恵比寿で中古マンションをお探しの方に、恵比寿のおすすめスポットをご紹介しつつ住み心地の参考になるような記事になっています。恵比寿のランドマークであるガーデンプレイスを始め、たい焼きの名店「恵比寿たいやき ひいらぎ」、大人の隠れ家カフェ「loger cafe(ロジェカフェ)」と言った飲食店から、輸入壁紙の専門店「WALPA store TOKYO(ワルパ ストア トウキョウ)」などのインテリアショップ、海外のビジュアルブックが並ぶ洋書店「POST(ポスト)」など素敵なお店がたくさんあります。そして気になる「恵比寿」周辺の中古事情も記載していますよ。


こんにちは。日常に旅行と散歩が欠かせない錦です。

わたしは普段、自分にとって馴染みのない街を訪れるとき、そこで生活する人たちに行きつけのお店や、オススメのスポットを尋ねるようにしています。ローカルな視点からの紹介は、ときにとびきり魅力的な出会いになることも。

今回は、わたしが働く街、恵比寿のご紹介をしていきましょう!

恵比寿はどんな街?

JR山手線・埼京線/湘南新宿ラインと、東京メトロ日比谷線が走る恵比寿駅のお隣は、東京屈指の繁華街・渋谷。これだけ聞いても想像できてしまうほど利便性がよく、大小さまざまな会社がオフィスを構えています。人の往来も多いことから、おしゃれなカフェから大人数でワイワイ騒げる居酒屋まで、どこを歩いてもバラエティに富んだ飲食店が軒を連ねています。

そんなこの街、意外と住環境も整っているってことはあまり知られていないかもしれません。賑わいのある駅周辺から数分も歩けば、穏やかな住宅街が始まります。平日の昼下がりには、ボランティアの方が付近の道路や公園を掃き掃除して回っている様子を見かけることもあり、住民の方の意識の高さが伺えます。また、大使館のある広尾や代官山とも近いからなのか、キッズスクールの子どもたちが外国人の先生と英語で会話しながら遊んでいるのも、恵比寿ならではの光景です。

食材や日用品の購入だって、心配ありません! JR西口を出るとすぐ生鮮品を扱う個人商店が連なる一角があり、駅から徒歩5分圏にはスーパーが2軒(うち1軒は100均を併設)、ドラッグストアは3軒あるので、とっさの買い足しにも便利です。

「ちょっと贅沢をしたいな」というときには、駅ビルのアトレへ。21:30まで営業しているので、仕事で遅くなったときにはデリカテッセンで夕飯を買って帰るのもありですし、成城石井やDEAN & DELUCAといった輸入食材を入手できるお店も重宝します。

アトレはJR駅直結なので、雨の日にもアクセスしやすい。

JR東口のスカイウォークを進んだ先にある恵比寿ガーデンプレイスには、衣食住を満たしてくれる豊富なラインナップが揃っています。敷地内にある三越のデパ地下が充実しているのはもちろん、なかでも有機食材を扱うオイシックスは生鮮品だけでなく、調味料などにもこだわりが見えます。ライフスタイルに合わせた選択ができるので、自炊派にも外食派にもうれしい街ですね。

駅周辺にはメガバンクの支店や出張所、郵便局などの公共機関も揃っていて、辺りを歩けば多種多様な医院を目にします。ガーデンプレイス至近の厚生中央病院は救急外来も受け容れているので、いざという時にも困ることはなさそうです。

ビールの街で乾杯!

地名や駅名の『恵比寿』という名称は、実はヱビスビールに由来してるってこと、ご存知でしたか? 明治20年日本麦酒醸造会社(現・サッポロビールの前身)がこの地にビール工場を構えたことに始まります。この工場は昭和63年に閉鎖、平成6年にはこの跡地に恵比寿ガーデンプレイスがオープンし、今や恵比寿のランドマークとして定着しています。

言わばビールの街・恵比寿で、美味しいビールを味わうならば断然こちら!

大人のグループだけでなく、小さな子どものいる家族連れもちらほら。

ガーデンプレイスの敷地内に入ると、まもなく赤煉瓦造りの瀟洒(しょうしゃ)な建物群が現れます。このうちのひとつが『ビヤステーション恵比寿』。一歩なかへ足を踏み入れると、まるでヨーロッパのビアホールのような空間が広がります。常時5〜7種類のビールを用意しているので、好みのものを選べるのもたまりません。

取材中ですが、せっかくなのでわたしもいっちゃいます!

今回はヱビスビールのジョッキ、ドイツのウィンナー、根菜のサラダをチョイス。

ふうっと一息ついてあたりを見渡してみると、ビール片手に語らうお客さんはみんなとってもいい表情。そんな彼らのムードが伝染して、陽気な気持ちになりました。

450席を擁するゆとりのある客席は、大勢でワイワイ楽しむのにうってつけです。天気がよければオープンテラス席で開放的なひとときも過ごせます。

『ビヤステーション恵比寿』
住所/東京都渋谷区恵比寿4-20 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL/03-3442-9731
営業時間/月~土曜日 11:30~23:00、日・祝日 11:30~22:00
定休日/なし

名店の甘味を食する

お買い物やお散歩の合間、ちょっと一息つきたくなりますよね。甘いものに目がない方にぜひ立ち寄ってほしいお店はこちら。

エンジ色の暖簾がシブい。

たいやき好きならずとも評判の名店『ひいらぎ』は、テイクアウト専門ながら、混雑時には店先に列ができるほどの繁盛ぶりです。つぶあん一種類だけを提供する姿勢にも好感を覚えます。カリッとした薄い生地とあんこのつぶつぶ感が相まって、「まさにこれぞたいやき!」と言える王道の美味しさです。

知人を訪ねるときの手土産にもいいですが、個人的には目と鼻の先にある通称・タコ公園で、焼きたてを食べるのがオススメ。

夏は冷やしたいやきも人気です。

『恵比寿たいやき ひいらぎ』
住所/東京都渋谷区恵比寿1-4-1 恵比寿アーバンハウス1F
TEL/03-3473-7050
営業時間/11:00-20:00
定休日/月曜日

ちなみにこのタコ公園は、週末になると駆け回って遊ぶ多くの子どもたちで賑わいます。この他にも、恵比寿にはふたつ児童公園があり、駅前から隣接する住宅街では午後になるとランドセルを背負った小学生を見かけます。お子さんを外で遊ばせられることも魅力のひとつですね。

公園の中央に現れた巨大なタコに、子どもたちが群がるようにして遊びます。

大人の隠れ家カフェで自分だけの時間を

飲ん兵衛たちの聖地・恵比寿横町を横目に歩いていると、年季の入ったビルの一角に、いい雰囲気を醸し出す窓が目に留まります。外階段を登った2Fの扉を開けると、そこは中古物件をリノベーションしたカフェ『loger cafe(ロジェカフェ)』です。

家具や調度品、リラックスして過ごすお客さんの様子が、大人の隠れ家を連想させます。今回は週末の午後に訪れたのですが、夜になると各テーブルにキャンドルサービスがあり、より一層いいムードに。

スタッフの方の適度な距離感も、居心地の良さにつながっている気がします。

コーヒーや紅茶など喫茶向けのドリンクに加えて、アルコールはビールやワインだけでなくカクテル類も揃い、またフルーツジュースのラインナップが多いことにも驚きます。メニューの種類が豊富なので、目的や気分を選ばずに足を運べるのでいいですね。

今回はサングリアの白をいただきました。果実味のあるさわやかな口当たりは、初夏の陽気にぴったり。

店内を見渡すと女性同士の来店も多いよう。実際わたしも友人たちと、ランチからデザートまでいただき、ゆったりと長時間の利用をしたことがあります。心地よいBGMが流れ、それぞれの会話が飛び交っているものの、決して騒がしいという印象はないので、本を片手にひとりで読書にふけるのもよさそうです。

恵比寿には他に系列店が2店あるので、立地や内装でお好みを選んでみては?

大振りなソファは座り心地がよく、時間を忘れてのんびりできます。

『loger cafe』
住所/東京都渋谷区恵比寿1-7-3-2F
TEL・FAX/03-3445-170
営業時間/月〜土曜日 11:30-26:00、日曜日 11:30-24:00
定休日/なし

壁紙からDIYデビューを果たす

恵比寿のオススメは、飲食店だけではありませんよ。ここ数年で豊かな自分らしい暮らしを志向する人が増えたり、リノベーション物件が浸透してきたことなどが背景となり、DIYで自宅をより好みの空間にしようという気運が高まっています。恵比寿にもそんな意欲を後押しをしてくれるようなお店、ありました!

扉を開放し、植物が出迎えるエントランスは初来店でも気軽に入りやすい。

全国に5店舗を展開する輸入壁紙の専門店・WALPAの展開する『WALPA store TOKYO(ワルパ ストア トウキョウ)』は、JR西口から西方面に約6分ほどの場所にあります。店内にはさまざまな色や柄の壁紙が美しくディスプレイされていて、実際にすぐ購入できるものだけでも1,000点以上! さらに海外から取り寄せが可能な、130以上のブランドを取り扱っているというから驚きです。

気になる価格帯は、1ロール(目安:標準的な奥行きのあるトイレの長い壁1面分)あたりで言うと、リーズナブルなもので4,860円〜、オランダの著名なデザイナー『PIET HEIN EEK(ピート・ヘイン・イーク)』の手掛けるもので29,160円。幅広い価格帯で、ファッションと同じような感覚ですね!

壁紙を貼るのに必要な道具セット(3,991円)も販売しているので、持ち帰ったその日にすぐ作業ができる手軽さもうれしいですね。水溶性の粉のりを使えば、壁を傷付けず簡単にはがせるので、賃貸物件にお住まいの方でも安心してトライできます。

壁紙を貼る手順について、実演を交えて教えていただきました。おかげで自分でもできそう!

スタッフの方が貼り方を丁寧に教えてくれるばかりか、来店者にも体験する機会を設けてくれるので、不安な方はぜひレクチャーをお願いしてみましょう。今回わたしも初挑戦しましたが、手順を踏まえて慎重に作業したら、シワが寄ることなくキレイに貼れました。

壁紙で模様替え、いいリフレッシュになる上、お部屋が好きになりそう!自宅でもやってみようかなと想像が膨らんできました。

『WALPA store TOKYO』
住所/東京都渋谷区恵比寿西1-17-2 シャルマンコーポ恵比寿1F 101号室
TEL/03-6416-3410
FAX/03-6416-3408
営業時間/11:00~19:00
定休日/水曜日(2015/6/24(水)より定休日なし)

くつろぎの空間でお気に入りのメガネを選ぶ

JR西口から南方面に約5分ほど坂を登ると、絶えず人が行き交う駅前とは打って変わって落ち着いた住宅街が始まります。この角地にあるのが、創業約13年のアイウェアショップ『Continuer(コンティニュエ)』。

茶色を基調とした店構え。

駅から離れた立地に構えるお店ですが、「メガネを選ぶ」という明確な目的を持って足を運ぶお客さんが後を絶ちません。店内には国内外約25ブランドのメガネがスタイリッシュな什器にディスプレイされており、つい見入ってしまいます。

ゆったりとくつろぎながらメガネを選ぶことのできる店構えとともに、魅力的なスタッフの皆さんの立ち振る舞い。年齢や趣味も異なる個性豊かな方ばかりで、ひとりひとりがお客さんのことを想い真摯に接しているのが伝わってきます。そういえば以前、わたしが自宅用のメガネを作ってもらったときにも、視力測定から掛け具合まで丁寧に見てくれました。使用暦数年の現在でも、気軽にアフターケアに応じてくれる頼もしいお店です。

機能的な目的だけでなく、ファッションアイテムのひとつとしても浸透してきたメガネ、ぜひお好みの1本を見つけて楽しんでください!

さまざまなデザインのメガネに目移りします。

ちなみにContinuer一押しブランドのひとつは『EYEVAN(アイヴァン) 7285』。企画・デザイン・製造のすべてを日本で行うというこだわりの逸品は「いいものが欲しい」という方の心を捉えて放さないようです。お気に入りの1本を選ぶときには、ぜひ気軽に相談してみてください。

『Continuer』
住所/東京都渋谷区恵比寿南2-9-2 CALM恵比寿1F
TEL・FAX/03-3792-8978
営業時間/12:00-21:00
定休日/水曜日

ビジュアルブックで感性を磨く

Continuerから歩いて1分ほどの場所に、大きなウィンドウのあるお店が見えてきました。

実はここ、わたしが普段働く洋書店『POST(ポスト)』です。

店内には、画集や写真集、デザイン書など、一般の書店ではあまり目にしないような海外のビジュアルブックが並んでいます。

この棚は出版社という括りで特集し、定期的に本がすべて入れ替わります。

「海外の本は文字も読めないし…」と敬遠しがちですが、例えば「本の色やデザインがいいな」とか「載っているアート作品や写真が好き」など、洋服や雑貨を選ぶように、直感でいいな!と思う本を開いてみてください。きっと新たな発見があるはずです。最近は贈り物として本を選ぶ方も増えてきました。もし本のことが分からなければ、わたしたちスタッフがお好みに合いそうな本をご紹介します。

また、仕切りを隔てた奥にあるスペースでは、定期的に写真やアートの展覧会や本の出版にあわせたイベントなどを企画・開催しています。

休日にはぜひ時間を忘れて、ゆったりと洋書に触れてみませんか?

『POST』
住所/東京都渋谷区恵比寿南2-10-3-1F
TEL・FAX/03-3713-8670
営業時間/12:00-20:00
定休日/月曜日

恵比寿のまとめ

いつも働いている恵比寿の街を改めて見渡してみると、本当に一言では言い表せないほど多様性があり、魅力的な街だということを実感しました。

今回ご紹介したContinuerやPOSTのほかにも、家具、生活雑貨、ジュエリー、洋服を扱うこじんまりとしたお店があちらこちらに点在しているので、お散歩がてら、生活や心を彩るような逸品を見つけてみてはいかがでしょうか?歩き疲れたら、街角の気になるカフェや喫茶店でブレイク。これであなたも恵比寿のローカルに仲間入りです。

取材・文・撮影:錦多希子

買うカモ!? 気になる「恵比寿」周辺の中古事情

*優良な中古物件を求めて日々街を駆け回るcowcamo営業担当が、この街の中古物件事情をレポートするコーナーです*

東京都内でも不動の人気を誇る街、恵比寿。多くの人が憧れを抱く地であるからこそ、不動産の価格も高額ですが、その分資産価値が下がりにくいと言う特徴も。築年数が経過したマンションでも値下がり幅が少ないので、「そんなに予算は上げられないけど、どうしてもここに住みたい!」という強い想いをお持ちの方は、旧耐震基準で建てられた物件を購入する心づもりを。

駅の周辺は商業施設が多いことから、物件のまわりが賑やかだったり、背の高いビルに囲まれ眺めに抜けがなかったりすることが多いのも事実。安らかな住環境を求める方よりも、都心に住むことの利便性を享受されたい方、アクティブに生活されたい方に向いているかもしれません。

物件のラインナップはワンルームタイプからファミリータイプまで幅広く、人生のステージに合わせて同じエリア内で住み替えを検討することも可能です。(あやこ)

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