日々お客さまの家探しをサポートするカウカモエージェントにフィーチャー! 不動産のプロがオススメする、萌える街やマンションって? 実際に街を歩きながら、編集部がインタビューする企画です。
こんにちは! カウカモ編集長の伊勢谷(いせたに)です。駅から地上へ出ると、頭上に首都高がバーン! 246沿いを車がビュンビュン通り過ぎていきます。交差点にはいわゆるチェーン店がたくさん・・・はい、本日降り立ったのは「駒沢大学」駅です。なんでも今日案内してくれるカウカモエージェント、最近この街に家を買ったらしいですよ♡ ご紹介しましょう!
《プロフィール》斎藤 航
エージェントチーム・ユニットリーダー。前職ではショッピングモールの運営やリニューアルに事業に携わり、より広く不動産領域に関わるためカウカモへジョイン。最近、ここ「駒沢大学」にマンションを購入し、自分の好きな内装にリノベーションしている最中。(そんな斎藤の物件探し+リノベストーリーはこちらで紹介中!)
ひとつ入れば別世界
正直言ってわたくし、地上に出ていきなり高架がバーン! とくる駅がちょっと苦手。しかし「駒沢大学」駅って、246から少し中に入っただけでいきなり住宅街になるのが面白いところ。そこにポツポツと素敵なお店が点在しています。
「駒沢大学」駅って派手さはないんですけど、必要なものは結構揃ってるんですよ。遅くまで開いてるスーパーもあるし。大学があるからチェーンの居酒屋が多いですが、おしゃれなお店もあるんですよ! それに246沿いはバス便が充実してるんで、渋谷方面への移動も楽です。
個人的には、田園都市線の路線図上でこの駅を見ると面白いなぁと思っています。お隣の「三軒茶屋」は若者に人気の活気ある街。飲み屋さんが充実しているし、夜遅くまでやっているような古着屋さん、カフェがあったり。一方駒沢大学を通り過ぎて「桜新町」に行くと、一気にファミリーフレンドリーな雰囲気に。桜新町から先は駅を出ても246から逸れており、それがアットホームな雰囲気にひと役買ってるんじゃないかと思うわけです。そんなふたつの駅に挟まれているのが「駒沢大学」。街自体もそのふたつをミックスしたような雰囲気を持っていてバランサー。つまり若い人〜ファミリーまで、幅広い層に支持される街であるということ!
ここに家を買った理由
日々お客さまに物件をご紹介している斎藤が、この度満を持して “持ち家男子” になりました。「なんで駒沢にしたの?」の問いに、彼からはこんな答え。
都心に近いのに、この街ののんびりした雰囲気が好きなんですよね。ちゃんとオンとオフが分けられるかなぁと思って。あと体動かすのが好きなんで、「駒沢公園」まで徒歩3分っていう立地も理想的で。
ふむふむ、やっぱりこの街に住む人はみんな「駒沢公園」の存在が大切みたいです。ならば歩いて行ってみよう!
「駒沢公園」なくしては語れない街
正式名称は「駒沢オリンピック公園」。名前の通り、前回の東京オリンピック開催へ向けて昭和39年に開園しました。現在では「公益財団法人 東京都スポーツ文化事業団」が管理を行っており、スポーツに親しむ人にとって欠かせない場所となっています。
体育館などの施設は区民だと安く利用できるんで、これから通いつめる予定です(笑)
また、公園の外周に沿ってサイクリングコースとジョギングコースが設けられているのも特徴のひとつ。愛犬と一緒にランニングする方の姿も!
そうそう、忘れてはいけないのが愛犬家にとって非常に魅力的な環境であるということ。園内ではお散歩をする方の姿を頻繁に見かけますし、しっかりとドッグランだってあるんです。また公園の周辺にはペット連れで入れるお店も充実しています。
広場へ出ると
まず目に付くのが、前回の東京オリンピックのために造られた大きな塔! 株式会社フジタ(当時の社名は「藤田組」)が施工した、地上50m、12層の管制塔です。当時はここに聖火が灯されていたそうですよ。通称 “オリンピック記念塔” 。みなさん、この形状をよーく覚えておいてくださいね。
いよいよマンションへ
駒沢公園でお花見気分を味わったあと、駒沢通りを通って目的のマンションへと向かいます。
「駒沢公園」とこれから向かうマンションの間には「東京医療センター」があるので、万が一のことがあっても安心です。
そして見えてきました、あのマンションが・・・!
お客さまのご案内で夜に来たことがあるんですが、『要塞』みたいでカッコイイなぁって一目惚れで(笑)
お気づきになった方、いらっしゃるでしょうか? 先ほど公園で見た “オリンピック塔” の形状に似ていると思いませんか? 実はこちら、あの塔を建設した「藤田組」による施工。時期もマンションの竣工が昭和38年、塔の建設が昭和39年と重なっています。まさに “モダニズム建築” といった意匠、雁行するフォルム、各所に散りばめられたレトロなデザインが、いまもなお人々を魅了して止みません。わたしも昔から大好きなマンションです!
各住戸のバルコニーから顔を覗かせる植物たちが、このマンションの魅力を一層引き立てています。住民の方々が建物を愛している証ではないでしょうか。
全35戸と規模は決して大きくありませんが、“ヴィンテージマンション好き” の間にたくさんのファンを抱える「目黒柿の木坂アビタシオン」。ここの住人になるだけで、なんだか暮らしの質がひとつ上がりそうな気さえしますね。
最寄りは「都立大学」駅
「目黒柿の木坂アビタシオン」、実はどの駅からも少々歩くのですが、その中でも最寄りは東急東横線の「都立大学」駅。最短ルートを通ると14分ほどですが、実はとっても気持ちのいいルートが周辺に隠れているんですよ♡ それがこちら、「呑川・柿の木坂支流緑道」です。
かつて呑川(のみがわ)は世田谷区の住宅街を縫うようにして流れ、中根1丁目周辺で本流に合流していました。その後暗きょ化され、現在では全長2キロほどの緑道となっています。なお、緑道を通るルートだと「都立大学」駅まで徒歩19分。つくづく休日のお散歩コースに事欠かない立地です。
ちなみに「都立大学」駅周辺にはこちらの支流緑道のほか「呑川本流緑道」も走っており、街全体が緑豊かなのが特徴。スーパーなどは駅前にギュッと集結していて、「駒沢大学」駅同様、ちょっと脇道にそれるとすぐに住宅街という穏やかな環境です。のんびり過ごしたいファミリーにオススメ!
商店街に活気あり!「学芸大学」
実は今回の取材、最初斎藤からは「学大紹介したいっす!」と言われていたのですが、自宅購入のエピソードと絡めたくて急遽「駒沢大学」に変更したというエピソード付き(笑)。そのためここまで歩いた歩いた・・・! マンションから「学芸大学」駅までは徒歩17分の道のり。
「学芸大学」駅はとにかく街に活気があって好きなんです。商店街がいくつもあるし、いろんなお店も揃ってるし。僕はしょっちゅう自転車で来るんですよ。
たしかに、「学芸大学」って一度住んだら離れられない! って話を本当によく聞きます。弊社のスタッフでも住んでいる人数ダントツ1位。様々なお店があるから、“あそこでパンを買って、あそこで野菜を買って・・・” と選べるのもいいですよね。この街も “ついで” で語るにはもったいないので、また次回機会があるときに・・・(笑)。
取材後記
歩き疲れてもうヘトヘト・・・斎藤がよく行くという「STREAMER COFFEE COMPANY 五本木店」で休憩です! 初めて行ったのですが、なんと2階にあの「KILO SHOP」が入ってるじゃありませんか! 「KILO SHOP TOKYO」は簡単に言ってしまえばパリ発の古着屋さんで、ヴィンテージのお洋服を量売りで購入できるんです。本家パリで行って以来久しぶりの再会にうれしさ倍増。なんでもアジア1号店がこちらなのだそう。
斎藤って一見落ち着いてて子どもが2,3人いそうに見えるのですが(笑)、話せば話すほど飾らない “素” の人間だなぁと思います。彼のリラックスした空気感がお客さまにも伝わるのか、常にフランクなやり取りでご成約までお手伝いしたり、なかなか “人間力” がないと難しいだろうことをさらっとやっちゃうんですよね。
実は斎藤の自宅リノベーションにまつわる連載記事も公開中! 残念ながら斎藤が一目惚れした「目黒柿の木坂アビタシオン」ではありませんが、自宅購入にまつわるエピソードをどうぞお楽しみになさってくださいね◎
取材・文・撮影:伊勢谷亜耶子