中古マンションを購入し、楽しくリノベ暮らしをしているお宅へ訪問インタビューさせていただく「リノベ暮らしの先輩に聞く!」。
今回は、cowcamo(カウカモ)を通して現在築35年の中古マンションを購入しフルリノベーションをされた、渋谷区在住のTさん(IT企業役員/31歳)のご自宅を訪ねました。


Tさんの住むエリアは、海外の方も多く住む、都内でも屈指の高級住宅地。徒歩圏内に商業施設がありながらも、公園なども点在する落ち着いたエリアです。そんな抜群の住環境に立つヴィンテージマンションの1室を、Tさんは購入しフルリノベーションしました。

シェアハウスを卒業。オトナのひとり暮らしが始まる

ほんの少し前まで友人たちと一軒家をシェアして暮らしていたというTさん。長く、楽しく続けてきた友人たちとの暮らしでしたが、それぞれに環境の変化が訪れました。そこで、ひとり暮らしをするために、マンションを購入することにしたといいます。

Tさん:前々から自分の家を持つならリノベーションをしてみたいと思っていました。間取りやデザインも自分の好きなように決められるのは魅力的ですよね。だから、最初から中古物件を探すことにしたんです。だって、ガッツリとリノベーションしたいと思っているのに、築浅の物件はもったいないでしょう? 

物件探しは以前からよく見ていたというcowcamoで。勤務先へのアクセスがよく、馴染み深いエリアに的を絞って物件を探しました。

Tさん:条件は広さが70㎡以上で、窓からの眺めが良いこと。友人や会社の仲間を招いて、自宅で飲んだり、食事をしたりすることが多いので、ひとり暮らしでもある程度の広さはマストでした。みんなで楽しく集まれるような家にしたいと思っていました。

テーマは「仲間と集うブルックリン」

物件探しを開始して半年。なかなか納得のいく物件を見つけられずにいたTさんでしたが、ついに現在の住まいと出会います。マンションの最上階でルーフバルコニー付きのため、眺望は文句無し、そして広さはなんと114㎡! 周辺の住環境も良く、それはまさに求めていたとおりの物件だったそうです。

ルーフバルコニーだけで65㎡もあるとか! 天気のいい日は気持ちが良さそう。

Tさん:バルコニーが広いでしょう? これだけ広いと友人たちがたくさん来ても大丈夫(笑)。最初からフルリノベーションをするつもりでいたので、古さは気にしませんでした。それよりもマンションの管理状態が良いかどうかのほうが僕にとっては大事でしたね。

プライベートでニューヨークを旅行し、現地のコワーキングスペースなどの雰囲気を気に入っていたというTさん。cowcamoリノベーションコーディネートのもと、フルリノベーションをするにあたり、デザイナーさんには、鉄やレンガ、古材などを取り入れたブルックリン調のスタイルを希望しました。

間取りはもともと4LDKだったものを、広々としたリビングを確保できるように1LDKに大改装。水回りの場所も、トイレ以外はすべて動かしました。

デザイン面では廊下部分とキッチンとをつなぐ壁周りには本物のレンガを惜しみなく使用。このレンガが非常に存在感を放ち、家の顔とも言える重要なディテールとなっています。室内の床の半分は、無垢のチーク材でヘリンボーン貼りに。素材を贅沢に使い、デザインにこだわることで、ブルックリンスタイルをとことん追求しました。

玄関を入るとすぐに見えるレンガは抜群の存在感あり! レンガに囲まれたスペースの中にはキッチンがあります。

キッチンには黒いフレームの内窓や鉄扉を取り入れ、無骨な雰囲気に。

キッチン内の壁には「サブウェイタイル」を施しました。コの字型のレイアウトは使い勝手もよく、ゲストが多く訪れても十分に対応ができます。

Tさん:特にキッチンは、コックピットのような雰囲気で気に入っています。収納もたくさん設けたので、スッキリとした状態を保つことができます。

僕と友人たちは、外で会うことよりも誰かの家に集まることが多いんですよね。集まる時間も遅いし、かなりの大人数なのでお店を予約するのもひと苦労。だから、自然と誰かの家に・・・ってなる。普段ひとりのときはほとんど料理をしないんですが、友人たちを招くときはみんなでおいしいものをつくって食べたいじゃないですか。それで、キッチンはできるだけ広くしたかったんです。

また、キッチンを境に、リビングから書斎スペースは木材を生かしたウッディな空間に。天井や壁の一部には古材を割いて貼り、床は幅広の無垢材を敷き詰めました。造作した本棚にもふんだんに木材を使っています。

とても広々とした造りのリビングダイニング。

造作した本棚の横にはブラックボードも。

Tさん:リビングの横に小上がりをつくってもらいました。このスペースがあるおかげで、友人たちが遊びに来たときのソファ代わりになりますし、寝転ぶこともできるから重宝しているんです。

小上がりの下には収納スペースが。中には友人が遊びに来た時に床に敷く用のたくさんのクッションが入っている。

大事にしたかった “遊ぶ” という感覚

一方、浴室、洗面スペース、寝室などのプライベートゾーンは楽しい色使いが印象的で、どちらかというとあたたかみのある雰囲気に仕上がっています。

Tさん:デザイナーさんと話をしていたときに、空間が広いので変化があったほうがおもしろいという話になり、ゾーンで雰囲気をわけてもらいました。リビングスペースとプライベートスペースでは全然イメージが違うので、常に新鮮な気分でいられそうです。

アースカラーでペイントした洗面スペース。白い扉の向こうが脱衣所&バスルーム。

左:バスルームは、光が降り注ぐ開放的な空間。居心地が良すぎて、ついつい長風呂をしてしまいそう。右:ちなみに、玄関を入って左手がリビングスペース、突き当たりと右手がプライベートスペースに分かれている。

玄関を入って右手すぐには、寝室とウォークインクローゼット。ナチュラルなテイストにまとめられた寝室は天井がR型で、程よい“こもり感” がある。

Tさんのお宅を拝見していると、ドアノブや蛇口、タイル、照明など、細部にまでこだわってつくったということが感じ取れます。

左:玄関横の分電盤カバーも部屋の雰囲気に合わせて造作し、無骨な雰囲気に。右:リビングの照明やベッドサイドランプなども、ひとつずつこだわって選んだ。

また、部屋のあちらこちらに飾られているのがアート。それらはカラフルな色使いや動物をモチーフにした作品が多く、アート作品が好きなTさんが直感で気に入ったものをひとつひとつそろえたものだそうです。

トイレの中をはじめ、部屋のいたるところに色鮮やかなアート作品があり、遊び心満載。

Tさん:いつか自分の家を持ったら、「遊ぶ感覚」のある家にしたいと思っていました。そういう意味でも、パーツや素材はちょっとおもしろみのある、ユニークなものを使いたかったし、アート作品も欠かせないんです。

リノベーションは何もない状態から、小さいパーツまですべてを自分で全部決めてないといけないので、正直大変なところもあります(笑)。でも、本当に楽しかった。

こだわってつくるぶん、家を好きになるし、大事にしようという気持ちになると思いますよ。ずっとこの家に住み続けるかどうかはわからないけど、気持ちのいい状態を維持しながら大切にしていきたいと思っています。

リノベーションでは注文住宅と同じように、自分のこだわりや好みを最大限に詰め込むことができます。エリア、予算、広さなどの条件がクリアできれば、中身は自由に変えられることがほとんどです。ライフスタイルや嗜好に合った家が、リノベーションなら都心でも手に入れることができそうですね。

ーーーーー物件概要ーーーーー 

〈所在地〉東京都渋谷区
〈居住者構成〉男性単身
〈面積〉114,08㎡+ルーフバルコニー(65,17㎡)
〈築年〉築35年
〈仲介・リノベーションコーディネート〉cowcamo
〈設計〉福永裕美


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