気になるあの街はどんな街だろう。その街で活動するからこそ知り得る、街の変化の兆しや、行き交う人々の違いを「街の先輩」に聞いてみました!「街の先輩に聞く!」、 第43弾は「駒沢大学」です。


駒沢大学駅と言えばまず思い浮かべるのが駒沢大学ですが、地域にとってより大きな存在なのは大学のさらに向こうにある駒沢公園。都立公園のひとつで正式名称は駒沢オリンピック公園、その名の通り前回の東京オリンピックの際に第2会場として整備され、大会終了後に一般に公開されたもので、各種スポーツが楽しめる公園です。

今回は、この駒沢公園内、駒沢公園通り側から入ってすぐのところに今年3月にオープンしたカフェ「Mr. FARMER 駒沢オリンピック公園店」で、同店を運営する株式会社イートウォーク、スーパーバイザー井澤俊吾さんにお話を聞きました。

駅から歩いて行くと、ここが駒沢公園入り口の目印。左手を振り返るとMr. FARMERがあります。

■ゆったりと時間を過ごせる自然豊かな駒沢公園

朝7時から10時までは朝食メニューのみの営業なんですが、走った後にコールドプレスジュースなどを飲みに来る方が多いですね。あとはウォーキングしている年配の方のグループなども多いです。早い時間にやっている店があまりなかったのでご年配の方には喜ばれています。

Mr. FARMERの外観。虹色の看板部分がコールドプレスジュースコーナー。

駒沢公園は、周囲にジョギングコースとサイクリングコースが整備されていて、時間を問わずジョギングを楽しむ方が数多くいます。そして園内は緑も豊富でウォーキングには最適。実際に散歩している年配の夫婦などを数多く見かけます。

ワンちゃんも多いですね。テラスはワンちゃん大歓迎なので、散歩がてら寄っていただける方も多いし、飼い主さんのコミュニティが有るみたいでテラスで飼い主さん同士がおしゃべりしたりという姿も見かけます。

駒沢公園は本当に犬が多い! 公園内にはドックランもあるのですが、ドックランに限らず、園内を散歩している犬がたくさんいます。そして、公園の周辺には動物病院やペット用品店、犬向けの食事を出す飲食店なども数多くあり、犬を飼っている人にとっては最高の場所だろうと感じました。

左上:動物病院を多く目にします。/右上:こちらの看板には、ワンちゃんメニューについての紹介が。/左下:公園内には広々としたドッグラン! /右下:コンビニの前には、ペット用のリードフックがあるのも、この場所ならではの配慮。

自然が豊かな公園で、ジョギングにウォーキングに犬の散歩と、なんだか優雅な雰囲気ですが、やはりお金持ちが多いのでしょうか・・・?

公園の周りをぐるっと一周していると目に入る、高級マンション。

■つながりを生み出すファーマーズマーケット

料理に限らずサービスについても、ご意見を言ってくださるお客様が多くて、高級レストランなどにも行き慣れている富裕層の方がやはり多いのかもしれません。出しているメニューも決して値段が安いわけではないのですが、ボリュームもこだわりもあるので、価値を感じていただけいるんだと思います。

確かにサラダで1,500円は高い・・・と感じてしまいますが、野菜は契約農家から直接買ったものを使い、同店では世田谷区内の農家さんが育てる野菜を使う取り組みもしていて、お客さんからも「本当に野菜が美味しい」という声が多いのだとか。

こちらがメニューの一部。美味しい野菜をたーっぷりいただけます。

週末には、お店の前で近所の農家さんが野菜を出品するファーマーズマーケットなども行っていて、農家の人達と住民の人達をつなげる取り組みもしているのだそうです。

世田谷の農家さんは、農地は広くないですが、工夫していろいろな野菜を作っています。流通には乗りにくいのですが、プライドを持って野菜を作られていて美味しい野菜が多いです。都の方に繋いでいただくなどして、徐々にお店のことも知ってもらえるようになってきているので、農家さんとお客さんが仲良く慣れるようなコミュニティの場になれたらいいですね。

ファーマーズマーケットの様子。

ファーマーズマーケットが開催される週末に訪れるお客さんはファミリーが多いのだそう。駒沢公園の中には、水遊びができる「ジャブジャブ池」など子どもが遊べる公園もいくつもあり、周辺だけでなく、少し遠くからでも遊びに来る家族連れも多いようです。週末は広場でのイベントや競技場を使ったスポーツの大会なども開催されるので、地元の人達が集まる平日と、遠くからも人がやってくる週末では公園の雰囲気も変わってきそうです。

テニスコートやバスケットゴール、そして公園と、体を動かすことが大好きな人にとって魅力的な設備が一通り揃っています。

■2020年に向けたコミュニティの発展

公園の周辺を歩いてみると、「カフェブームの火付け役」と言われることもあるカフェレストラン「バワリー・キッチン」や、映画「GANTZ」のロケ地にもなったという隠れ家カフェ「adito」など、おしゃれなお店がチラホラとあります。どちらのお店もワンちゃんOKなので、犬連れの地元のお客さんもいれば、遠方からわざわざやってくるような人もいるというカフェなのです。

左:バワリーキッチンの様子。近くには、同じく、山本宇一さんプロデュースのコーヒースタンド「PRETTY THINGS」もあります。/右:この建物の地下にあるのがadito(アヂト)。

さらに、少し変わったところでは、公園の裏に色々な住宅メーカーが出店する大きな住宅展示場もあります。こちらも、週末に街の外から家族連れがやってくる場所。駒沢公園周辺は平日はゆったりと過ごす地元の人達の町であるのに対して、週末は沢山の人が訪れる場所でもあるようです。

駒沢大学駅のもうひとつの中心である、駒沢大学周辺、駅周辺に目を向けると、学生街という印象は薄いものの、公園周辺と比べると庶民的な雰囲気の街が広がっています。それでも、徒歩や自転車で気軽に駒沢公園に行けるというのがやはりこの街の良さ。ゆっくりとした時間を過ごせる公園を中心に街が広がっている、そんな印象を受けました。

公園とは反対側、駒沢大学駅西口の周辺の様子。

裏路地に入ると、素敵なビストロも。

井澤さんは、2020年の東京オリンピックに向けて「スポーツやオーガニックに注目が集まり、健康を意識する人が増えると思う」とも言っていました。駒沢エリアはスポーツや食を通じた健康への意識が高い人達が集まる街、2020年に向けてもそのような人達がさらに集まり、コミュニティが発展していくのではないかと思いました。

Mr.FARMER 駒沢オリンピック公園店
住所:世田谷区駒沢公園1-1-2
電話番号:03-5432-7062
営業時間:7:00〜21:00
定休日:なし
ウェブサイト:http://www.eat-walk.com/mf/index.html

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