【7】世田谷
morryは「世田谷」駅をご紹介します!
穏やかな街並みが広がりますが、自転車があれば「三軒茶屋」まで約8分のところに位置します。駅前にはドッシリと寺院が構える、穏やかな街並みです。
個性的な “通り” が囲む駅周辺、早速歩いてみましょう!
“世田谷駅前” 交差点に佇む小さなカフェ「BRICK LANE」は、何層にも重なったボリュームたっぷりのカップケーキが人気です。交差点を左折して “駒沢公園通り” へ進むと、小さな店内にお花たちがギュッと詰まった生花店「コイズミ生花店」が。店頭のしめ縄がとってもステキでしたよ。(2階のバルコニーも可愛い♡)
そのまま通りを進むと、もつ焼きやさんやたこ焼きやさんなど、ノスタルジーな雰囲気とお腹が空く匂いを漂わせるお店が……。可愛らしいカフェから駆けつけ一杯まで叶う環境です。
駅から5分ほど歩くと “ボロ市通り” が。今年は中止のようですが、毎年多くの人で賑わう伝統行事「世田谷ボロ市」が行われます。通り沿いにはカジュアルな雰囲気の沖縄料理店や、畳屋さんの看板を掲げている床屋さんなど(!) があり、のんびりとした空気感です。「上町」方面へ進むと、「世田谷代官屋敷」が、ドドンと建っていて、散策していて楽しいです。
都心で働いて、“三茶” から自転車に乗って、家に帰ってきたころにはすっかり気持ちが落ち着き、静かに眠りに着く。週末には、早めの一杯をもつやきでいただく。そんな日常が目に浮かびましたよ。
それではお次の「松陰神社前」へと参りましょう!
【8】松陰神社前
世田谷線の中でも "オシャレタウン" として名を馳せる「松陰神社前」駅ですが、編集長ayakoはちょっと別の角度からこの街をご紹介したいと思います。
駅名の由来にもなっている「松陰神社」は既にお正月の準備がなされていました。今年の初詣は去年より多くの人が参拝するのでしょうか。
まずご紹介したいのは「世田谷区民館・区庁舎」。日本の巨匠建築家・前川國男氏によって1959年に建てられ、約60年の歴史をもって取り壊しが行われている最中です。
コンクリートの重みを感じ、そびえる柱とそこに架かる大屋根が美しい区民会館は、すでに仮囲いの中。2021年12月現在残されている「世田谷区役所第一庁舎」も2期工事で解体が決まっており、ここに足を運べるのもあとわずかな時間しか残されていません。
第一庁舎のロビーはまさにモダニズム建築を感じる空間。この大胆さこそが素晴らしいのに、もうすぐ体感できなくなってしまうなんて。しかし帰宅してからいろいろ調べてみると、新庁舎のエントランスホールに壁面のレリーフは復元されるようです。少し安心。中を歩けば歩くほど歴史が感じられるので、皆さまぜひなくなってしまう前に足を運んでみてくださいね。
そして駅の南北を走る「松陰神社通り商店街」。最近では “インスタ映え” なお店が次々オープンしていますが、わたしが惹かれるのはやっぱり温もりを感じる古くからのお店たち。
お惣菜屋さんにお肉屋さん、お花屋さんの軒先では喋った音を繰り返すぬいぐるみ(必死に話しかけるdaisakuと笑うhayato)。『あれ、アーケードのかかってる古い商店街があったはずなんだけど?』とうろうろしていると、なんと……こちらも解体されてしまっていました。敷地の奥に「共悦マーケット 62年間愛していただきまして心よりお礼申し上げます」と掲げられていて、もう胸が押しつぶされてしまいそう。
時代の移り変わりと共に街が変化を遂げていくのは仕方のないことですが(それに便利になるのは住民の方々にとってうれしいことですよね!)、やっぱり懐かしい風景がなくなってしまうことはとても切ない。2027年頃には地上10階・高さ約45メートルのピカピカの新庁舎が建ち上がり、共悦マーケット跡地には普通のビルが建つのでしょうか。
われわれのグループ最終駅だったので、みんなと集合する前に町中華「一番」さんで焼き餃子と肉もやし炒め、瓶ビールで “献杯” 。
お店の暖簾の前で、上町「tahila store」さんで買った猫ちゃんのネックレス(morry・写真右)とジャケット(ayako・写真左)を着て、『どっちが一番?バトル』を繰り広げて街を後にしたのでした。
(すごい真面目に書いたのに最後がコレっていうのが結局わたしたちらしい……)
【9】若林
hamakoが担当する街は「若林」。
お隣はおしゃれスポットが多い「松陰神社前」駅、ふたつ先は “住みたい街” として例年人気の「三軒茶屋」駅。人気エリアに挟まれた、ローカルな暮らしやすさのある穴場な街をてくてく散策しましたよ。
無人駅で、前方後方どちらのホームからも乗り降りが可能なんです! 駅前に集合とだけ伝えていたメンバーとは違う場所で降りてしまい、気付かず数分待ってしまいました。
まずは駅ヨコの「Cafe Steps(カフェ ステップス)」で腹ごしらえ。駅のまわりはスーパーや八百屋さん、ベーカリー、エスニック系の雑貨屋さんなどの店舗がいくつかあります。数は多くないので、お買い物は “三茶” に任せて、住まいはのんびり穏やかな「若林」という選択もいいかも。
若林駅のすぐ近くには「烏山川緑道」が通っています。水路の上を歩道にしているので、ところどころに橋の名前が掲示されています。それにしてもこの猫ちゃん、なんだか気になる。
こちらは世田谷線の線路と環七通りが交差する「若林踏切」。世田谷線はゆったりとした速度で走るので、四車線を走る車の方が勢いを感じました。
そんな踏切を渡ると人の絵が描かれたお店が。気になって入ってみると、「東果堂」というフルーツのケータリングやデリバリーを行なっているお店でした。フードロスにも力を入れているそう。絞りたてのりんごジュースなどそれぞれテイクアウトし、それを片手に次の駅へと向かいます。