「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、ヴィンテージマンションの一室を追加リノベとDIYで自分好みの空間に造り替えた女性のもとを訪ねました。
《プロフィール》
名前:I.Mさん
年齢:30代
職業:会社員(金融系)
趣味:植物育て
《この住まいについて》
場所:参宮橋
間取り:1LDK+WIC
面積:50.94m²
築年数:築53年(取材時)
工事内容:追加リノベ+DIY
家を探し始めたきっかけ:リモートワークを機に実家を出ようと思って
家探し期間:2ヶ月
内見数:10軒
Q1:以前の住まいは?
実家に住んでいました。自分の部屋は本当に寝るだけって感じでリモートワークをするには不便でしたし、単純にずっと実家にいるわけにもいかないなぁ……と思って家探しを始めました。
Q2:この街《参宮橋》にした理由は?
実家より都心に近い街がいいなと思って、色々と物件を見ていくうちにたどり着いたという感じです。
だから「参宮橋」自体にこだわりがあったわけじゃないんですけど、住んでみるといい街だなって。
やっぱり新宿や渋谷へのアクセスがいいですし、「代々木公園」や「新宿中央公園」が近いから天気のいい日には散歩に出かけられるのが嬉しいですね。
Q3:この家に決めた理由は?
ヴィンテージマンションに興味があって、仲介を担当してくれた市嶋さんに『この物件ってどうなんですか?』と聞いたら『管理がしっかりしたいいマンションですよ』とおすすめしていただいたんです。
内見したときはスケルトンの状態だったから、間取りのイメージは正直湧かなかったけど、眺望が本当によくて、それが決め手になりました。
他にも同じくらいの築年数でもう少し手ごろな「幡ヶ谷」の物件とかも見てはいたんですけど、やっぱり古いマンションにするなら管理のいいところを選びたいなって。
Q4:リノベーションでこだわったポイントは?
眺望をいかした広くて明るい1LDKにしたいと思って、もともとは今のリビングを二分割した2LDKにリノベーションされる予定だったのを、本格的に工事が入る前にプランごと変更させてもらったんです。
キッチンの位置も、もともと奥まった場所にあったのを動かしました。システムキッチンは前のプランで設置予定だったものを使っていますけど、リノベ会社さんに作業台を造作してもらったり、ネットで探してきた吊り戸棚を取り付けてもらったり、自分好みにアレンジできました。
DIYした部分も多くて、壁紙を貼ったり、キッチンの腰壁に柄を入れたり、色々手を加えています。
工事の時はなかなかイメージができなかったのと、時間的にも体力的にもそんなに余裕がなかったので、とりあえずシンプルな内装にしておいて、住んでからちょこちょこDIYしようって思ったんです。物件を購入すると、こういうことがしやすいのも楽しいですよね(笑)
Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?
新築は価格的に厳しいなと思って、リノベーションされてない普通の中古マンションに住むことも考えました。でもやっぱり築年数が経っていると気になる部分が多くて……
それでリノベーション済みか、予算に合えば自分でリノベーションできる物件がいいかなって。
Q6: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
古いマンションは住宅ローンを組める金融機関が限られるって話を聞いていましたし、お金のことは心配でしたね。でもそこは実績のあるところをいくつか探してもらえたので大丈夫でしたよ。
あとは耐震面も気になっていたので、市嶋さんを介して東日本大震災の時の被害状況を管理組合から聞いたんです。幸い大きな被害はなかったようなので、管理の良さも鑑みて購入に踏み切れました。
Q7:カウカモで家を買ってみてどうだった?
すごく満足しています。購入するまで不安もありましたが、住み始めてから日々よかったなと実感しますね。
そもそもカウカモに問い合わせたきっかけは「“中古リノベ” のオンライン座談会」なんですよ。実際に物件購入された方のルームツアーをやっていたんですけど、同年代の女性が同じくらいの広さの物件を素敵にリノベーションされていたのがすごく印象的で、ロールモデルとして参考にさせてもらえたのもよかったですね。
Q8:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしていることは?
リビングの窓辺ですね。今の時期は植物たちがどんどん成長していくのを見るのが楽しいなぁって。
ひとりで住むにはゆとりのある家なので、お友達を呼んでオンラインライブを観戦したり、ご飯を食べたりできるのもいいですね。人を招きやすい立地でよかったです。
これからはまた壁を塗ったり貼ったり、気が変わったら色々手を加えるのが楽しみですね。やり始める前は『この色にしちゃっていいのかな?!』とかすごく悩んでたんですけど、失敗したり飽きたらまた変えればいいやって思うと色々試したくなってきて。
Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば
家を探し始めたときに思い浮かべた条件を、一旦外して考えてみるのもありかなって。
まだまだ自分が大事にしたいことを整理し切れていないうちは、新しい提案をもらう意味でも最初の条件にこだわりすぎなくてもいいと思うんです。
私の場合は「売却のしやすさ」をまず最初に考えたんですけど、最終的には生活空間の質を優先したいなと感じて、築古物件を選びました。
エージェントさんと相談しながら、そんなふうに条件の優先順位を見つめ直していくといいのかなと思います。
■リノベーションマンションで暮らしたいと思ったら
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担当エージェント: 市嶋 彩乃 / 撮影・取材:沢崎 友希 / 編集:本多 隼人