日々お客さまの家探しをサポートするカウカモエージェントにフィーチャー! 不動産のプロがオススメする、萌える街やマンションって? 実際に街を歩きながら、編集部がインタビューする企画です。
こんにちは!カウカモ編集部の熊谷です。今回やってきたのは “ニコタマ” の愛称で親しまれている「二子玉川」。
多摩川を越えた目と鼻の先はもう、神奈川県。都心からほどよく離れた郊外なので緑が多く、同時に大型商業施設もあり生活利便性が高いのがこのエリアの大きな特徴です。近年では大手企業が本社を移転するなど活気もあります。
さて、この街とマンションを案内してくれるエージェントは……?
《プロフィール》笹原 千鶴(ささはら ちづる)
ライフスタイルショップで店長を務めたのち、『住まいを通じてお客さまの暮らしを豊かにしたい』という想いからカウカモエージェントに転職。趣味は愛犬を連れての街歩き。平和主義で争い事は嫌いだが、自分には厳しく負けず嫌いな熱い一面も。
彼女をよく見ると、もうひとり……いや、もう1匹ナビゲーターが?
今日は私の家族も連れてきたよ!
アンちゃん(4才)
タイニープードルの女の子。笹原と誕生日が1日違いということに運命を感じ、出会ったその日のうちに家族としてお迎えしたそう。たまにカウカモオフィスに遊びに来て、エージェントに癒やしを与えてくれるアイドル的存在♡
きゃー、なんて可愛いんですか……! 今日は美人がふたりもいて緊張しますね(笑) それはそうと、今回はどうして「二子玉川」を選んだのでしょうか?
ペットと一緒に暮らしたい方に、ぜひおすすめしたいと思って「二子玉川」を選んだよ。犬のお散歩コースにちょうどいい多摩川の河川敷だけでなく、駅前の商業施設などもペット同伴OKなスポットが多くて、わんちゃんに優しい街なんだ。今回はペットとの暮らしにフォーカスして街とマンションを紹介するよ!
なるほど、犬と暮らしている彼女らしいセレクトですね。それでは参りましょう〜!
行楽地から商業地へ
二子玉川と聞いて思い浮かべるのは、 “ニコタマダム” といった「おしゃれで品のある奥さまの街」というイメージ。それと、老舗百貨店の「玉川高島屋S・C」が象徴的な存在ですよね!
二子玉川は、かつて遊園地やプールなどがあるレジャースポットだったんだよ。1969年に「玉川高島屋S・C」が開業し、ショッピングタウンへと変化していったんだ。
日本初の本格的な郊外型ショッピングセンターとして開業した「玉川高島屋S・C」。340もの専門店を誇る百貨店のほか、カルチャーセンターなどの文化施設も備え、地域に密着した商業施設となっています。また、屋上の庭園化やテラスの緑化など、街の自然と共生する環境づくりにも努めているそうです。
▼「玉川高島屋S・C」に関するインタビュー記事もあわせてどうぞ!
【 #二子玉川 】新しい街と新しい “マダム”、でも変わらない高島屋がある暮らし
ほっこりする街の風景
おしゃれなスポットが多く、ハイソな街のイメージがある二子玉川駅周辺。しかし、駅から少し離れた裏道には、昔ながらの商店街が続くローカルな一面も。
■ 二子玉川商店街
二子玉川が開発される前から変わらず残るこちらの「二子玉川商店街」。約400メートルの通りには、精肉店や八百屋といった地域密着の商店から新しいグルメスポットまで、さまざまなジャンルのお店が軒を連ねます。
この辺りは、駅前とはだいぶ雰囲気が違うよね。昔懐かしい感じがして、なんだかほっこりする。
続いては、四季を感じるルートへ向かいましょう!
■ 谷川緑道
この辺りは、わんちゃんをお散歩している人をよく見かけますね。私もペットとの暮らしに憧れがあるんですが、街や住まいを選ぶポイントがあったら教えて欲しいです!
お散歩コースの確認(歩道の広さ)や、ペットを遊ばせられる公園があるかをチェックするといいかな。あとは、通いやすい場所に動物病院があるか調べておくと、いざという時に安心だよ。ペットOKのお店が多いエリアは、ペットフレンドリーな街と言えるね!
ペットも家族の一員として、一緒に楽しめるスポットを探すのもポイントですね。住まいを選ぶ上でのポイントはどうでしょう?
交通量が多い場所や外からの騒音がする立地はなるべく避けた方がいいね。緊急車両などのサイレンは、ペットにストレスを与えてしまう可能性があるからね。また、窓を開けた時に急に飛び出す恐れがあるから、低層階のほうが安心だと思う。
よくよく考えてみると、ペットと暮らしやすい街は、子育てにもピッタリな街と言えそうですね。
そうそう! 歩道が広いとベビーカーを押しながらでも歩きやすいし、エレベーター無しのマンションでも、低層階なら頑張れば抱えて移動できるしね。1階はペットやお子さまが走り回っても足音を気にしなくていいからオススメだよ◎
高級旅館を彷彿とさせる
低層レジデンス
駅から西へ歩くことおよそ15分。進むにつれて徐々に戸建てが多くなり、あたりは閑静な住宅街に。
あ、着いたよ!
まず最初に紹介してくれたは、樹々に囲まれて建つ「パークコート二子玉川」。三井不動産旧分譲の “パークコートシリーズ” のひとつで、高級感のある低層マンションです。
ここは、「幽篁堂(ゆうこうどう)庭園」という回遊式庭園の跡地に建てられたマンションなんだよ。一部の庭石や石造品を再利用し、緑を保全することで、地域の景観を保つことを第一に考えて設計されたんだ。その取り組みを評価されて、「2004年度グッドデザイン賞」を受賞してるんだって! 見入ってしまうほど上品な雰囲気で、ホテルライクな生活が送れそうだよね。
歴史ある街の景観や自然を損なわずに、街に馴染むマンションとして建てられたんですね。このエリアの雰囲気ともマッチしています。
建設時に世田谷区と緑地協定を締結し、建物の周囲には多品種のツバキや高木類約380本、そして草花が植えられているんだよ。自然を感じられる公開空地として、住民だけでなくご近所の方のお散歩コースにもなってるみたい。
こんな素敵なマンションで暮らしてみたいな〜。ペットも喜びそう!
森に包まれる
ヴィンテージマンション
次に紹介するのは、今回一押しのマンションだよ〜。あ、見えた見えた!
え、もう着いたんですか? まだ50mくらいしか歩いてませんが……
到着したのは、全4棟からなる総戸数119戸の大規模マンション「ガーデンハウス」。周囲と比べてもひときわ目を惹く、美しい白亜のヴィンテージマンションです。カウカモで何度もご紹介したことがある、お墨付きマンションですね!
そうそう。1970年竣工とそれなりの年月を経ているけど、適宜修繕工事が行われている管理良好なマンションだよ。住戸のタイプは約50〜110㎡とファミリー向けのものが多いの。広さや築年数を考えると、比較的抑えられた共益費なのはビッグコミュニティの恩恵だね。あ、もちろんペットの飼育も可能だよ!
たしかに、築年数を感じさせないきれいな印象ですね。そして敷地が広い……!
ね! ゆとりある敷地内には公園と広い駐車場があるの。なにより、緑に囲まれたこの立地。これはぜひ地図の航空写真で見ていただきたい。まさにペットを飼うには理想的な環境と言えるね。「ガーデンハウス」という名前も環境とマッチしていて好き♡
「ガーデンハウス」が位置する “瀬田エリア” は、風致地区として自然的景観が守られていて、緑が多いのが特徴なの。かつて財界人や著名人がこの地を愛し別荘や邸宅を建てたことで、今でも高級住宅街として低層のレジデンスやゆったりとした敷地の邸宅が数多くあるんだよ。
駅から少し距離は離れていますが、そもそもこの辺りに住む方は車移動が多いのかもしれませんね。実際「ガーデンハウス」にも平置きの駐車場がありますしね!
そうかもしれないね。でもこの辺はバスの運行ルートがとても充実してるの。ガーデンハウスの目の前にも、「二子玉川」駅行きのバスが1時間に3〜5本往復しているから、雨の日や荷物の多い時なども便利なんだよ。
バスをうまく活用すれば、車がなくても駅からの距離を気にせず快適に移動できるんですね。
なんだかバルコニーがすっきりしてますね。生活感があまりないというか……
景観を守るために、このマンションではバルコニーで洗濯物を干すことが規制されているの。おかげで美しい見た目を保つことが出来ているんだよ。屋上があるから、布団などの大きな洗濯物はそこで干せば大丈夫!
最初に見た「パークコート二子玉川」もそうですが、このエリアに建つマンションは街や自然との調和を尊重する美意識の高さが感じられますね。
都会に現れた豊かな森にテンションが上がってきました。もっと周辺を散策してみましょう!