【7】新井薬師前
今回私が向かったのは、西武新宿線「新井薬師前」。この沿線の街って、なんだか平成初期の空気感が残っているような感じがして好きです。
◼︎ 由来は「新井薬師」
「◯◯前」と名の付く駅名。まずはその「◯◯」を訪れてみようと、中野区最大の寺院「新井薬師 梅照院」へ参拝しました。境内では、毎月第一日曜日に昭和50年代から続く歴史ある骨董市が開かれているそう。行ってみたい!
◼︎ 個人店のレベルが高い!
スパイスカレーの名店「マロロガ バロン」、あま〜い匂いで誘惑する「甘味喫茶 富士見野」、昭和の薫りが残る老舗の喫茶店「喫茶トート」、マグロ専門店「マグロマート」などなど……この辺り、魅力的な個人店が多すぎです。
◼︎ 忙しい日々には、緑と湯
新井薬師の境内は「新井薬師公園」として整備されており、ちょっと息抜きするのにぴったり。今回は駅の南側(中野方面)を攻めましたが、北側にある「哲学堂公園」もオススメです。
そして、いい湯をお求めなら「新越泉」へ。住宅街に馴染んでうっかり通り過ぎてしまいそうな佇まいですが、奥へ進むと銭湯が! 駅チカのきれいな銭湯、暮らしを豊かにしてくれそう。熱〜いサウナもありますよ♡
◼︎「中野」も暮らしの舞台
ここ「新井薬師前」、じつは新宿方面へのアクセスがいいんです! 始点の「西武新宿」は、ほぼ新宿。(ほぼ)新宿までの乗車時間が約10分って、行動範囲が広がる気がしますよね。
そして「中野」も暮らしの舞台。休日は、サブカルの聖地「中野ブロードウェイ」まで足をのばすのもいいですよね〜。ちなみに、ブロードウェイの上は居住区画になっているってご存知でした? カウカモでも何度もご紹介しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
【8】石神井公園
酒井は西武池袋線「石神井公園」駅を初来訪。同駅の南口から延びる商店街「パークロード石神井」を抜けて、とある “パーク” を目指してみようと思います。
不慣れな土地にキョロキョロしていると、イイ具合にイナたい定食屋さんがチラホラあって思わず胃袋が活性化。気になっていたラーメン屋さんがあることをハッと思い出し、辿り着いたのはこれまたいい味を出している地下街でした。いただいたラーメンは某コンビニチェーンなどで監修の激辛カップ麺が発売されている、アレです(辛党の方ならお分かり)。
腹ごしらえをしたところで、再出発。商店街を抜けると見えてくるのは、もっさりこんもりとした木々と大きな池。これが駅名の由来にもなった「石神井公園」です。
広大な園内には大きな池がふたつもあり、それを覆うように生い茂るたくさんの草木が。近くにこんな公園があったら最高だなぁ〜と思いつつ、この日はあいにくの天気で足元が悪く、雰囲気もなんだか「ジュ◯シックパーク」みたい。アヒルボートには不機嫌機そうにそっぽを向かれてしまいました。ぜひ、天気のいい日に訪れてみてください。(ちなみに、練馬区は緑地面積の割合が東京23区で第1位らしいですよ)
てなわけで園内を通り抜け、さらに南下。お目当てである、本命の “パーク” に到着です(正直歩きはキツイです)。その名は「オザキフラワーパーク」。
『園芸ファンなら知らない人はいない』と言われる、首都圏最大規模の園芸店です。スケールも品数も膨大で、グリーンラバーの私は大興奮。この日はインポートの可愛い鉢をふたつ連れて帰っちゃいました。イェーイ。
こんな時代ですし、自然に触れる機会もめっきりなんて方はぜひこちらへ。外出の減少やリモートが主流の昨今、住まいで楽しめる植物は今まで以上に重要なのではないでしょうか。
それにしても、この辺りに住んでたらふたつの “パーク” のおかげで、家の中も外も自然に溢れた暮らしが送れそう。うーん、いいですねぇ。
さてさて、お後がよろしいようですので、お次のエリアをどうぞ。
【9】江古田
私は学生時代4年間通っていた「江古田」をご紹介します!
「江古田(えこだ)」は、西武池袋線の各停駅。『1路線のみ、しかも各停しか停まらないなんて不便じゃない〜?』とお思いのアナタ、江古田駅を起点に北へ行けば東京メトロ副都心線・有楽町線「小竹向原」駅、南へ行くと都営大江戸線「新江古田」駅が利用可能。行き先によって路線を使い分けることができて交通利便性は◎なんです!
活気溢れる “学生街” でもある江古田。駅周辺には「日本大学 芸術学部(通称:日芸)」「武蔵野音楽大学」「武蔵大学」の3大学が集います。秋の学園祭はほぼ同期間に行われ、街全体がお祭り気分で賑わいますよ♪
自宅の近くに大学があると、広い敷地がお散歩コースになったり、学園祭などのイベントにふらっと参加できたりと、学生さんでなくても楽しめるのが魅力ではないでしょうか。
“学生街” ということもあり、商店街にはリーズナブルで美味しいごはん屋さんがたくさん!(学生割引いいなぁ〜)。「池袋」が近いからなのか? “ラーメン激戦区” であり、個性豊かなベーカリーが点在する “パンが熱い街” でもあるんです。ハード系がお好みであれば「パーラー江古田」、自然系が好みであれば「雑穀パンの店 ひね」(午後にはすでに完売!泣)、色んな種類をつまみ食いしたいときは創業100年を超える老舗ベーカリー「MOTHER GOOSE(マザーグース)」がオススメ! ほんと、ここに住んだら食べ物には困ることがなさそう〜♡
お財布片手にふらっと歩けるようなローカルさと、都心へアクセスしやすい利便性を併せ持つ「江古田」は、まさに “穴場的エリア” ではないでしょうか。都心の洗練された雰囲気もいいけど、肩の力が抜ける街も好きだなあ。