気になるあの街はどんな街だろう。その街で活動するからこそ知り得る、街の変化の兆しや、行き交う人々の違いを「街の先輩」に聞いてみました! 「街の先輩に聞く!」、 第54弾は「調布」です。


皆さんは「調布」と聞いてどんなイメージを持つでしょうか。ファミリー層に人気、緑が多い、水木しげるさん・・・。もしかしたら全くイメージがつかないという人もいるかもしれません。そんな中、調布を「今キテる街」と呼び、まだまだこの街の伸びしろに期待する住人の方たちがいます。

今回は、調布の一体何が今「キテいる」のかを探るべく、「この街で楽しいことをしよう」「この街を自分たちの子どもに誇れる街にしよう」という思いをさまざまな活動で形にしてきた合同会社パッチワークスの皆さんに話をうかがいました。

◉古田 裕さん
在住歴約8年。妻とお子さん(小1)と3人暮らし。デザイン業。

◉唐品 知浩さん
在住歴約11年。妻とお子さん3人(2歳、6歳、8歳)と5人暮らし。不動産系Webの運営などを手がける。「オモシロガリスト」。

◉関根 麗さん
在住歴約11年。妻とお子さん2人(小1、小6)と4人暮らし。デザイン業。

◉薩川 良弥さん
生まれてこの方、32年間調布住まい。起業準備中。

左上から右回りに、古田さん、唐品さん、薩川さん、関根さん。

■「アクセス」「商業施設」「自然」が揃う

まずは立地が良いですよね。電車(京王線)は特急や準急も止まるので、新宿まで15分程度で着きますし。車で移動するのにも、調布インターチェンジがすぐそばにあるので、遠出もすごく楽です。(古田)

駅前の再開発で、施設が充実したことも挙げられます。スタジオや撮影所があるため「映画の街」と言われながら、今までは映画館がなかった(笑)。ようやく映画館もできたし、他にも遊ぶ場所が増えましたね。(唐品)

再開発により誕生した「トリエ京王調布」。C館には映画館ができ、以前からある「映画の街」としても再興が始まる。C館1階には「猿田彦珈琲 調布焙煎ホール」も誕生!

あとは何と言っても調布はまだまだ自然が多いのがいいですね。北側の深大寺自然広場の方に行けば綺麗な湧き水が流れていて、最近までホタルが飛んでいましたし、南側の多摩川沿いに行けば広大な河川敷で遊べる。子どもを育てるのにすごく良い環境ですね。ファミリー層が自然に集まってくるのも、よく分かります。(関根)

多摩川河川敷の様子。子どもがのびのびと遊べるのはもちろんのこと、ペットを連れての散歩やランニングにもぴったり。

アクセス」「商業施設」「自然」と、住まいを決める上で重要視されるポイントが三拍子揃っているという調布。郊外でありながら生活環境のハード面が充実していることは、「郊外の別格」と評されるほどです。

■住みやすさに甘んじず、楽しさを創り出す

しかし、この街に32年間住み、4人の中で最も調布歴が長い薩川さんは、「やっぱり、この街は人だと思うんです」と、この街の魅力を語るときに欠かせないソフト面について強調します。

薩川君は街に何か面白いことをしたいとサイトを作っていたんです。そのタイミングで僕が『自分たちの子どもが楽しい事を、この街でしたい』『ちゃんとやれば、周りの子どもたちや親にとっても、楽しい事になるはず』と、街を楽しくするアイディアを話し合うブレスト飲み会「調布を面白がるバー」を開催しました。(唐品)

調布を面白がるバーの様子。

そのバーに毎回参加し、お酒を飲みながらも真剣に話し合いを続けてきたメンバーが今の4人でした。4人は昔から知り合いだったわけではなく、それぞれ別の仕事をしていたそうです。

パッチワークスの4人が出会った場所、co-ba chofuにて。

やる事を決める前に、法人を作ってしまったんです。というのも、本気でやりたい事を、やりたいと思った時に、すぐにできる体制にしたかったんですね。法人を作ったから活動を継続しやすくなるし、今でも毎週この仲間で会議をしています。(関根)

「子どもたちにとって、こんなイベントがあったらいいな」と思う人はたくさんいると思いますが、たいてい妄想に終わってしまうもの。それを実際に形にしてしまう結束力行動力は、この街に住み、自分事としてまちづくりに関わっていこうとするこの4人のチームならではでしょう。

■「ねぶくろシネマ」、「いっぴんいち」。街が楽しい企画の数々

法人として活動を続ける皆さんの企画はユニークかつ、多くの家族が揃って楽しめるものばかり。例えば、一番有名なのは「ねぶくろシネマ」。河川敷の橋脚やビルを巨大スクリーンに見立てて映画を投影し、それを近所のご家族に無料で観てもらう。寒くないように寝袋持ちで参加してもらうという試みです。(以前、取材もさせていただきました!

今年は、トリエ京王調布のオープンを記念に、建物の壁面に上映。調布駅降りてすぐのスペースでの開催で、たくさんのファミリーが足を運んでいた。

その他にも「いっぴんいち」という一日限定のマルシェも開催。この「いっぴん」には「自信を持ったあなたの「逸品」を!」という意味と「一品だけ(複数種類だめ)」の2つの意味が込められています。場所は商店街のシャッター通り。並ぶ商品は、市内在住のお母さんが作ったかぼちゃパンツ、猫型のあんぱん、大根、コーヒーなど。昨年の開催は300-400名が来場し、大反響だったようです。商品の販売を自分たちの子どもにやってもらったりする様子も調布らしいですね。

12月9日(土)にも開催された。

どの街でも、住んでいる人が何をやるかで街が変わるのは同じです。ただ、やりたいと思った事を、やれる環境が増えていけば自然とその街らしさって出来ていくのかな、と。(唐品)

■「今キテる街」調布

トリエには、子どもが自由に遊び回れたり、子どもを遊ばせながら親がランチを楽しめる場所「てつみち」ができた。京王線の地下化によって生まれた場所での再開発ということで、京王線のレールの跡が地面にそのまま残されている。

今は僕たちの活動を楽しんでくれる人がいて、「やればできる」事も分かる。僕たち以外にも「やる人」が増えれば、相乗効果でどんどん住みよい街になっていく。そんな街なんです。(唐品)

ここには人の温かさもあるし、自然もある。さらに都会っぽさもある。多種多様な人がいて、絶妙に調和が取れた「住みやすさ」がここにありますね。(関根)

自然豊かな「布田天神」の様子。

「調布が今、キテるよね」って自分たちが言っていると、それが本当になると思うんです。だから、僕は「調布キテる」と言い続けたいです(笑)。(古田)

生活環境が整っていることに加えて、そこに住む人たちの街や家族を愛する心が、この街の暮らしやすさを支えているようです。この街を歩くと、住む人のたくさんの笑顔があり、活気を感じることができます。緑も多く、昔ながらのお店もお洒落なお店も集まる「今キテいる街」。それが調布でした。

トリエ京王調布C館の中にある、このイラストにも注目! 深大寺、JAXA、花火大会、新撰組・・・と調布の魅力がぎゅっと表現されている。

合同会社パッチワークス
「ねぶくろシネマ」や「いっぴんいち」を主催。デザイン&コンテンツ制作を通じて、「まちをリデザインする」ライフスタイルデザインカンパニー。
http://patchworks.co.jp/

co-ba chofu
彼ら4人が出会った場所。コワーキング&シェアオフィス。
住所:東京都調布市小島町2丁目56番地3号 調布センタービルB-105
ウェブサイト:https://co-ba.net/chofu/

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