「一点もの」の住まいに出会おう。
カウカモで、まさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、世田谷区にお母様とおふたり暮らし用の住まいを購入された女性のもとを訪れました。
《プロフィール》
名前:ジュンコ
年齢:40代
職業:会社員
趣味:旅行 / コンサート
《この住まいについて》
場所:世田谷区
間取り:3LDK+WIC
面積:87.91㎡ +バルコニー 43.00㎡
築年数:築43年(1975年03月築)
リノベ:フルリノベ
支払い額(以前の住まいと比べて):5万円アップで広さは倍以上に
家を探し始めたきっかけ:お母様とふたりで住むことになったため
家探し期間:2ヶ月
内見数:4軒(新築2軒、中古2軒)
リノベーション工事期間:3ヶ月くらい
Q1:以前の住まいは?
以前の家も世田谷区内にあって、三軒茶屋と駒沢大学の間くらいに住んでいました。ひとりで住むにはちょうどよく引っ越すつもりもなかったのですが、母が東京に出てきて一緒に暮らすことになったので物件を探し始めました。
唯一、前の家で嫌だったことは、田園都市線が止まってしまった時に、ほかの交通機関がほぼなく通勤に支障が出てしまうことだったので、新居は複数路線が使える場所を希望していました。
Q2:この街《世田谷区》にした理由は?
友人が多く住んでいるので世田谷区内がよかったんです。以前、下高井戸に住んでいたこともあったので、世田谷区は全体的に治安が悪いこともなく、よいところだとは知っていました。ここは目の前が学校なのですが、ほとんど声が聞こえてこなくて、のどかないい環境です。
Q3:この家に決めた理由は?
ベランダに惹かれたからですね。
最初にいいなと思った物件も世田谷区内にあって。リノベーションの感じがよく、「バルコニーから桜が見える」ことがウリでした。ただ実際に内見してみると、メゾネットの階段の段差が高かったり、キッチンが高かったりして、少し違和感がありました。私も母も身長がそんなに高くないので、これから長く暮らすことを考えたらちょっときついかな、と思って残念ですがほかを探すことにしました。
その後この物件を紹介していただいて見に来たんですが、ベランダがL字で付いていて広く、さらにそこからの見晴らしもよかったので、「ここいいかも!」と思って。もう、ベランダ決めですね。この家も春になると前の通りに桜が咲くみたいで、それも決め手になりました。
中古物件で内見したのはここが2軒目だったのですが、迷っていたらほかの人に取られてしまうかなと思ってすぐに決めました。友人には決めるのがちょっと早すぎるんじゃないかと驚かれましたね。
母:私が一緒に見に来た時は夜だったのですが、見晴らしがよくてずーっと遥か彼方に真っ赤にライトアップされた東京タワーが見えたので、あ、いいな♡と思いました。内見が夜の時間に予定されたのは、そのせいかな?と(笑)。
Q4:《中古マンションを買ってリノベーションをする》以外の選択肢は検討した?
ひとりで暮らしていた時は、賃貸であることに特に不満はなかったのですが、これからは母とふたりで住むことになるので、高い家賃を払うならやっぱりそろそろ買った方がいいかな、とやっと重い腰をあげました。
最初は新築がよかったので、新築を2軒ほど見に行きましたが、新築で希望する広さを求めるとびっくりするほど高くて。一番優先したいのは広さだったので、それなら新築にこだわらなくてもいいのかなと思い中古で考え始めました。
こちらの家を最初に内見した時は、以前お住まいだった方の間取りがそのまま残っていて、リノベでどこまで変えられるのか不安だったのですが、エージェントさんに「壁も全部壊してフルリノベーションできますよ」とおっしゃっていただいたので、一気に心が傾きました。値段に関しても、新築を見た後ということもあり、そこまで高くは感じませんでした。
Q5:内装はどうやって決めていったの?
設計士さんと会う前に2週間ぐらいかけて雑誌やinstgramをたくさん見てスクラップしまくりました。
家全体のイメージはこんな感じ、キッチンにカウンターも付けたい、ふたりで共有できるクローゼットが欲しい、客間も作りたいとか。とにかく夢が膨らみすぎたので(笑)、一旦希望を資料にまとめ、理想の間取りを書き込みました。まとめているうちに自分の考えもまとまってきたのでよかったです。それを元に調整いただいて、より納得のいくものに近づけていきました。
また、母が絶対置きたいと言っていたすごく素敵なテーブルがあったのですが、それが想像よりも大きくて、結果的にはそのテーブルが間取り決めのメインになりましたね(笑)。おかげで客間はめっちゃコンパクトになりました。
最初から最後まで設計士さんにはかなりわがままを聞いていただいて、本当に感謝しています。
母:テーブルがもうちょっと小さいとよかったのですが、サイズがなくて。こだわった割にはあまり使っていないんですけど(笑)。
Q6:購入やリノベーションをするにあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
やっぱり大きな買い物なので、誰かに背中を押して欲しいと思って色んな人に相談していました。築年数が結構経っている中古マンションだったので、心配して反対する友人もいたのですが、中古マンションの不安要素をたくさんあげてくれたので、それを事前に確認し、納得のいく回答を得ることができたので、購入することを決めました。あの時反対してくれなかったら、そこまで物件に向き合うことなく決めていたかもしれないので、逆に感謝しています。
耐震についてや、マンションの管理状態、周辺の環境など不安なことはエージェントさんがきちんと確認して回答してくださったので、本当に安心して進めることができました。
また、フルリノベーションはすごく細かい部分まで決めなければならないので、とても大変だなと感じた部分もありました。電気の位置とか、取っ手やタオル掛けのデザインはどうだとか、決めることが多くて。自由って大変だなと(笑)。その時は一生懸命考えたことでも、実際住んでみると、もうちょっとこうだったらもっとよかったかも、ということもちょこちょこあったりして難しいですね。でもあまりない経験なので、楽しかったです。
途中からは、設計士さんが私が好きそうなものはわかってくださっていたので、全体のトーンに合わせていただければ信じます! みたいな感じで、細かな部分はお任せしていました。
Q7:カウカモで家を買ってみてどうだった?
すごくよかったです。自分の家を納得して形にすることができたので、フルリノベーションっていいなと思いました。
カウカモのエージェントさんは、質問したことにきちんと答えてくれたのですごく安心できました。建物に関する資料もすぐにご用意いただいたので、待つストレスもなかったです。売りたい! という不動産屋さんはたくさんいますが、そういったゴリ押しもなく曖昧な感じもなかったので、信頼できる印象でした。一緒に不安を解決してくれるサポート体制がすごくよくて、とても細かくケアしていただきました。
ちなみに、アプリではよさそうな物件を保存しておいて、家を買った後も内装のヒントに見ていました。
あとはチャットアプリがとても使いやすくて楽でした。メールだと大げさになってしまうようなちょっとしたことも聞きやすかったです。
Q8:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしてることは?
お気に入りは、カウンターキッチンからパントリーに入るところの三角形の部分ですね。ダイニングから眺めると部屋のアクセントになって可愛いので満足しています。
造作していただいた、リビングのドアもお気に入りです。
休みの日は友達を呼んで、鍋をしたりしています。前の家の時も人を呼んでいたのですが、今より狭かったので人数を絞らなければならなかったこともあって。これからは人数も呼べるようになったので、引き続きホームパーティをするのが楽しみですね。
それと、この家はバルコニーが決め手だったのに、実はまだ全然使っていないです(笑)。本当はウッドデッキを敷きたかったのですが、予算の面で削ってしまいました。ウッドデッキはすぐには無理ですが、これから春に向けてバルコニーも活用していけるようにしたいと思っています。
Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば教えて!
せっかく買うなら自分の納得の行くものがいいと思うのですが、中古物件を対象から外してしまうのは勿体無いですよね。ここは物件価格とリノベーションの費用を合わせて予算の範囲内に収まったのですが、新築となるとここの3分の2くらいの広さで価格は1.5倍! みたいな感じだったので。中古物件はぜひ検討材料に入れたほうがいいのではないかと思います。
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撮影・文:廣川かりん/編集:國保まなみ