【14:30】“涼” を感じに。
銀座線で、いや東京で一番浴衣が似合う街!?
さて、銀座を後にした私たちがやってきたのは、ズバリ「日本橋」です!
本当は私、「青山一丁目」担当だったのですが、銀座線行脚の旅でやっぱり “京橋・日本橋・三越前エリア” を外すわけにはいかないよね! ということで、急遽降り立つことに。
まずは、日本橋と言ったらここは絶対外せない! この街のシンボル「日本橋」へ参ります。
今から遡ること400年以上も前に、木造の太鼓橋として架けられた「日本橋」。江戸幕府開府と共に完成し、翌1604年には五街道の起点として定められたことで、商業・文化・金融の中心地としてどんどん栄えていったそう。
ちなみに、今の石像アーチ型の日本橋は1911年(明治44年)に完成したもので、「ここから羽ばたく」という意味を込め、橋の中央に大きな翼を持った麒麟の像が設置されているのだとか。
また、現在の日本橋が架橋百周年を迎えた2011年には、橋のたもとに「日本橋船着場」が完成。そこから日本橋周遊クルーズが楽しめるそうですよ。私も一度体験してみたいなあ〜。
......と、ついつい学びの時間になってしまいましたが(笑)、今回は、“涼” を感じに日本橋に降り立ったのでした。橋を渡り、「日本橋三越本店」を眺めながら目的地へ向かいます!
大きな提灯が飾られ、趣ある仲通り(コレド室町1・2の間)を通って、
今回の目的地である、福徳神社へ到着!
このエリア一帯で開催されている、夏の恒例イベント「ECO EDO 日本橋」に遊びに来てみたのでした。江戸時代に日本橋で育まれた “涼” をとる生活の知恵や工夫が現代流にアレンジされたイベントだそうですよ◎
私たちは、その中のひとつ「森の風鈴小径」へ。
出迎えてくれたのは、約200個の江戸風鈴。この、夏の暑さを忘れる涼やかな音、癒されますなあ〜〜。
また、ここは徳川家康もお参りしたと言われる神社。私たちももちろんしっかりとお参りを。
カウカモ編集長ayakoさん、「これからも編集部みんな仲よく、良いサービスを世の中に届けられますように」とお願いしていました。
というわけで、江戸時代からの長〜い歴史があるからこそ、銀座線で、いや東京で一番浴衣が似合う街、な日本橋なのでした。
さて、ここでコンテンツディレクターのyukachが合流! 続いての行き先は?
【15:30】熱湯でさらに汗だく。
夏の風物詩、風鈴の音色に癒された後、自由奔放な編集部メンバーはデザート組と銭湯組に分かれて行動。
デザート組は、女性陣を中心にyukachが担当。むさ苦しい男性陣を連れて銭湯組をリードするのは、毎度お馴染みのnaomichiです(前回の忘年会も銭湯を担当)。
銀座線に乗車し銭湯組が向かったのは、3駅先の「上野広小路」。地上に上がると、そこには巨大な商業施設が現れます。
元々は「松坂屋上野店」の南館があり、御徒町エリアの再開発で2017年に「上野フロンティアタワー」として建替えられました。当時、南館には大きなフードコートがあり、屋上には小さな遊園地がありました。ファミリーで賑わっていましたが、それはもう20数年も前の話。いまは、老若男女が楽しめる複合施設に生まれ変わったんですね。
パチ屋帰りの祖父の煙たい車に乗せられ、屋上遊園地で金魚掬いをしたのが懐かしい。建物は違えど、同じ場所から建物を見上げると思い出が蘇り、ノスタルジーに浸る自分がいました。
我々が目指すは、上野広小路駅から徒歩5分ぐらい先にある銭湯「燕湯」。大通りから一本路地に入ると、閑静な道のりが続きます。そして少し歩くと、到着。
〜〜〜
銭湯のお約束。ここからはしばらく写真なしでお送りします。
〜〜〜
風呂場には、壁一面に中島盛夫さんが描いた美しい富士山が。そしてその隣には、巨大な岩石の山があり、頂上からお湯が滝のように出ています。お湯の温度は45℃と熱めで、湯船に足を突っ込むと皮膚がピリつくほど。肩までお湯に浸かると「プハー」と思わず声が出てしまいます。
「あ〜、極楽極楽!」
湯船に浸かりながらゆっくりしていたら、合流の時間ギリギリに。急いで浴衣に着替え、外に出ようと思った瞬間にちょっとしたハプニングが。
風呂場からスッポンポンのおじさんが飛び出てきて僕を指差した。
「兄ちゃん、それ衿が逆だよ!」
「......おお、、帯、巻き直さなきゃ」
風呂で流した汗も、急いで着付けし直して汗だくに。(風呂に入った意味、、)
〜〜〜
ここから写真再開。
〜〜〜
道端を歩いていて見知らぬ人に声かけられることは稀だし、あまり好きじゃないけど、下町だからだろうか? 銭湯だからだろうか? 脱衣所で声をかけてくれたおじさんに、人の温かさを感じました。
よく考えてみたら「上野広小路」は、JR山手線と下町の境目にある街だ。駅前は都心並みに繁華街で賑わっているけど、近くには下町風情漂う “谷根千(谷中・根津・千駄木)” があり、両方の街の文化・魅力が揃った住みやすく、人情深い街なんじゃないかと感じました。これが僕が名残惜しんでいた下町のよさか・・・。
気持ちもさっぱりしたところで、デザート組と合流しに駆け足で上野へ。