皆さまこんにちは、カウカモ編集長の伊勢谷(いせたに)です。

毎年恒例で開催している、カウカモ編集部・冬の風物詩「大忘年会」。コロナ感染防止策として、出発前の検温・マスク着用・消毒徹底、小グループに分かれて街歩きを守って実施することに。

今年は例年にも増して年末までバタバタしていた編集部。長距離を歩くというより “駅間の短い路線にしたいね” ということで、会場に選ばれたのは「東急世田谷線沿線」です!

下高井戸から三軒茶屋まで約5km、全10駅を結ぶ世田谷線。2両編成の路面電車が街中を駆ける様はとっても癒されますよね。歴史を辿ると、1907年に開業した玉川電気鉄道(通称:玉電)の支線として、1925年1月に三軒茶屋から世田谷まで、5月に下高井戸まで開業したのだそう。

3つのグループに分かれ、最後は終点「三軒茶屋」で集合。長い記事になったので、下にお品書きを添えておきますね。通しでじっくり読んでいただいても、気になるエリアまで飛んでいただいても◎

【1】下高井戸_前半(midori)
【2】下高井戸_後半(giri)
【3】松原(shoya)
【4】山下(go)
【5】宮の坂(hayato)
【6】上町(daisaku)
【7】世田谷(morry)
【8】松陰神社前(ayako)
【9】若林(hamako)
【10】西太子堂(shunshun)
【11】三軒茶屋_前半(baychan)
【12】三軒茶屋_後半(motoko)

それでは皆さま、いってらっしゃい。レポートの始まりです!

【1】下高井戸(前半)

まず最初にご紹介するのは、京王線と世田谷線が交わる「下高井戸」駅。今回のゴールである「三軒茶屋」駅までは世田谷線にのんびり揺られて約20分、ビッグターミナル「新宿」までは京王線で約10分と交通利便性は◎ 複数路線が利用できるのは、住む街を選ぶうえで魅力的なポイントですよね。

また、下高井戸は商店街が充実しているのも特長。加盟店の数はなんと200店舗以上にも及ぶんだとか。魅力満載・ボリューム満点の「下高井戸」は、ふたつに分けてご紹介します!

こちらは駅の北側に延びる「下高井戸駅前市場」。ノスタルジックで昭和にタイムスリップしたかのような佇まいの商店街です。

駅周辺にはスーパーもありますが、鮮魚やお肉、野菜など、個人商店ならではの豊富なラインナップから品定めする楽しみもあります。店員さんが親切に説明してくれるので、珍しい食材にも手を出しやすそう! お惣菜も充実しているので、テイクアウトするのもいいですね。

さらに北へ向かうと甲州街道が通っており、それに沿うように「玉川上水公園」が。3つの公園とひとつの緑地があり、全長はおよそ2000mにも及ぶそう! 春から夏にかけては新緑が楽しめるので、お子さまの遊び場やお散歩コースにもよさそうですね。

また、下高井戸といえば「下高井戸シネマ」は外せません! メジャーな映画からツウ好みの映画まで幅広いセレクトが楽しめます。映画好きの方がこの街に住んだら迷わず会員になることをオススメします!

さてさて、「小倉庵」のたい焼きと「パーラーシシド」のフルーツサンドをテイクアウトして、日大通り方面へ向かいましょう!

【2】下高井戸(後半)

はじめまして。giriです。編集部での街歩きは初めてなのでドキドキです!

下高井戸商店街の南側にやってきました。
実は、下高井戸は「日本大学文理学部」のキャンパスを有する学生街。駅周辺は年末の買い出しをする近隣住民で活気にあふれていました。商店街って “暮らし” がダイレクトに感じられて、個人的に大好き。

南側にも老舗のたい焼き屋さん「たつみや」が。食べ比べがしてみたい! 四半世紀以上を下高井戸の街と歩んできた、フランスお菓子の専門店「Patisserie Noliette(パティスリー・ノリエット)」。関西人にも認められたたこ焼きの「あずまや」。店内でイートインも可能なので、ビールも一緒にサク飲みがしたかった〜! 時間が限られているため、私たちは定番のソース味をテイクアウト。

地元の人に愛されている銭湯「月見湯温泉」に到着しました。天然温泉のお湯に加えて、男湯にも女湯にもサウナがあるのがうれしい!

少し身体が冷えてきたので、「FIVE STARS COFFEE & BAKERY SETAGAYA」で小休憩。種類豊富な焼き立てパンも揃っています。2階にはゆったりとしたイートインスペースが♡ 次回は文庫本を持ち込んでゆっくり読書がしたいな〜。

もっとカウカモでも紹介したい街なのに、低層の戸建てが多くマンションが少ないのが残念。希少なマンションが販売された時はチャンスですよ!

住宅街を歩いて、隣駅まで向かいましょう!

【3】松原

「松原」を担当するのはshoyaです! 晴れの日のお散歩は楽しいですね〜。

「下高井戸」〜「松原」 の駅間が最も長いと言われる世田谷線。それでも徒歩9分程度の距離なので、全然歩けちゃいます。賑やかな「下高井戸」が徒歩圏というのも「松原」の魅力かもしれませんね。

さて、「松原」駅へ向かう途中に現れたのは「世田谷区立 赤松公園」。この日は冬休みを楽しむ子どもたちでたくさんです。広場・遊具エリア・ボール遊びエリアが分かれている広めの公園。これにはgoさんパパも『安心して子どもを遊ばせられそうだ』と頷いていました。

「松原」駅に到着。そばにはスーパー「オオゼキ 松原店」がドーンと建っています(そしてOZEKIの文字がかっこいい)。驚くなかれ、「オオゼキ」の本店がこの松原店なのです!

「松原」は戸建て住宅が多建ちち並ぶ閑静な住宅街です。マンションが少ないぶん、カウカモではなかなかご紹介の機会に恵まれないのが悔しいところ。住宅街に潜む「茶そば いな垣」や、大きな松の木がシンボルツリーの「区立赤松ぼっくり庭園緑地」を散策して、次の駅「山下」へ向かうのでした。