こぼれた小ネタ 〜番外編〜

「秀和」と「ヴィップ」の見分け方

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カウカモでよく紹介している「秀和レジデンスシリーズ」にそっくりな「ヴィップシリーズ」のマンションってあるじゃん。

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どちらも青い瓦屋根に、白塗りの壁。遠目からだとほぼ分からないけど、よく見ると違うよね。

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白壁に注目すると、「ヴィップ」の方が塗り方がハッキリしてて、「秀和」は生クリームっぽい滑らかさがあるんだよね。

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わかる(笑)

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遠目で見つけたときに、心の中でクイズするんだよね。「どっちかな〜…… ヴィップかな〜…… ヴィップに1票!(近づいて行って)あーーーー秀和だったぁーーー!!」みたいな(笑)

左が「秀和東荻窪レジデンス」、右が「ヴィップ大森パークサイド」。確かによく見ると塗り方も模様の出し方も違う……! 何ともマニアックすぎる情報(笑)。

年齢不詳な “美魔女マンション"

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「月島ホームズ」って新しいマンションかと思いきや、それなりに築年数が経ってて意外な印象を受けた!

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あ〜エントランスがしっかり改修されてるマンションね。これ、年齢(築年数)わかんないよね! 美魔女だ!

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美魔女! これからそう呼びたい(笑)。

地上13階建て・総戸数216戸とビッグコミュニティの「月島ホームズ」。1984年の竣工ですが、共用部はゆったりとしていて、タワーマンションのような現代的な雰囲気。

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個人的に好きなマンションの「赤坂パインクレスト」も美魔女系だな。モダンでどこかホテルライク。

1974年竣工の「赤坂パインクレスト」。品のいい共用部には、オートロックや宅配ボックスを完備。2011年に一部耐震補強工事、2013年には大規模修繕工事を実施済み。

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「ルイマーブル乃木坂」も美魔女だな!(さっそく)品のあるルックスで、廃れない美しさ。

1978年竣工の「ルイマーブル乃木坂」は、レンガ調タイルのオレンジと植栽のグリーンが白壁映える見た目。質感の高いタイル使いと、エレベーターホールにはブロンズミラーが鈍く輝きます。

梵寿綱(ぼん じゅこう)氏設計のマンション

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分譲マンションには多くないんだけど、梵さんが手掛けたマンションのことも語りたい!  “日本のガウディ” って呼ばれる建築家で、初めて見たのは賃貸マンションだったんだけど……

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以前、取材にいった「カーサ相生」とかの!

月島にある「カーサ相生」は、建築家・梵寿綱(ぼん じゅこう)氏のデザイン。こちらはまだ梵寿綱と名乗る前のものらしく、ほかの建築に比べるとやや控えめなのだそう。外観、共用部にさまざまな意匠が施されている。

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そうそう! 「カーサ相生」は外壁にタイルでクジャクが描かれてるし、建物の側面には花柄のタイルアートがあって、これも独特で面白いよね。

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うわ、調べたら賃貸マンションとかの方が面白いデザイン……! 誰にも止められず、竣工したのがすごいな(笑)。これは実際に見に行きたい!

代田橋にある賃貸マンションの「ラポルタ和泉」。建物上部にはペガサス像、エントランスには女性の巨大なレリーフ、よく見ると柱の上部にはモザイクタイルでお顔! 噴水の近くにも恐いお顔……すごい……。ほかにも集合住宅の「ドラード和世陀」や「向台老人ホーム無量寿舞(むりょうすまい)」などが有名です。


さてさて、番外編はこのくらいにしておいて。

自由気ままでちょっとマニアックな中古マンショントークが繰り広げられましたね! マンション名がいくつも飛び出て、まるで人間観察するような語り口でした(笑)。『築古のマンションはちょっと…… 』と思っている方にも、数字(築年数)だけでは語りきれない良さを感じてもらえたらうれしいです。Age is just a number(年齢はただの数字)!

マンションの維持管理がしっかり行われていると、見た目や雰囲気に滲み出ます(人間と似てる……)。『古いから』『築年数が経っているから』という理由だけで、条件から外してしまうのは勿体無い! 古いマンションほど、いい立地に建っていることも多いですしね◎ もちろんすべてのマンションで “いい管理” が行われているとは限らないので、その見極めはエージェントにご相談ください。

そして、住まい探しする際は “お顔立ち” もチェックしてみると、ちょっと違った気持ちで楽しめるかもしれません。「街とマンションと私」の記事では、エージェントがオススメするマンションを紹介しています。ぜひそちらの記事もご覧くださいね!