「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、家具付きのリノベーション済み物件を購入したご家族のもとを訪ねました。
《プロフィール》
名前:K.Sさん(旦那さま) / C.Sさん(奥さま)/ U.Sくん
年齢:40代前半 / 40代前半 / 10歳
職業:会社員(美術系)/ 会社員(IT系)
趣味:音楽、美術 / 読書、文房具、植物 / 特撮
《この住まいについて》
場所:江東区
間取り:2LDK+WIC
面積:76.33m²
築年数:築40年(取材時)
追加リノベ:なし
支払い額(以前と比べて):広さは1.5倍になり、支払い額はほとんど変わらず
家を探し始めたきっかけ:広い住まいを求めて
家探し期間:1ヶ月
内見数:7軒
Q1:以前の住まいは?
K.Sさん:いわゆる “谷根千” あたりに住んでいました。下町界隈のそのエリアに昔から憧れがあって、ひとり暮らしをはじめたタイミングで引っ越したんです。
レコードを「御茶ノ水」まで買いに行ったり、「神保町」でカレーを食べたり、自転車でいろいろなところに行けるのがよかったですね。
C.Sさん:文化へのアクセスが本当にいい場所で。上野公園の美術館や博物館にもよく行ってましたよ。
U.Sくん:僕も結構いいポジションだなって思ってて、「秋葉原」でよく “オタカツ” してました〜。
C.Sさん:という感じで環境はすごく気に入ってたんですけど、子どもが大きくなったり、コロナでリモートワークが増えたりで、狭い場所で3人がぎゅうぎゅうになって暮らすのが結構ストレスになっていて……
この先もリモートが続きそうだということで、お互い仕事がしやすいところに引っ越したいと思ったんです。
Q2:この街《江東区》にした理由は?
K.Sさん:んー、正直土地勘は全然なかったんですが、私が東京の東側出身だったからですかね。内見で西の方にも行ってみたんですが、どうもわれわれには東の空気感の方が合うなと。
C.Sさん:最初はもともと住んでいた場所の周辺で探していたんですけど、なかなか条件に合う物件が見つからなくって。彼が川沿いに住みたいって想いがあったので、こっちの方まで範囲を広げてみたんですよ。
K.Sさん:東側といっても、このあたりはタワーマンションが建ち並ぶ近未来的なイメージがあったので『果たしてそこに馴染めるのか?』という不安はありました。
ただこの家の周りは、そんな近未来的な世界と下町風情がちょうど混じり合うような場所で。「門前仲町」の方へ行けば “谷根千” 的なホームに帰ってきたような感覚に浸れるし、イケイケな気分の時はキラキラした湾岸沿いに足を運べるみたいな、不思議な環境なんですよ。
C.Sさん:そうそう。“門仲” に向かっていくと、あるところから急に下町感が出てくるんです。やっぱりそういうところが落ち着くので、今までの環境と遠からずでよかったかな。
Q3:この家に決めた理由は?
C.Sさん:ある物件へ内見に行く前日、偶然ここがカウカモアプリの新着記事で上がってきたんですよ。行く予定の場所に近かったので『ちょうどいい!』と思って寄ってみたら、家族揃ってすごく気に入って。
K.Sさん:うちの子は『150点!』って言ってたね。
C.Sさん:とにかく部屋に入ったときの印象がよかったんです。川が見える景色も素敵でしたし、前に住んでいた方の内装のセンスがすばらしくて。
K.Sさん:ここは家具付きの物件だったんですが、そのチョイスもわれわれ好みの絶妙なもので。
Q4:《リノベーション済みの中古マンションを買う》以外の選択肢は検討した?
C.Sさん:新築っぽい内装が好きじゃなかったので、はじめから中古のリノベーション物件を見ていました。
K.Sさん:妻の言う通り、ギラギラしたものより味があるほっこりしたものが好きなんです。
C.Sさん:もちろん価格的に新築より求めやすいですし、私たちの好みを考えると自然な選択肢でしたね。フルリノベーションもできれば楽しかったんですけど、お互い忙しかったので余裕がなくて……最初から素敵にできているものがあるならば、それに越したことはないなと。
Q5: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
K.Sさん:やっぱり築年数が不安要素でしたね。
C.Sさん:なので、古びていても管理面がしっかりしているかは結構気にして見てました。
実際住んでみると、子育て世代が思ったよりたくさん暮らしているとわかって安心できました。大規模なマンションだけに子ども会とか自治会がしっかり機能してるんですよ。
Q6:カウカモで家を買ってみてどうだった?
C.Sさん:よかったです。担当の鈴木さんとはコミュニケーションが本当に取りやすくって。他にもいろんな方に登場いただいたんですけど、皆さんキャラがたってました(笑)
K.Sさん:いかにも “不動産屋さん” じゃない雰囲気がカウカモさんらしさですよね。
C.Sさん:丁寧だけどちょうどいいフレンドリーさがあってね。
Q7:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしていることは?
U.Sくん:うーん、リビングと自分の部屋、あとベランダです!リビングでよくゴロゴロしてますね〜、ソファが好き。
K.Sさん:この子がいつも寝っ転がってるんで、実はあんまりソファに座ったことないんですよ(笑)
そうそう、私もリビングが好きでプロジェクターでゆっくり映画を見るのが楽しみですね。お互い忙しくてまだ全然使えてないんですけど。
C.Sさん:え、そうなの?私はもう結構見てるよ(笑)
C.Sさん:やっぱり住まいづくりを楽しめるようになったのが嬉しいですね。今までは賃貸暮らしだったので、そこにぴったりはまるものを買ったとしてもいずれは要らなくなるんじゃないかと思って、真剣に住まいをつくり込めてなかったんですよ。
これからはバルコニーをどんどん活用したいと思ってます。好きな植物をたくさん育てたいなって。
K.Sさん:そういう話で言えば、まだまだ前の方の美意識が強くある部屋だから、もっとわれわれの色をミックスしていきたいですね。和の要素を入れようと思っていて、アンティークの家具を扱うお店や、骨董市で古道具を見つけに行く予定です。
Q8:これから家探しをする人にアドバイスがあれば
K.Sさん:限られた予算の中で現実的な落とし所を見つけなきゃいけないっていうのはおそらく皆さん一緒なので、何が自分たちにとって一番大事かを見極めることですよね。われわれの場合は、それが東京の西なのか東なのかって話だったり、部屋の中の美意識だったりで。
C.Sさん:目を瞑れるポイントも色々あると思うんですけど、目を瞑りすぎると後々不満となって返ってきてしまうので、貫くところは貫くのが大事だと思います。
担当エージェント: 鈴木 佳菜子・高橋 佑唯 / 撮影:沢崎 友希 / 取材・文:本多 隼人