日々お客さまの家探しをサポートするカウカモエージェントにフィーチャー! 不動産のプロがオススメする、萌える街やマンションって? 実際に街を歩きながら、編集部がインタビューする企画です。


こんにちは!カウカモ編集部の熊谷(くまがい)です。2020年一発目となるこちらの企画。今回は東京の東エリア「清澄白河」をご紹介します! 隅田川や複数の運河に囲われて、かつては物流の拠点として発展したこちらのエリア。今ではアートやコーヒーの街として世代を問わず人気になった街の魅力を、カウカモエージェントと一緒にご案内します。

さて、今回ナビゲートしてくれるのは……?

《プロフィール》山口 渉(やまぐち わたる)
エージェントチーム・チームリーダー。前職では不動産ポータルサイトの営業・メディア開発などを経験。カウカモでは、法人営業や物件の売却・購入のサポートなど幅広い業務をこなす頼れる存在。プライベートでは1歳3ヶ月の息子を育てながら、自宅のマンションで懇親会の企画運営や、知人のハンモック屋さんで制作・販売を手伝うなどアクティブに活動している。

下町情緒あふれる街並み

さっそくですが、みなさんは「清澄白河」という駅名が、2000年に都営大江戸線の駅が開業した際にできた新しい名前だってご存知でしたか? もともとは「清澄」と「白河」という近接するふたつの地名があって、それを合体して駅の名前が付けられたそうなんです。

左上・明治時代に完成した回遊式日本庭園「清澄庭園」。四季折々の植物が池を囲み、春は桜の名所として賑わいます。/右上・水と緑に溢れるこちらのエリアには、街のいたるところに親水公園が。都内にいながら自然を身近に感じられるのは、大きな魅力ですね。/下・関東大震災後の復興事業の一環として、1928年(昭和3年)に建設された「旧東京市営店舗向住宅」。約250mにわたり建ち並ぶRC造の長屋で、建設から100年近く経った今でも店舗として使用されています。所々外観が改修されていますが、建設当時のアール・デコ風の幾何学模様のレリーフやタイルが施されている箇所も残っており、見ているだけでワクワクします。


駅としてはまだ歴史が浅い「清澄白河」ですが、周辺には清澄庭園や深川図書館、清洲橋をはじめとする江戸から昭和初期にかけての歴史的建造物が数多く残っており、古き良き街並みが今もなお残されています。また、この界隈には複数の河川や運河が流れており、江戸に物資を運び入れる物流の拠点として発展しました。その名残から、現在でも倉庫や町工場が多数点在するエリアでもあります。

ところで、ナビゲーターの山口は今回なぜ「清澄白河」を選んだのでしょうか?

社会人になってから、東京の東側に約8年間住み続けていたんだ。このエリアって、下町ならではの結束感やコミュニティがあって、親しみが持てるんだよね。前職で新橋勤務だった時は、当時の上司と門前仲町で飲むことが多くて、清澄白河はずっと気になっているエリア。大人も子どもも楽しめる街だと思ってここを選んだよ!

なるほど! もともと東側にはゆかりがあったんですね。

のびのび子育てできる
ファミリーさん向けマンション

「清澄白河」駅から歩くこと約7分、山口のお気に入りマンション、「プラザ元加賀」に到着しました! カウカモの物件紹介記事で何度も登場したことがあるマンションですね!

小名木川沿いに建つ、7棟からなる大規模マンション。A〜G棟まで連なっていて、総戸数はなんと673戸!

「プラザ元加賀」には、お客様のご案内で来たことがあったんだ。マンションの圧倒的な規模感と敷地内の豊かな緑に惹かれて、強く印象に残ってる。僕自身、総戸数136戸の1棟を丸ごとリノベーションしたマンションに住んでいるから、自然と大規模でファミリータイプのマンションに惹かれるのかも。

プライベートでは、一児のパパでもある山口。ファミリータイプのマンションに住んでいるので、ご近所さんとの交流やパパ友コミュニティで育児の相談も日常的に行っているそう。こういったコミュニティが自然と作られるのも、大規模マンションの魅力と言えそうですね。

正面からも建物を見てみよう!

中央に見えるG棟をA〜F棟がぐるりと囲うように建てられています。規模感がより一層伝わってきますね!

ここは、1984年〜1985年にかけて竣工した “多棟型” の大規模マンションなんだ。敷地内には広々とした平置きの駐車場や、遊具のある緑豊かな公園、幼稚園も併設されていて、まるでひとつの街のようだよね。しかも24時間有人管理で、管理人さんの他にも、夜間は警備員さんまで勤務されているから、お子さまのいるご家族にとっては安心感があるよね。

へー! とても充実した共用設備があって、管理体制もしっかりしているんですね。24時間有人管理って、タワーマンションや新築マンションでのセキュリティのイメージがありましたが、築年数が35年(2020年2月現在)でも新築と遜色ないですね。女性としても安心感がある!

マンションの敷地に入ると、まず目に入るのがこちらの大型遊具!

初めてここに来た時、この遊具に一番テンションが上がったんだ。都心だとここまで広い土地が確保できないから、敷地内に公園みたいな遊具設備ってあんまり見られなくて。東エリアの大規模マンションだからこそ、子育てにも優しい設備が整っているんだなあと感心したんだよね。


子どもが生まれてから、子育て環境を意識してマンションを見るようになったという山口。「プラザ元加賀」は、そんな子育てファミリーさんにぴったりのマンションなんでしょうね!常にご近所さん同士で見守ってくれる環境だから、お子さまがひとりで『遊んでくるねー!』と言っても安心して送り出せそう♪

春〜夏には、敷地内に植えられた植物たちが青々と育ち、自然に囲まれた暮らしが送れるのも魅力。子どもが元気にのびのびと育ってくれるイメージができるよね。

左上・広い敷地の中央には、こんなに開けた空間も。休日には子ども達が駆け回って遊んだり、自転車の練習だってできそう。/右上・敷地内には幼稚園が併設されています。お迎えの時間にはパパ・ママの『ただいま!』が聞こえてきそうですね。/左下・各棟の共用ロビーはとても綺麗に管理されています。こちらは中庭を眺めながらほっと一息つける休憩スペース。/右下・同じく共用ロビーには、可愛らしい季節行事の飾り付けも♡

このマンションは、総戸数673戸というビッグコミュニティの恩恵を受け、一戸あたりの共益費は広さに対して抑えめ。2017~2018年にかけて大規模修繕工事が実施されたんだけど、マンション全体の修繕積立金は2019年2月時点で7億円以上貯まっているんだよ。しかも、全体での滞納金も戸数の割に少なく、借り入れもなし! この規模でここまで優秀な管理体制は、かなり珍しいことなんだよね。

たしかに、こんなにたくさんの方が暮らしていたら、様々な理由で共益費のお支払いが滞る割合も増えそうな気がします。それでもしっかり積立金を蓄えられるのは、居住者さん同士のコミュニティがしっかりと確立されていて、『みんなでこのマンションを守っていこう!』という結束力があってこそ。ひとつの大きな家族って感じがします!

各棟をつなぐアーケード。ゆったりとした敷地を見て、思わず鬼ごっこがしたくなりました(笑)。

実は、ここに住んでいたお子さまが、大人になってから同じマンション内で別の住戸を購入されるケースも多いんだって。一度住んだら離れられないほどの魅力があるみたい。住環境に対する満足度の高さがうかがえるよね。

まだまだあります!
リバーサイド × 大規模マンション

「プラザ元加賀」のように、清澄白河には川沿いに建つ大規模マンションが沢山あります。せっかくなので、小名木川沿いを歩きながら周辺のマンションも見てみましょう!

小名木川は、江東区を東西に横断する約5kmの川なんだ。旧中川と隅田川を結んでいて、江戸時代初期に、徳川家康が千葉の行徳から塩を運ぶために造らせたんだって。


つまり、人工の河川なんですね!

そんな歴史のある小名木川沿いを歩いていると、何やら山口のテンションが上がってきました。

彼の目線の先にあったのは、川沿いにどどーんと構える「パークハウス清澄白河リバーサイド」でした! 2005年の竣工で総戸数は370戸とかなりのビッグコミュニティ。中央に見える低層の建物はコモンスペースになっていて、パーティールームやバーラウンジ、ゲストルームなどが完備されています。24時間有人管理で、管理体制も◎

仕事で外出することが多いんだけど、好きなマンションを見つけると、すぐ立ち止まっちゃうんだよね。遠くからこのマンションを見つけた時は、思わず近くまで見に行っちゃった。「パークハウス」という名称を見てすぐに『三菱地所のマンションだ!』ってわかったよ(笑)。ここは建物だけでなく外構もしっかりと作り込まれていて、植物がたくさん植えられているんだ。僕の実家は田舎で敷地にゆとりがあったから、自分の子どもにも、広い敷地の中でのびのび育ってもらいたいという気持ちがあるんだよね。

左・次にやって来たのは「秀和深川森下町レジデンス」。カウカモでもお馴染みの“秀和レジデンス” シリーズですね。1974年竣工・総戸数156戸のレトロなマンションです。以前は秀和らしいブルーの屋根でしたが、いつの間にか深緑に塗装されていました!/右上・建物を正面から。2016年に大規模修繕工事を実施したほか、こまめにメンテナンスが行われています。そのおかげで、美しい状態が維持されています。/右下・お城のようなアーチ状の門構え。エントランスの屋根だけブルーのままなのがチャーミング♡

最後に、対岸にある「マンションニュー清澄」にやってきました!こちらは「秀和深川森下町レジデンス」の翌年に竣工した、総戸数161戸の大規模マンションです。

このマンションは、共用廊下部分が川に面しているんだよ。つまり、建物自体は川沿いだけど、住戸のほとんどは南向きのシティビューなんだ。そのおかげで日当たりがいいのが、このマンションの特徴なんだよ。

共用廊下からの眺望。晴れていると「東京スカイツリー」をはっきりと見ることができます。右側には先ほどの「秀和深川森下町レジデンス」がチラッと見えていますね。

マンションが川のどちら側に建っているかで、住戸から見える景色も変わるんですね! 朝玄関を開けて川が見えたら、気持ちのいいスタートが切れそう♪(しかも「東京スカイツリー」のおまけ付き♡)

オトナも楽しい清澄ライフ

川沿いのマンションを巡っていたら、もっと街のことを知りたくなっちゃいました。清澄白河は大人も楽しめるエリアということで、街のスポットを訪ねてみましょう!

清澄白河のアートスポットといえばココ! 日本最大規模の現代美術のコレクションを展示している「東京都現代美術館」。下町の中でアートを身近に感じられるスポットです。2016年から約3年にもわたる大規模改修工事を行い、2019年3月にリニューアルオープンしました。お子さま連れでも利用できるレストランが併設されているので、ご家族で楽しめますよ♪

お次は、カウカモのイベントでもお馴染みの「ブルーボトルコーヒー 清澄白河 フラッグシップカフェ」へ。2015年に倉庫をリノベーションして作られたロースタリー&カフェです。2019年秋にリニューアルした店内は広々とした空間で開放感があります。この日も沢山の人で賑わっていて、人気の高さを感じました。

「清澄白河」には、倉庫や町工場をリノベーションしたショップが沢山あるんだよ。下町文化を生かすように、新しいお店ができているんだ。

次にやって来たのは、新潟県佐渡島で採れた野菜や果物を使った自家製ジャムや、世界各国のおしゃれなパッケージの缶詰をセレクトして販売する保存食専門店「HOZON(ホゾン)」。もともとは製本所だった建物をリノベーションして、“保存食のセレクトショップ” へと生まれ変わりました。どれも初めて見るものばかりで、ついつい色んな缶詰をジャケ買いしちゃいそうー♡

古きよき下町の風景を壊すことなく、新しい文化が根付いて共存しているこの街は、なんだか、たくさんの方が大切に住み継いできた「プラザ元加賀」に似ている気がしました。何年経っても、みんなでこのホームを守ろうとする結束力が、魅力ある街を作っているんでしょうね!

休むことなく街歩きを続けていたので、この辺りでちょっとコーヒーブレイクでも。

左上・以前から気になっていたホテル「LYURO(リュウロ)東京清澄」へ訪問。こちらには、レストランに加えクラフトビールのブルワリーまで併設しているんですよ。/右上・テラス席で隅田川を眺めながら、コーヒーで乾杯♪/左下・一息ついたところで、コミュニティスペース「リトルトーキョー」へ。ところが、この日はあいにくの休業日……。普段はご近所さんから全国各地の方まで様々な人が集い、トークショーやワークショップなどで交流を深めていますよ。/右下・駅の東南方面にある “木場エリア” には、約24万㎡の広大な敷地を誇る「木場公園」が。園内にはテニスコートやバーベキュー場、ドッグランなど充実した施設が揃っていて、大人でも十分楽しめます◎

「リトルトーキョー」には、まだ入社する前にカウカモのイベントをやるって聞いて、来たことがあるんだ。清澄白河には「オトナの溜まり場」が増えているから、いろんなコミュニティが広がっていくんだよね。


ファミリーでなくても、恋人や友人と楽しめるスポットが沢山あるんですね! しかも、街のあらゆる場所にショップが点在しているので、目的地がなくてもぷらぷら歩いているだけで素敵なお店との出会いがありそう♡

いつの間にか日が暮れて、そろそろ取材も終わりかな? と思い山口に声を掛けると……

取材で一日歩いたし、お疲れ様の一杯やってかない? ちょっと行きたいお店があるんだよね!


と、うれしい一言が。

待ってました! すぐに行きましょう!

最後にとっておきの「集いの場」へ

左上・やって来たのは、駅から10分ほど歩いた閑静な住宅街の中にひっそりと佇む細長い建物。/左下・カウンターに、ずらりと並ぶ日本酒に胸が高鳴ります……♡/右・こちらは、立ち飲みスタイルのバル「清澄白河 タパスで立ち呑み KARASU NO SU(カラスノス)」というお店。元は材木屋だったという建物を改装して作られた店内は、3階部分まで吹き抜けになっていて開放的!

実はこのお店の系列店が門前仲町にあって、そこでこのお店を教えていただいたんだ。お酒と料理はもちろん美味しかったんだけど、お店の雰囲気がとてもよくて。立ち飲みのビストロなんだけど、隣になった知らないお客さん同士が仲良くなったり、それがきっかけで他のお店で飲んだりというコミュニティが自然と作られていて面白かったんだよね。

清澄白河のお店は、2019年11月にオープンしたばかり。クラウドファンディングをしていたので応援も兼ねて支援したんだ。だから、今日はどうしてもここを紹介したかったんだよね!


うれしそうに話す山口を見ていると、いろんな場所にアクティブに出かけたり、初対面の人ともコミュニケーションを取ったりすることが、本当に好きなんだなと感じました。仕事でもプライベートでも、その人柄のよさが表情に滲み出てますよー♪

左・2階はテーブル席になっていて、ゆっくりお酒と料理が楽しめます。日本酒もいいけど、まずはビールで乾杯♡ それにしても、ほんと美味しそうに飲むなあ(笑)/右・2階から下の階を、ちらっ。この日もご近所の常連さんがふらっと食事に来ていましたよ。アットホームな雰囲気にふたりでほっこりしながら、ふと仕事の話題に。

カウカモのエージェントは、物件の “売却” と “購入” で担当がわかれていて、それぞれが専門性を持ってお客様にご提案をしているんだ。その中でも、僕は “売却” と “購入” をハイブリッドにご提案できることが、自分の強みだと思ってるんだよね。持ち家がある方にとっては、家を売るタイミングと買うタイミングがとても大切なんだ。どちらかが早すぎても遅すぎてもよくない。お客様の要望をしっかりとヒアリングして、時には『それってどうしてですかね?』って踏み込んだ質問をする事で、お客様自身が気付けていなかった本質の部分まで引き出すことが出来るんだよね。

最終的に、きちんと納得していただいた上で理想の住まいを手に入れていただきたいと思っているからこそ、お客様と真正面から向き合って対話することを心掛けているよ。


おお! 普段の優しい笑顔の裏側に、こんな熱い想いが隠されていたとは。お客様と真摯に向き合おうとするプロフェッショナルな部分が垣間見えて、とても頼もしく感じられました。わたしも家を買う時は山口に相談したいな。

取材後記

終始明るい表情で、楽しそうにマンションの説明をしてくれた山口。取材の中で、『エージェントという仕事は、どんなお客様に対しても分け隔てなく、その人にとって最高のご提案が出来るべきだと思うんだ』と話していたのが印象的でした。不動産が好きだからこそ、お客様への対応と同じように、私に対しても丁寧に説明してくれる姿に、彼の誠実さを強く感じました。

普段はエージェントチームのリーダーとして後輩メンバーを育成する山口も、家に帰れば1歳3ヶ月のお子さんを育てるパパに戻ります。今まで培ってきた不動産の知識と、自身が単身〜ファミリーまで、ライフステージ毎の住み方を知っているからこそ、幅広いご提案が出来ることでお客様に安心感を与えているのかもしれませんね。

「清澄白河」という水と緑に囲まれた豊かな環境と、「大規模マンション」ならではの手厚い管理や住人同士の横のつながりに、どちらもほっと一息つける “安心感” や “おおらかさ” を感じました。また、記事の冒頭で山口が話していた “下町ならではの結束感やコミュニティ“ という言葉の理由が分かった気がします。子育て環境がいいのはもちろんの事、大人が楽しめる場所もそこかしこに散りばめられていました。

みなさんも、家を買おうと思った時には、ぜひ知らない街にも目を向けてみることをおすすめします。案外、自分のライフスタイルにぴったりフィットする場所が見つかるかもしれませんよ◎ 今年もカウカモ編集部では街とマンションの魅力をお伝えしてまいりますので、次回もお楽しみに!

>清澄白河についてはこちらの記事も合わせてどうぞ。
【 #清澄白河 】緑と水とサードウェーブコーヒー! 人と文化がつながる、居心地のいい街

>ほかのエージェントのおすすめの街とマンションは?