日々お客さまの家探しをサポートするカウカモエージェントにフィーチャー! 不動産のプロがオススメする、萌える街やマンションって? 実際に街を歩きながら、編集部がインタビューする企画です。
今回はJR山手線・埼京線・新宿湘南ライン、東京メトロ日比谷線が乗り入れる「恵比寿」駅へとやってまいりました!
交通利便性がよく、華やかでおしゃれなイメージが強い恵比寿。カウカモのオフィスとも近く、筆者もよく足を運ぶ街のひとつです。
そんなアクセスのしやすさや飲食店や商業施設の多さから、外食やショッピングを目的に訪れる方も多いかと思います。
また、“住みたい街ランキング” でも常に上位にランクインするほど、人気があることもご存知でしょうか?
今回は、そんな多方面から支持を集める恵比寿の魅力を “暮らす” という視点も交えながら、深掘りしていこうと思います! それでは、一緒に街を散策してくれるエージェントとの集合場所へと向かいましょう!
やって来たのは、カウカモオフィスの目の前にある「鎗ヶ崎交差点」。ここは、「中目黒」、「代官山」、「恵比寿」方面へのちょうど分岐点に当たります。
?:おーい!
交差点の向こうからこちらに手を振る女性の姿が♡
《プロフィール》守岡 加奈多(もりおか かなた)
京都出身で、明るくフレンドリーな性格の加奈多さん。2019年まで、恵比寿で6年ほど暮らしていたのだそう。前職でアパレル会社に勤めていたこともあり、ファッションも大好きなのだとか。いつも素敵な洋服を着こなしていて、筆者が憧れる大人の女性です。
加奈多:今日はよろしくね! 最初に紹介したいマンションは、ここから5分ほど歩いた場所にあるんだよ。さっそく向かいましょう〜!
駒沢通りを東に進み「恵比寿」駅方面へ。
加奈多:恵比寿の地形として特徴的なのが、起伏に富んでいること。駅前まで延びる駒沢通り沿いの “商業エリア” はフラットなんだけど、住宅街は細い路地の先に広がっていて、坂道が多いんだよ。
丘の上に佇むレトロなマンション
ゆるやかな坂の先に、最初の目的地が現れました。地上7階建て・総戸数102戸の「マンション第二恵比須苑」です。傾斜地に建っているため、エントランスは4階にあります。
加奈多:1978年竣工と、それなりに築年数が経過しているマンションだけど、修繕がしっかりと重ねられていて、管理人さんによる清掃も小まめに行われているんだよ。あと、外観からは想像できないほどマンションの敷地が広く、造りがゆったりとしているの。
加奈多:以前、中庭に面したお部屋の契約を担当させていただいたことがあって、窓から大きな樹々を望める景色が印象的だったの。その上、中庭が広いおかげで日当たりもよくて、通りに面していないことから室内がすごく静かだったのを覚えているよ。
続いて、こちらのすぐ近くにも素敵なマンションがあるとのこと! 向かってみましょう。
存在感を放つ壮大な建物
続いて紹介してくれたのが、カウカモの物件記事で何度も登場している「秀和恵比寿レジデンス」。筆者はこのとき初めて訪れたのですが、写真で見る以上の迫力に思わず見惚れてしまいました。
加奈多:白い塗り壁とブルーの瓦屋根で有名な “秀和レジデンスシリーズ” のヴィンテージマンションで、その中でもこちらはシリーズの代表格と言っても過言ではないくらい、美しい佇まいが素敵なんだよ。その上管理体制の良さも評判で、2世代に渡ってこちらに暮らしているという方もいらっしゃるくらい、安心感のあるマンションなの。
加奈多:過去にはマンション内で、流しそうめん大会や野菜の販売会なども開催されたそうなの。駐輪場の自転車がきれいに並んでいることや、共用部にゴミひとつ落ちていないことからも、丁寧に住み継がれていることが見て取れるよね!
そして、こちらのすぐ横にある脇道を進んでみると......
開けた公園に出ました!
加奈多:ここは恵比寿と中目黒の中間に位置する「別所坂児童遊園」という公園で、その名の通り「別所坂」の頂上に位置してるの! ここから眺める景色は本当に爽快で、「中目黒」のシンボル「アトラスタワー」もきれいに見えるんだよ。
坂を下り、再び駒沢通りへ
続いて、駒沢通りから「恵比寿」駅方面を目指します。飲食店や商業施設が徐々に増え、辺りはどんどん賑やかな雰囲気に。
加奈多:近くに、昔よく通っていた大好きな居酒屋さんがあるの。もつ焼きや煮込みが名物の大衆酒場なんだけど…… どのメニューもお手頃価格で、すごく美味しいんだよー!
実は、筆者も以前から来たいと思っていたお店。ただ老舗ともあって、常連さんが多いのかなと勝手に敷居を高く感じていたんです。
加奈多:昔はこの辺りに夜勤明けの人が多く住んでいたみたいで、その名残で今でも朝から営業しているそうなの。アクセスがしやすく飲食店も充実している「恵比寿」は、ほかの街から食事に訪れる方も多いと思うよ。その影響もあってか、気を張らずに入れるオープンな雰囲気のお店も多かった印象だなあ。
「たつや」の店内をチラリとのぞいてみると、お客さんの顔ぶれはさまざま。店員さんと会話を楽しむ常連さんや、大学生くらいのカップル、スーツを着たサラリーマンのグループなど、それぞれが思い思いに楽しんでいる様子でした。
加奈多:「恵比寿」に暮らしていたときは、友人たちもこぞって遊びに来てくれたよ(笑)上京したての頃は東京に知り合いが全くいなかったんだけど、この街でお店を開拓していくうちにお客さんやお店の方と仲良くなって、知り合いもどんどん増えて。街を拠点に人とつながっていく感じが、新鮮で楽しかったのを覚えているなー。
続いては “恵比寿の南エリア” へ
加奈多:恵比寿に住んでいた頃は「ピーコック」を本当によく利用してたよ。2階には100円ショップやクリーニング店も入っていて、とっても便利なの。地下の飲食店街には、昔ながらのスナックやバーが多いんだけど、最近は新しいお店もオープンしていて。勇気を出して降りてみれば、意外にも明るい雰囲気に驚くはず!
再び坂を進みます。駅前通りから少し離れただけなのに、周囲は落ち着いた空気に。辺りを見渡すと、オフィスビルやアパレル事務所のほか、セレクトショップなどが目に留まります。
加奈多:かつて工場だった建物を改装していて、ここは東京の旗艦店なの。2階部分はギャラリーとして使われていて、時々展覧会も開催されているよ。
素敵なお店はほかにも♡
この辺りにはインテリアショップも充実してあります。暮らしを盛り上げてくれる、素敵なアイテムに出会えますよ。
坂を登りきり、JRの線路上に掛かる「アメリカ橋」へとやってきました。その先には、この街を紹介する上では欠かせない「恵比寿ガーデンプレイス」が!
この街を代表するスポット「恵比寿ガーデンプレイス」は、1994年に「ヱビスビール醸造所」の跡地に開業した複合商業施設。「サッポロビール」のオフィスビルのほか、美術館や映画館、飲食店などがあります。
ちなみに、冬の名物のシャンデリアの中には、ひとつだけ赤いハートがあるのだそう。これを見つけると幸せになれるのだとか♡ どうやら加奈多さんは見つけた様子!
「恵比寿ガーデンプレイス」近くの 重厚なマンションへ
続いて足を運んだのが「恵比寿ガーデンプレイス」の真向かいに佇む、こちらのマンション。
1983年竣工の「フラッツ景丘」です。きれいなタイル貼りの外観で、周囲の街並みとよく馴染んでいますね。
加奈多:このエリアも高台ではあるものの、駅からは屋根付きの動く歩道「恵比寿スカイウォーク」が利用できるの。そんなアプローチの便利さや周囲の落ち着いた空気から、恵比寿の中でも特に人気の高いエリアなんだよ。
続いて「広尾」方面へ向かいましょう
くすの木通りから枝分かれする「ビール坂商店会」へとやってきました。
かつて「ヱビスビール醸造所」があった時代に、ビールの原料や製造したビールを、この通りから馬車を使って運んでいたのだそう。よく見ると、街灯もビールの形をしています!
加奈多:毎年この通りでは『ビール坂祭り』というグルメイベントが開催されているの。通り沿いに近隣の飲食店による出店が並んで、美味しいビールも手頃な値段で味わえるんだよ♡
残念ながら、2020年の『ビール坂祭り』は中止になってしまったそう。しかし、「恵比寿」にはほかにも、街をあげて開催されるお祭りがたくさんあるんです! 例えば、駅前に櫓(やぐら)が組まれる「恵比寿盆踊大会」は60年以上の歴史があり、街に神輿が溢れる「氷川神社例大祭」は120年以上の歴史があります。
こうしたお祭りが継続できるのは、地域の方々の結束が強く、この街の伝統や歴史を守っていこうとする意思の現れと言えますよね。
さて、「ビール坂」を下って明治通りに出るとアドレスは「広尾」に変わります。
加奈多:高級住宅街として知られる「広尾」だけど、大使館が多いことから海外の方も街でよく見かけるよ。その影響からか、国際色豊かなお店が多いんだよね。
街並みに映える重厚な佇まい
そして最後にご紹介するのは、明治通りから路地を進んだ高台に建つ、こちらのマンション。煉瓦色をしたタイル貼りの外観が目を惹く、「ドムス広尾西館」です。
加奈多:高級邸宅として知られる “ドムスシリーズ” の建物で、ドムスカラーとも称される煉瓦タイルの外壁や重量感溢れるアイアン製のフェンスが印象的なマンション。
地上5階建て・総戸数12戸という贅沢な規模感で、住戸のほとんどが専有面積100㎡以上なの。恵比寿と広尾の中間地点に建っていて、「広尾」駅までも徒歩11分でアクセスできるんだよ!
編集後記
これにて、取材は終了。
今回一緒に街を歩いてくれた加奈多さんは、『接客業を極めたい』という思いから上京をしたのだそう。
加奈多さんは、お客さまの人生を変えうる “住まい購入” という大きなイベントにおいて、不動産購入のサポートだけでなく、その後暮らし方まで想定して提案することを大切にしていると話してくれました。
その言葉通り、取材中もマンションに関することはもちろん、「恵比寿」の地形や街の雰囲気、便利なお店の情報まで、幅広く紹介してくれて、それぞれのエリアでどんな暮らしが送れるのか鮮明に想像することができました。
1889年「ヱビスビール醸造場」の誕生とともに、人々が移り住み始めた恵比寿。今回街を歩いてみて感じたのが、この街の魅力は単に “おしゃれ” というひと言だけでは括れない、多様な魅力に溢れているということでした。
グルメやショッピングの選択肢が豊富で、さらには美しい街並みやお祭りなどのイベントも充実しています。ただ暮らしているだけでも、楽しみが尽きない環境です。
そして、賑やかな駅前エリアと近距離にありながら、住宅街が閑静に保たれているという点も、日々の快適さを支える大きな要因だと思います。
さらには、「代官山」や「中目黒」、「渋谷」などの人気タウンに気軽に出られるという街の位置関係も外せない魅力です。 “住みたい街” として常に支持を集める理由は、住環境としてのバランスが整っているからなのだと実感できました。
みなさんもぜひ、「恵比寿」駅の周辺のみならず住宅街まで足を延ばし、この街の深い歴史や魅力に触れてみてくだいね。きっと新しい発見が待っていますよ。
引き続き、カウカモ編集部では街とマンションの魅力をお伝えしてまいります。次回もお楽しみに!
取材・文・撮影:cowcamo