので、家を買うならフルリノベをしてみたいという思いがずっとあったんですけどね(笑)。
Q6: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
みさきさん:本当はもう少しだけ広いところがよくて、今この物件に手を挙げるのか、はたまた新しい物件との出逢いを待つのか。正直すごく悩みました。
ただ、購入前にファイナンシャルプランナーの方から返済計画について問題ないと言ってもらえたこともあり、これから先運命的な物件が出てくるかなんて分からないし、これもご縁だと思って決めたんです。
Q7:カウカモで家を買ってみてどうだった?
ゆうじさん:ちょうどエージェントの丹治(たんじ)さんが同世代だったこともあって、すごく話しやすかったんです。もともとカウカモさんには物腰の柔らかいイメージがあったんですけど、丹治さんはお話するなかでも特にそういった印象を受けましたね。
みさきさん:関係性ができてないと話しづらいような小さな悩みも、なんでも聞きやすい雰囲気を作ってくれました。だからこそ不安なく契約日を迎えられましたし、こちらのモヤモヤに対して時間を取って相談に乗ってくださり、丁寧に話を前に進めてもらえたなと感じています。
Q8:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしていることは?
ゆうじさん:私はキッチンですね。日常的に料理をするので、オールステンレスがよくて。コンロを家庭用の一番火力が強いやつにしたので、料理作りに精が出ます(笑)
Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば
みさきさん:みんなフルリノベすればいいのになって思います。私たちはすでに『もう一回やりたいね!』って話していて(笑) やっぱり自分たちが実現したいことを形にできるので、こうして住んでみて、暮らしがより豊かになったなと実感しています。
ゆうじさん:ただ、もしフルリノベをするなら “どういう暮らしをしたいのか”、“どういう部屋にしたいのか”、そのイメージをある程度しっかり持っておくことは大切だなと思いました。
決めなきゃいけないことが想像以上に多いので妥協しがちなんですけど、妥協ポイントは後悔ポイントになるので、考え抜くことは必要だなと思います。
みさきさん:私たちは設計の方に『ざっくりしたイメージはこうで、ディティールは分からないのでどんどん提案してほしいです』と伝えていました。そのやり方なら、私たちはいただいた案から選ぶことに集中すればよかったので、想像していたよりはスムーズに進められたと思います。
フルリノベに対してハードルが高いと感じる方も、私たちのようなやり方もあるのでぜひ挑戦してみてほしいです。
担当エージェント:丹治 翔太 /撮影・取材:沢崎 友希/編集:清水 駿