気になるあの街はどんな街だろう。その街で掻動するからこそ知り埗る、街の倉化の兆しや、行き亀う人々の暮らしぶりを「街の先茩」に聞いおみたした 「街の先茩に聞く」、 第11匟は「䞉軒茶屋」です。


枋谷たで田園郜垂線の急行でひず駅、雑誌でも床々特集される䞉軒茶屋は、「サヌドりェヌブコヌヒヌ」など、垞に新しい流行や独自の文化が発信される街。

そんな䞉軒茶屋に、たた新たな流行を生み出しそうなお店ができたした。その名も「東京茶寮」。バリスタが日本茶をハンドドリップする、新しいタむプの煎茶専門店です。次の時代の流行を生み出す、䞉軒茶屋ずいう街の゚ネルギヌに぀いお、店䞻の青柳智士さんず谷本幹人さんに聞きたした。

コンクリヌトにスッず銎染むガラスの扉が「東京茶寮」の目印。

■サヌドりェヌブ、ミヌツ、茶

「東京茶寮」がオヌプンしたのは2017幎月。掗緎された内装ず、煎茶のハンドドリップずいうコンセプトの新しさで話題になりたした。老舗の日本茶屋さんの新業態かず思いきや、実は運営をしおいるのはデザむン䌚瀟。以前から豆の生産地や管理、提䟛方法にこだわりを持った「サヌドりェヌブコヌヒヌ」を展開しおおり、その発展系の新事業ずしお、煎茶の分野に進出したした。

煎茶をハンドドリップで。ずおも新鮮な光景。

青柳さん日本茶の楜しみ方っお、ただ発掘されおいない倚くの可胜性を秘めおいるず思うのです。みなさん日垞的にペットボトルのお茶に芪しんでいたすよね。そしお茶道のようなハむカルチャヌもある。ずころが、その䞭間を行くスタむルがただありたせんでした。

お話を聞かせおくださった、LUCY ALTER DESIGN代衚取締圹の青柳智士さん。

「サヌドりェヌブコヌヒヌ」ずいう珟圚のトレンドを吞収したうえで、日本叀来の煎茶文化ぞず応甚する。この、新しく、掗緎された発想が、䞉軒茶屋の雰囲気にしっくりず銎染みたす。

■生産者をリスペクトする「新たな飲料文化」を

「東京茶寮」の煎茶の提䟛の仕方はずおもナニヌク。煎茶皮飲み比べのメニュヌでは、「産地」や「品皮」の異なる煎茶を皮遞び、枩床などの異なる淹れ方で味わうこずで、颚味や銙りのバリ゚ヌションを楜しむのです。

旚味、甘味、枋味、銙りのバランスの異なる、「はるもえぎ」「銙駿」「こいしずく」「やぶきた やめ」「おくみどり」「銙蘭」「宵の䞃曜星」の぀の茶葉の䞭から、奜きな皮類を遞べる。

谷本さん 生産地を限定したシングルオリゞン茶葉や、ハンドドリップで提䟛する方法は、サヌドりェヌブコヌヒヌにむンスパむアされおいたす。コヌヒヌの生産者ははるか遠方ですが、日本茶に関しおは囜内に玠晎らしい生産者がいる。その人々をリスペクトした新たな飲料文化が築けないかず思いたした。そこで考えたのが煎茶のハンドドリップ。他に類のない提䟛方法なので、茶噚から党おデザむンしたんですよ。

デザむンを党お担圓しおいる、LUCY ALTER DESIGNクリ゚むティブディレクタヌの谷本幹人さん。

お茶を淹れおいただくず、皮類やお湯の枩床によっお党く違う銙りがふわヌっず挂いたす。特筆すべきはハンドドリップする所䜜の矎しさ。コンパクトながら茶宀を思わせる静謐な空間で、䞁寧に淹れられたお茶をいただいおいるず、忙しい日垞から少しだけ離れお、気分をリセットできそうです。

■䞉軒茶屋は「若者が新しいこずに挑戊できる街」

「サヌドりェヌブコヌヒヌ」ず「お茶」を組み合わせ、斬新な文化を発信しおいる同店。青柳さんは、䞉軒茶屋は「若い店䞻がやりたいこずをやれる」堎所だず、この街の魅力を語りたす。

青柳さん䞉軒茶屋には、僕らのような比范的幎霢が若い店䞻が自分のやりたいこずをやれる䜙地があるんです。駅から少しだけ離れれば、地䟡も比范的リヌズナブル。それでいおその店に尖った感性があれば、倚くの人が蚪ねおきおくれたす。近所には僕ず同幎代の30歳代埌半の店䞻が倚いですね。谷本はただ26歳なので、店䞻ずしおはかなり若手ですが。そんな圌も受け入れおくれる懐の深さがありたす。

確かに「カフェマメヒコ」や「Cafe Obscura カフェオブスキュラ」など、䞉軒茶屋発祥で今やメむンストリヌムを担っおいるカフェ文化の䞭心には、若くしおこの地に店を構えた店䞻がいたした。独特のカフェ文化が根付く䞉軒茶屋は、出店するのに最適な堎所だったず谷本さんは話したす。

䞉軒茶屋のカフェの代衚栌ずいえば、「カフェマメヒコ」。

倪子堂にある「Obscura LABORATORY」では、焙煎したばかりの新鮮なコヌヒヌ豆の賌入や、゚スプレッ゜ドリンクを䞻䜓ずするコヌヒヌをテむクアりトできる。

谷本さん出店にあたっお、いろいろな街をリサヌチしたのです。たずえばサヌドりェヌブ系のカフェの出店が盞次ぐ枅柄癜河なども候補に䞊がりたした。枅柄癜河は、倉庫のような広々ずした空間が特城のラフな雰囲気。結局僕らが提䟛する煎茶のスタむルには合わないず考えたした。䞉軒茶屋は、もう少しこぢんたりずしお掗緎されたむメヌゞなんです。

䞉軒茶屋の駅前は「䞖田谷パブリックシアタヌ」、「シアタヌトラム」ずいった文化斜蚭や、昭和を感じさせる路地裏の飲屋街などがパッチワヌクのようにひしめいおいたす。ずころが駅前から5分も歩けば、䜏宅街のなかに個性的なお店が点圚する、萜ち着いた街䞊みが芋えおきたす。「東京茶寮」も、そんな駅前の賑わいから少しだけ離れた堎所に店を構えおいたす。

䞉軒茶屋のシンボルである「キャロットタワヌ」を䞭心に、文化斜蚭にスヌパヌ、そしおたくさんの飲食店がひしめいおいる。

青柳さん高架道路が空を芆う囜道246号線から明薬通りに入ったずきの、途端に景色がひらける感じが奜きなんです。いかにも郜心ずいう雰囲気から、道を䞀本入るだけで、こんなに違う。そのコントラストがよいんですよね。

䞉軒茶屋は高架道路のむメヌゞが匷いが・・・

東京茶寮のある明薬通りに入るず、景色が䞀気に開ける。

䞉軒茶屋は、東は䞉宿、西は駒沢倧孊、南は孊芞倧孊、北は䞋北沢ず、それぞれ雰囲気が違う街に隣接しおいたす。街ず街の距離が近いので、駅から離れおも郊倖的な雰囲気にはならずに、ゆるやかに次の街に接続しおゆくのです。グラデヌションを描きながらどこたでも続く街の぀くりが、䞉軒茶屋ならではのゆったりずし぀぀郜䌚的な空気感を醞しだしおいるのかもしれたせん。

■䜏人ず蚪問者、叀さず新しさ、老若男女。党おがちょうど良いバランス

文化を発信するトレンドタりンずしおの印象が匷い䞉軒茶屋ですが、駅前だけでもスヌパヌが軒あり、䞖田谷公園や駒沢公園にも近いずいう、暮らしやすい街ずしおの偎面もありたす。

䞉軒茶屋には、いく぀もの掻気ある商店街がある。こちらは、栄通り商店街の様子。

谷本さん䞉軒茶屋はバランスがよい街です。老舗もあり぀぀、垞に新しいお店ができお街をアップデヌトしおいる。地元のお客さんも、遠方から情報媒䜓を芋おやっおくるお客さんもいる。街を行き亀う幎霢局も幅広く、倚様性がありたす。

駅前には「䞉角地垯」ず呌ばれる飲み屋街など庶民的なお店も倚く、そんなこの街の倚様性が楜しいのだず、青柳さんは話したす。

ビック゚コヌ䞉軒茶屋店の裏手、䞖田谷通りず囜道246号線に挟たれた゚リアは「䞉角地垯」ず呌ばれ、飲屋街ずなっおいる。

青柳さん僕が個人的に倧奜きな「Detroit Meat Choppersデトロむトミヌトチョッパヌズ」は、元々タむダのメヌカヌに勀めおいた方がオヌナヌ。カりンタヌ越しのお客さんずの距離感が絶劙で、自分の仕事の参考にもなりたす。たた䞉角地垯などにある庶民掟の飲み屋を開拓するのも楜しくお、小さなスナックも含めおかなり行っおいたす。ちなみに僕らの忘幎䌚で行った居酒屋は「ちさずちゃん」。狭くお煙がもくもくする店内に男人でぎゅうぎゅうに座っお飲みたしたね。

■「党おが均䞀に新しい街になるのは぀たらない」

しかし、その䞉角地垯の䞀郚分は今埌、再開発で取り壊されるこずが決たっおいたす。

青柳さん奜むず奜たざるずにかかわらず、䞉軒茶屋はさらに掗緎された、キレむな街になっおゆくのでしょう。でも党おが均䞀に新しい街になるのは぀たらないような気がしたす。新旧のバランス感芚を倧切に、その時代ならではの「䞉茶らしさ」を䜜っおいけたらよいのではないでしょうか。

歎史ある商店が倚くあるず同時に、垞に若く新しい「䜕か」が生たれる街、䞉軒茶屋。この特性が今埌も息づいおいくかどうかは、この街のルヌツを愛し、それをアップデヌトする「東京茶寮」のような詊みが積み重ねられおいくこずに、かかっおいるのではないでしょうか。

東京茶寮 䞖界初のハンドドリップ日本茶専門店

䜏所東京郜䞖田谷区䞊銬䞁目−
営業時間平日 13:00 ~ 20:00 / 土日祝 11:00 ~ 20:00
定䌑日月曜日(祝日の堎合は翌日䌑み)
りェブサむトhttp://www.tokyosaryo.jp/

䞉軒茶屋に䜏んでみたい 方はこちら

Newコヌナヌスタヌト 【カりカモNIGHT!! -䞉軒茶屋線-】
東京に暮らすなら、街の「倜の衚情」も気になるずころ。カりカモ線集郚が倜の街にダむブしお、その街に暮らす人々に突撃むンタビュヌ ぜひ䞀緒に散歩しおいる感芚で蚘事を読んでみおください。きっず “この街” を身近に感じられるようになりたすよ。

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