東京に暮らすなら、街の「夜の表情」も気になるところ。カウカモ編集部が夜の街にダイブして、昼では見れない風景や暮らしの一面をお届けします! ぜひ一緒に散歩している感覚で記事を読んでみてくださいね。きっと “この街” を身近に感じられるようになりますよ。


どうも、編集部の酒井です。早いもので、2019年も下半期。昨年末に敢行した編集部大忘年会からもう半年以上経っているというのですから、本当に時間が過ぎるのは早いものです。(編集部大忘年会の様子はこちら

と、終業時間間近のカウカモオフィスでひとり、ちょっぴりエモい気持ちでこの企画の内容を考えていたのですが、ふと、あること思い出しました。

酒井:そういえば、大忘年会でモカ(カウカモ編集部・野原)と仲直りの友情イッキをしたけど(させられた)、あれから飲みに行ってないな……。よし、夜の街歩き第一弾はモカと一緒に行こう!

となれば、早速お声がけ。

酒井:モカ! 今日街歩き行っちゃう?

野原:うん、行っちゃお!

というわけで、久しぶりのカウカモNIGHT!!は編集部の元気印・モカをゲストに迎え、カウカモオフィスがある「中目黒」にダイブします!

カウカモ編集部の灯台下暗し「中目黒」

今回、夜の街歩きに選んだのは編集部オフィスがある「中目黒」!

カウカモ編集部的視点でこの街を見ると、大きく4つのエリアに分類できます。

赤は「中目黒」駅周辺から山手通りにかけて伸びる再開発・商店街ゾーン。青はアパレルショップやカフェが点在する目黒川沿いのおしゃれゾーン。緑はマンション・公園ゾーン。そして、黄色は戸建てが建ち並ぶ住宅街ゾーン。

読者の皆さまの中には、休日に駅周辺の飲食店や、目黒川沿いのショップに足を運んだことがある人も多いのではないでしょうか。

毎日のようにこの街に通っている我々編集部も、カウカモに掲載する物件の取材のため、マンション・公園ゾーンに行ったり、仕事終わりにメンバー同士で線路沿いの居酒屋さんに行くことはよくあります。とはいえ、意外と “夜” の「中目黒」を隅々まで散策する事はなかったんです。

『これは灯台下暗しじゃないか!』ということに気付いてしまい、今回のダイブ先に決まったわけです(笑)

それでは出発

だいぶ日が伸びた18時。我々は駒沢通りと旧山手通りが交わる鎗ヶ崎の交差点にあるオフィスから、西郷山通りを通って「中目黒」駅方面へと向かいます。

酒井:もう18時だっていうのにこんなに明るいよ。これじゃ、夜の街歩きにならないな(笑)

野原:じゃあ、気になってたお店があるんだけど、そこテイクアウトできるみたいだから、買ってから行こうよ!

というわけで、まず我々がやってきたのは、西郷山通りの一本裏道にあるチリドッグ屋さん「CHILITA(チリタ)」。

左上・看板メニューの「チリドッグ」を始め、ジャンクでクセになるラインナップが食欲を誘います。カウンター越しに見える店内はガレージを改装して造られたそう。/右・ふたりが注文したのは「キューバサンド」。このニッチなサンドウィッチのルーツは、米・マイアミでキューバ移民が食べていたソウル&ローカルフードなんだとか。/右下・念願のキューバサンドに満面の笑みを浮かべる野原。ローストポークやチーズ、ピクルスをマスタードを付けたバゲットで挟み込んでおり、ビールが欲しくなること間違いなしのお味です。

<CHILITA(チリタ)>
住所:東京都目黒区中目黒1-2-14
営業時間:15:00~25:00
定休日:月曜

かつてスケボーに打ち込んでいた筆者(最近はご無沙汰)。その界隈では名の知れたお店で、何度か訪れたことがあったんです。街中を縦横無尽に駆け巡るスケーターにとって、ベンチやガードレールに座って、イージーに食べられるファストフードはとっても重宝されるんですよ。

お仕事帰りだってそれは同じ。サクッとテイクアウトして、小腹を満たしながら帰りたいものです。

マンション・公園ゾーンへ

ふたりは、キューバサンドを頬張りながら「目黒」駅方面へ南下。マンション・公園ゾーンに突入です。

この辺りまでくると、徐々に街の表情が変わり始めます。

左上・飲食店が建ち並ぶ西郷山通りから一本入ると「目黒学院中学高等学校」の校門が。大人たちのプレイグラウンドの裏には、青年たちの学び舎があるんですね。/左下・目黒川にかかる田楽橋あたりから、少し目線を上に向けると、低層から高層のものまでさまざまなマンションがいっぱい。明かりが点いているお家の食卓が気になる時間帯です。/右・路地の先には、ボコボコと飛び出るバルコニーが特徴的なヴィンテージマンション「マンション恵比寿苑」の姿も。

右手に建っているのは、レトロな外観の「まんしょん中目黒」。平仮名表記の名前がなんとも可愛いんです。

お子さまのお迎えなのか、ママチャリに乗る人や、両手にスーパーの袋を持った方が増え、一気に生活感が滲み出してきます。さらに南下すると「中目黒公園」の豊かな緑が。

「中目黒公園」の芝生で汗を流す方々。敷地内の緑の奥に、山手通りに建ち並ぶビルが見える反比例な景色に、東京らしさを感じます。

流石に夜は人がいないと思いきや、運動をしている方がポツポツと。昼も夜も憩いの場として利用されており、中目黒のセントラルパーク的な存在なんですね。バスケットコートもあり、バスケ部出身の筆者もたまにきているんです(笑) 

実は、このエリアのマンションはとっても人気で、カウカモでも物件を掲載すると、すぐに多数のお問い合わせをいただくことがあるんです。実際に歩いてみても、とっても閑静で生活利便性も高く、エネルギッシュな駅付近とのギャップが人気の理由なのだと気付かされます。

山手通りを通る東急バス。

帰宅ルートになるであろう山手通りは、夜でも人通りがあり女性おひとりでも安心ですし、「渋谷」「目黒」「五反田」など主要都市へ向かうバスが発着しているため、交通利便性も高いんです。『駅付近のちょっぴりカオスな雰囲気を毎朝毎晩味わうのはちょっとしんどい!』という方には、このバスが強い味方になってくれますよ。

中目黒公園を後に目黒川沿いを進むと、また違う景色が。

左上・街灯がズラリと並ぶ目黒川沿い。緑が多く、ゆったりとした空気が流れており、歩いてるだけでリフレッシュできそう。ランニングやお散歩をしている人も多く、夜でも安心感がありますよ。/左下・山手通りと駒沢通りがぶつかる交差点まで来ると、下階にインテリアショップ「ニトリ 中目黒店」が入っている「中目黒ハイツ」が、堂々とした姿を見せてくれます。カウカモ編集部では、 “お値段以上のその上にあるマンション” と呼んでいるんです(笑)/右・そのすぐ横にはタワーマンション「中目黒アトラスタワー」が。2009年に竣工した地上45階建ての建物内には、飲食店や医療施設がテナントとして入っています。

再開発エリア「ナカメアトラス」の敷地内に建つ「中目黒アトラスタワー」。この再開発エリアから駅の高架下にかけて、整備が行き届いた街並みになっていくのわかります。つまり、マンション・公園ゾーンを抜けたということ。

『このタワーマンションの最上階にはどんな人が住んでいるんだろう?』そんな疑問を抱きつつ、次なるゾーンへ向け、ふたりは川沿いをひた進みます。