19:30 ヒロコさんの人柄に “♡” 「ハンダヒロコ」

ネオンの灯りに誘われて、そろそろ一杯ひっかけたくなってきました。ここで四谷三丁目に勤める友人も合流! “なんかいいお店なぁい? ” とか言いながら「杉大門通り」を歩いていると、ちょうどお店を開けようとしている女性を発見! 友人いわく、“ここ前に来たことあるんだけど、お店の雰囲気めちゃイイよ” とのこと。思い切って声をかけると、“いいよ、寄ってきな! ” と粋なお答えが・・・♡

左・杉大門通り沿いの古民家の2階部分に店を構える「ハンダヒロコ」。1階にはダイニングバーが入っています。/右上・天井が吹き抜けになり、古い木の梁が剥き出しになった店内。奥には小さなテラス席も。/右下・外をウロウロしすぎて寒かったので、お店のラベルが入った焼酎と、ヒロコさんお手製の紀州梅干しでお湯割りをつくってもらいました。

道路から見上げると、天井が高そうな素敵空間が広がっています! 店内は赤を基調としたエキゾチックな空間で、どこを撮ってもすごくフォトジェニック。取材しているとさっそくお客さまがいらっしゃいました。“この前の話の続きなんだけど・・・” といきなり始まったトークに常連感を察知。ヒロコさんを慕ってたくさんの方がいらっしゃるのですね。お話しがしやすいよう、ヒロコさんを囲うように造られたカウンターにも “なるほど” です。

ヒロコさん曰く、荒木町には200軒以上の飲食店があるけど、どこも個人商店だから食べたいものに合わせて行きたいお店を選べるのが魅力だとか。客層は30代後半〜という感じで、マスコミ関係者や作家さんが集まるお店も多いそう。また、青年会や町内会が協力し合っていろんなイベントを開催していて、季節に合わせて餅つき、お花見、盆踊り、イルミネーションを行なうなど。「四谷大好き祭り」は、持ち回りで各町が3年ずつ担当するんですって!

また、“荒木町は敷居が高そうだけど、最近は気軽に楽しめるお店も多いよ〜” と仰っていたので、ここぞとばかりにオススメのお店を紹介してもらいました(笑)。ヒロコさん、ありがとうございました!!

20:30 “荒木町ビギナー” にもオススメのお店! 「酒場 のんき」

体が温まったところで、ヒロコさんにオススメしてもらったお店「酒場 のんき」に向かいます。周辺は薄暗く、ムードのあるお店が多い印象ですが、こちらは道路まで明るい光が漏れています! 入りやすい雰囲気になんだか “ほっ”(笑)

左上・「車力門通り」から少し路地へ入ったところにあるお店。/右上・店内入り口手前にはテーブル席、奥にはカウンター席。一番いい場所に名物「牛すじ煮込み」の寸胴鍋が鎮座しています。/左下・日本酒、いっちゃいました♡ 種類豊富でどれにしようか迷います! 小皿まで注いでくれる粋なサービスもうれしい。/右下・「牛すじ豆腐」は煮込みの上に豆腐がドドン!

若い店員さんが多く活気ある店内。客層は近くにお勤めのサラリーマンや、近所にお住まいのカップルなど様々。お店が掲げる『気軽にふらっと立ち寄れる大衆酒場』というフレーズの通り、何だかとても親しみやすいお店です。実はこちらの「のんき」さん、近隣に店を構えるのはこちらで3店舗目。もつ焼きのお店など、いずれも人気店です。店長の永瀬さんは幼稚園から二十歳までこの地に住んだ地元っ子! お話しを伺いました。

さっきヒロコさんも仰ってたけど、本当に町内会のつながりが強いんですね・・・! 新宿区ってオフィスや商業施設が多いイメージで “地域密着感” が薄い印象だったけど、どうやらその真逆のよう。意外なギャップを発見です。

21:00 四谷荒木町の北側、「曙橋」方面を散策

日本酒がまわってきたところで、酔い覚ましも兼ねて “四谷荒木町” の北側、「曙橋」方面を歩いてみました。カウカモでも時たま販売物件をご紹介しているこちらのエリア。商店街があって住みやすそうですが、実は「フジテレビ」がお台場に移転する前は、ここ曙橋に社屋があったってご存知でしたか? それに「文化放送」の社屋だってあったのだそう! 30代後半以上の方であればご存知の方も多いかもしれませんね。

駅前から続く「あけぼの橋通り商店街」。住吉町〜河田町の辺りまで続いていて、元々は “フジテレビ通り” と呼ばれていました。

左&中央・商店街の途中から市谷仲野街方面に抜ける「念仏坂」。ここを上ると旧フジテレビの社屋があった場所に出ます。/右・現在、跡地には再開発によってURのマンションが建っています。