暮らしの濃度が高まる “浜町エリア” へ
「甘酒横丁」を抜けると、そこはもう “浜町エリア”。数ブロック進んだだけで、エリアが変わるのがこの街の面白いところ。
緑道を抜けると目の前に首都高速道路の入り口があるんです。前職では車移動もあったので、頻繁に利用していました。私生活で車移動が多い方にも便利だと思いますよ。
移動が多い商人の町として栄えたからでしょうか、確かに交通の便がよさそう。都心ながら道が広く、ゆったりとした街並みなのも好印象です。そんなことを考えていると、目の前にドーンと現れたのは……
東京で最も長い歴史を持つ劇場「明治座」。現在の建物は平成5年に建て替えられたもので、歌舞伎からミュージカルまで上演できる設備を兼ね備えた、日本初の純鉄骨造劇場なんだそうです。
明治座の前を通過すると、目と鼻の先に「浜町公園」の広大な敷地が。
桜が咲き乱れる公園内にはファミリーの姿が多く見られ、人形町エリアから離れるにつれて “暮らしの濃度” が濃くなるのを感じます。
すごい、満開だ! お花見もできちゃいますね!
お花見シーズンだからか、周囲にはご家族でピクニックを楽しむ方の姿も。
“浜町〜箱崎町エリア” は公園や学校が多くて、実はファミリー層が多く暮らしているんですよ。
確かに、周辺にはほかにも公園や学校がちらほら。心なしかマンションも多くなってきたように感じます。
この辺りは「隅田川」が近くてのどかですし、利便性も周辺環境も捨てたくないという方には特におすすめ。日本橋や人形町に比べて物件価格の相場が下がるので、手が届きやすい物件が多いのもメリットですね。カウカモに掲載されている物件も多いんですよ。
街並みやマンションを観察しながら歩いていると、そこはもう “箱崎町エリア” 。グラデーションするようにエリアが変わっていくことが体感できます。
「隅田川」を感じる “箱崎町エリア”
“箱崎町エリア” は、「水天宮前」駅から首都高速道路の「箱崎ジャンクション」を越えた地域のこと。
地上から見上げると頭上を縫うように高速道路が走っていて、一見騒々しい雰囲気ですが、少し路地に入ると水辺の街らしい穏やかな雰囲気に。おや、マンションやオフィスビルが建ち並ぶ中に、こぢんまりとした可愛いらしい鳥居が見えてきました……
ここです、私が好きなマンション「ライオンズマンション箱崎町」!
鳥居の上を見上げると、ベージュのタイル貼りのマンションが!
やっぱり、かっこいいな〜!
たしかに、カクカクと出っ張っている部分が機械仕掛けの要塞のように『ガシャン、ガシャン』と動き出しそうなフォルム。かっこいい〜!
マンションの敷地内に鳥居と稲荷社があるのが、歴史の深いこのエリアらしくて好きなんです。数ある “ライオンズシリーズ” の中でも、かっこよさは上位に入るんじゃないかな……(笑)
もうひとつ、隅田川沿いにも素敵なマンションがあるのでご紹介しますね!
ということで、われわれは路地を抜け「隅田川」へ。川のほとりは遊歩道「隅田川テラス」として整備されており、ワンちゃんとのお散歩やジョギングを楽しむ人の姿が。う〜ん、気持ちいい〜!
高速道路の向こうに見えるタワーマンションは「月島」付近のもの。左側の対岸に渡れば “清澄白河エリア” です。
職場へのアクセスがいい上に、休日の行動範囲も広いのはうれしいところ。心と体を癒してくれる大きな川があるのも、豊かな暮らしを送るためのピースになってくれそうです。
隅田川沿いだったらこの「パシフィック浜町」がオススメ。パッと見は団地っぽいんだけど、管理体制がよくてどの住戸を選んでも隅田川ビューなのが最高! 上層階はもちろんいい眺めですが、下層階も川がより近くに感じられて面白いんです。
今立っている「清洲橋」を渡ればすぐに “清澄白河エリア” という立地もいいですよね。ちなみに、この物件はペット飼育可(飼育細則あり)! 運河沿いをお散歩コースにすればペットも大喜びじゃないかな!
その立地のよさと管理面での安心感から、実はカウカモ編集部内でも評価が高い「パシフィック浜町」。カウカモで物件を掲載することも珍しくないので、気になった方はウォッチしておくといい物件に出会えるかもしれませんよ。
さて、これにて今回の街ブラは終了。どら焼きで満たしたお腹もすっかりペコペコなので、腹ごしらえをして帰りましょう!
取材後記
取材後訪れたのは、須原が前職時代によく利用していたという、オーガニックワインと野菜料理のレストラン「UNION SAND YARD (ユニオンサンドヤード)」。
店内にはランチをするママさんの姿も多く、改めて今回のエリアの “暮らしの側面” を感じることができました。取材前、筆者はビジネスパーソンが多いイメージを持っていましたが、それはエリアを点で捉えていたから。街と街を俯瞰して、面で捉えることで大きくイメージが変わったように感じます。
実際に街を歩いてみると、駅同士の距離が近いことがはっきりとわかりました。このエリアで暮らすことを検討される際は、最寄り駅に囚われず視野を広げてみると、より未来図が描きやすいかもしれません。
それでは、次回の「街とマンションと私」もお楽しみに。
取材・文・撮影:cowcamo