衣食住+職がまるっと集まる
「二子玉川ライズ」
ショッピング施設やレストラン、映画館などなんでも揃ってるから、都心まで行かなくても “ニコタマ” 内で十分楽しめると思う。再開発のコンセプトが「自然との共存」ということもあって、周辺には公園や屋上庭園、池などの自然に触れられるスポットがたくさんあるの。
広い敷地内にはキッズスペースや広場などがそこかしこにあるので、小さなお子さま連れの方でも安心してのびのびと遊ばせられますね。
一般的な家電量販店とは異なり、「二子玉川 蔦屋家電」にはデザインと機能性に優れた家電が厳選して置かれています。また、暮らしや住まいにまつわる書籍が置かれたコーナーもあるので、住まい探しのヒントに役立てられそうです。
実は、つい最近オープンしたばかりのスポットが店内にあるんだ。ちょっと覗いてみよう!
3歳以下のお子さまは無料で利用できるので、ママ会にもよさそうだね♡
(私は生ビールが気になります……!)
さまざまな交流が生まれる場
「蔦屋家電」を後にして、さらに西へ進みます!
「二子玉川公園」は芝生や植栽の手入れが行き届いていて、とても気持ちのいい公園ですね!
週末になるとキッチンカーが出店したり、ピクニックする人の姿が見られたりと、二子玉川に住む方々の憩いの場になってるよ。ペットやお子さま連れの方も多いから、色んな交流が生まれそうだよね。
コロナ禍のご時世ではありますが、広い敷地のおかげで十分に距離をとって遊ぶことができそう。
二子玉川を見守る
高台のデザイナーズマンション
最後に紹介してくれたのは、笹原がいつも電車から見て気になっていたというマンション。
最後に紹介したかった「瀬田ファーストマンション」は、なんと約1,000坪の敷地にわずか15世帯のみという贅沢な造りなんだよ。大井町線の車内から見える高台に建つ白亜の外観が、存在感を放っていて気になっていたの。
著名な建築家・大江匡氏が1992年に設計した建物で、全住戸が南に面してパノラマビューを望むことができるんだよ。バブル絶頂期には多くが外国人向け賃貸住宅として活用されていたんだけど、バブル崩壊によって空き部屋が増え、マンションの魅力が十分発揮できていなかったんだって。
え、こんな素敵なマンションなのに、それはもったいないですね……。
そうなの。そのもったいない状況を打開すべく、2013年に不動産事業者・管理組合・管理会社の三者が協力して「分譲住宅リノベーション再生プロジェクト」が行われたんだよ。マンションの共用部や専有部といったハード面と、管理体制・コストといったソフト面の両方を一新することで、魅力的なマンションに生まれ変わらせたんだ。この活動が評価されて「2013年度グッドデザイン賞」も受賞し、今では15戸すべてが売約済みなんだって!
なんて壮大な復活ストーリーが! こんなに素敵な建物ですから、全力で守りたくなる気持ち、わかります。リノベーションの力は偉大ですね。
絵になる風景……
夕日が沈んできたし、街歩きはこの辺で終わりしよっか。
取材後記
改めて “二子玉川エリア” の街歩きを振り返ってみて、とにかく自然が豊かで、街全体がその景観を守ろうという美意識の高さを感じました。それでいて、駅周辺はトレンド感のある商業施設や広大な公園があり、都心へのアクセスのよさも兼ね備えた街。
ペットと一緒に暮らしたい方や、今は都心に住んでいるけれど、将来的に子育てのしやすい街に引っ越したいとお考えの方にこそぜひおすすめしたいと思いました。たとえご自宅が少し狭くても、ご近所に公園や遊べるスポットがたくさんあれば、暮らしもきっと楽しくなりそう! ぜひ、住まい探しのご参考にしてみてくださいね。
取材中、『エージェントとして大事にしていることは?』と質問してみると、『お客さまの欲しい暮らしを実現したい』という答えが返ってきました。お客様がどんな生活をしたいか、その生活を具体的に想像して、どうしたら実現できるのか。前職でもお客さまのライフスタイルに合うものや、今より暮らしが豊かになる商品のご提案を心がけきた彼女だからこそ、提供するものが変わっても、その想いや信念は変わらないようです。
ペットと暮らせる家をお探しの方や、これからペットを飼いたいという方は、ぜひ笹原にご相談してみてはいかがでしょうか? きっと、素敵な提案をしてくれるはずですよ。
それでは、次回の「街とマンションと私」もどうぞお楽しみに!
取材・文・撮影:cowcamo