日々お客さまの家探しをサポートするカウカモエージェントにフィーチャー! 不動産のプロがオススメする、萌える街やマンションって? 実際に街を歩きながら、編集部がインタビューする企画です。
こんにちは、カウカモ編集部の酒井です。この日、カウカモ編集部のオフィスがある鎗ヶ崎交差点(代官山、中目黒、恵比寿を結ぶ交差点)から旧山手通りを進み、筆者がやってきたのは……
そう、 みんな大好き「代官山 T-SITE」! なんでもカウカモの美人エージェントが待っているとのことなのですが……。
??:遅いよ!
あ、いたいた!
《プロフィール》坂上 翔子(さかうえ しょうこ)
“サカちゃん” の愛称で慕われている、カウカモの美人エージェント。チタン製タンブラーメーカー「SUS gallary(サスギャラリー)」で店長を務めたのち、仕事とプライベートを近づけたいと思いツクルバに入社。酒場遠征や街歩きが趣味で、そんな “好き” を活かし、お客様一人ひとりに合わせたライフスタイルの提案まで行っている。
すみません、私、遅刻してしまいました(笑)!
というわけで、前回担当した記事に引き続き、美人エージェントとの取材で社内や読者の男性陣からブーイングが飛んできそうですが、今回は坂上をナビゲーターに迎え「代官山」の街とマンションを案内していただきます!
それでは出発
まずは「代官山 T-SITE」内を通り抜け、八幡通りへと向かいましょう!
おお、さすが泣く子も黙るオシャレタウン。どこを見渡しても、今をときめくショップや飲食店が。さて、今回のナビゲーター坂上は、なぜ「代官山」をチョイスしてくれたのでしょうか?
坂上:将来的に、本当に住みたいと思うくらい大好きなヴィンテージマンションがあるんだよね! あとは、代官山にある古着屋さんが好きで、今日はその辺りを巡りたいなと。
酒井:お〜、それは気になる。それに自分も古着好きなんで、うれしいです!
目の肥えたカウカモエージェントが住みたいマンションとはどこなのでしょうか? 期待を胸に八幡通りを歩いていると、ふと、坂上が空を見上げました。
坂上が見上げたのは空ではなく、タワーマンション「代官山アドレス ザ・タワー」。地上36階建て、「代官山アドレス」を足元にして佇むこのタワーマンションは、今では “ハイソ” な代官山のイメージを象徴するような存在となっています。
坂上:デカいなー。代官山らしい、このタワーマンションは駅前からでも見えてシンボル的存在だよね。でも、私にとってのシンボルはここじゃない!さっ、行こう。
煌びやかなタワーマンションを前に、坂上は代官山の街をひた進みます。
このマンションも見逃せない
代官山らしい洋館 “秀和レジデンスシリーズ”
我々は代官山アドレスの前を通り過ぎ、代官山と渋谷の間である “猿楽町エリア” へとやってきました。このエリアは渋谷方面から見ると高台になっており、高級住宅が建ち並ぶ住宅街です。
そんな猿楽町エリアにも、カウカモ的に見逃せないマンションがあるということで、案内してくれたのがここ「秀和代官山レジデンス」。(猿楽町についてはこちらも合わせてCheck!)
酒井:もしかして、サカさん憧れのマンションはこれ?
坂上:違うんだな〜(笑) でも、やっぱり秀和も可愛い。一見、通り側から見ると小さそうに感じるけど、実は奥に分厚くて、総戸数190戸のとっても大きなマンションなんだよ。ヨーロピアンな雰囲気が代官山の雰囲気にもぴったりだしね。
猿楽町は「渋谷」駅も徒歩圏内。それでいて大使館などの公共施設が多く、都会の喧騒は一切感じません。そんな素敵なエリアに建っている秀和シリーズということで、ここが今回の目的地かと思いきや……ますます気になってきちゃいますね(笑) でも、目的のマンションはもうすぐとのこと。それでは、再び出発です!
我々は秀和代官山レジデンスを後にし、八幡通りに掛かる猿楽橋の手前までやってきました。
橋を渡ると明治通りにぶつかり、渋谷駅の新南口もすぐそばです。
さすがは代官山、ここまできてもまだまだ魅力的なお店がたくさん。
坂上:ココ、ココ!
気になるお店が多すぎて目を盗まれていたら、目的のマンションに到着です!
大人の余裕と品格を併せ持つヴィンテージマンション
坂上が指を差す看板に記された文字。そう、坂上が恋い焦がれるのは、代官山を代表するヴィンテージマンション「代官山マンション」だったんです。
坂上:レンガブロックで出来ているゲートと、真っ直ぐに伸びる緑いっぱいの優雅なアプローチ……何回来ても惚れ惚れしちゃうな〜。
気品の高さが伺える西洋風のマンションゲートに、プロムナードかのようなアプローチ。その先で、主人の帰りを待つように、建物が顔を覗かせています。奥へ進みましょう!
並木道のアプローチの先に佇む、堂々としたお姿。長く大切に住み継がれてきたマンションだけが醸し出すことの出来る、特別なオーラを放っています。
坂上:このマンションが誕生したのは1971年。大人っぽさと凛とした表情がとっても素敵。こんな女性になりたいなー。
実際に目の前にすると、坂上の言っていることがとてもしっくりきます。大人の余裕があると言うか、品のよさが漂ってくるんです。
坂上:エントランス前の地面に、半円型に敷かれているタイルも可愛いなー。さりげないおしゃれをしてるのも好きなところ。
シンプルながら、センスのいいファッションを好む坂上となんだか似ているような。それでは、建物の中へと入ってみましょう!
いざ、建物の中へ
坂上がこのマンションを女性に例えていたことを聞くと、ドアのカラーまでも、女性がアクセントとしてビビッドなカラーのネイルをしているかのように見えてきます。
酒井:素敵なマンションでした。本当に “凛とした大人の女性” に見えてきちゃいます。24時間勤務の管理人さんがいらっしゃったり、防犯カメラが随所に設置されていたり、ガードが固いのも “イイ女” の証拠ですね(笑)
坂上:でしょ(笑)! このマンションの、別の表情が見られる場所があるから案内するね。
と、我々はマンション敷地内を後に。どこに案内してくれるのでしょうか?
素敵なヒトは後ろ姿も美しい
やってきたのはマンションの裏手に位置する、山手線沿いの道路。
坂上:この歩道橋を上るの!
酒井:あ、代官山マンションだ!
坂上:ここから眺める彼女もとっても素敵でしょ。山手線の奥に渋谷のビル群が見えているのも好き。後ろから見るとわかるんだけど、建物全体に十分な陽光が入るようにY字型をしているの。
坂上:凛としていて、オシャレさんで、スタイルがよくて、セキュリティに対する意識も高くて。こんな女性になりたいし、このマンションに住めるような人になりたいな。そのために今の仕事も全力でがんばりたいんだ。
「代官山マンション」は坂上の憧れの人物像であり、目標であり、日々のモチベーションになっている存在なのでしょう。マンションを擬人化して客観視できる視点や、これだけの思いを持っている彼女だからこそ、日々エージェントとしてお客さまに物件の魅力を伝えられるのだなと気づかされました。
さて、代官山マンションの魅力を堪能した我々。天気もいいので、再び代官山を散策することに。
お散歩スタート!
代官山マンションの凛とした姿に、後ろ髪を引かれつつ散策を再開。まずは八幡通りの一本隣、東急東横線沿いの道へ。
たどり着いたのは、坂上の行きつけだという古着屋さん「CARBOOTS(カーブーツ)」。
一見、代官山らしくない住宅街に入ったかと思えば、繊細なデザインのユーロヴィンテージを扱うおしゃれな古着屋さんがあるあたり。やっぱり代官山ですね。
<CARBOOTS(カーブーツ)>
住所:東京都渋谷区代官山町14-5 シルク代官山1F
TEL:03-3464-6868
営業時間:12:00~20:00
ウェブサイト:http://carboots.org/
ビール女子の満面の笑み
さて、ショッピングを楽しんで少し小腹がすいてきた我々。某・恋愛リアリティショーにも登場していた、タコス屋さん「PARATACO(パラタコ)」で腹ごしらえすることに。
実はとってもお酒好きの坂上。取材当日は休日だったこともあり、早速ビールをゴクリ。幸せそうな表情をご覧あれ。
<PARATACO(パラタコ)>
住所:東京都渋谷区代官山町13-6 88DAIKANYAMAビル 1F
TEL:03-6452-5156
営業時間:月、火、水、木、日曜:10:00〜20:30
金、土曜: 10:00〜22:00(イートイン21:30L.Oテイクアウト22:00L.O)
インスタグラム:https://www.instagram.com/paratacodaikanyama/?hl=ja
新進気鋭の洗練されたお店が続々とオープンする代官山。少し大人向けのトレンド発信地として、親しまれている理由がよくわかります。
自分の好きや得意を活かして仕事がしたかった
ひと息入れたところで、ふと仕事の話題に。カウカモエージェントになるまでに紆余曲折があったのだとか。
酒井:そういえば、サカさんってどうしてカウカモのエージェントになったの? 元々販売をやられていたんですよね?
坂上:これまで結構紆余曲折があったんだよ。大学は建築科を専攻していたんだけど、ハード面じゃなくて “街・人・場” とかソフト面への興味関心が強かった。だから新卒では、「マンション内でコミュニティをつくったりできるかもしれない!」と思って、マンションの管理会社に入社したの。でも理想と現実は大きく違って……。
そんな時に、大学時代の先生から、豊島区が主催のアートプロジェクト「としまアートステーション構想」に誘っていただいて関わることになったの。そこでアーティストが作ったものの意味をしっかりと伝えるのが楽しいな〜と思って。そこで出会ったのが、地元新潟のチタン製タンブラーメーカー「SUS gallery(サスギャラリー)」。こんな素敵なものが地元にあるのを知って、世の中に伝えたいと思ったんだよね。
酒井:なるほど。マイナスをゼロにするのではなくて、“ゼロをプラスにする” ことが好きなんですね。
坂上:そう。 SUSで4年くらい働いて、恵まれている環境だったんだけど、仕事とプライベートに距離があるなって思って。そんな時に、行きつけの飲み屋さんで趣味と仕事を両立させている人と知り合ったの。その人を見て、私はもともと “街・人・場” に興味があったことを思い出したし、酒場遠征とか街歩きをするのが好きだって気づいて。そんな “純粋な好き” を活かせる仕事を私もしたくなったんだ。
カウカモエージェントならそれができると思ったし、実際にお客さまとの会話の中でしっかりと活きていると思う。だから今は仕事とプライベートがいい感じに混ざってる。
あと、文章を書くことも好きだから、エージェントをしながら、物件取材と記事ライティングもしてみたいな(笑)
酒井:おお! 編集部は大歓迎ですよ(笑)
自分の中の軸をしっかりと持っていたからこそ、カウカモエージェントという場所を見つけられた坂上。紆余曲折があったからこそ、お客さまとの会話の中で、ライフスタイルの提案までできるようになったと言います。
この取材とは別の機会で、坂上とお客さまが話す場所に同席させていただいたことがある筆者。猫好きだとおっしゃっていたお客さまに、リノベーションでキャットウォークを造る提案をするなど、一歩踏み込んだ暮らしの提案をしていたことを思い出しました。
お散歩再開〜旧山手通りへ
仕事の話に花を咲かせ、小腹も満たした我々はお店を後に代官山駅方面へ。
我々は駅の前を通り過ぎ、旧山手通りへと戻ってきました。渋谷の奥地・神泉エリアまでを結ぶ通り沿いには、冒頭でご紹介した「代官山 T-SITE」を始め、テラス席のあるおしゃれなレストランやアパレルショップがズラリと並んでいます。
神泉エリア方面へ足を進めていると、何かを思い出したかのように足早になる坂上。到着したのは夕暮れの「西郷山公園」でした。
坂上:綺麗。こうして見ると代官山が高台になっているのがよくわかるね。
明治時代頃から、高台に住居を構えることがステータスとなったという日本。高台になっているこの地が、“大人が好む街” として発展した理由なのかもしれません。
しばらく東京の街並みと夕空を見つめていた坂上。これまでの人生や、今後の決意を自分の中で噛み締めているかのようでした。筆者はそれを見て、デート気分だったのはここだけの話。
坂上:よし! もうお腹もすいてきたし、ビール飲み行こう(笑)。
さすがビール女子、消化も早い! 日も暮れてきたし行っちゃいましょう。
坂上に連れられてやってきたのは、旧山手通り沿いにあるレストラン「Monsoon Cafe(モンスーンカフェ)代官山」。
名作ドラマのロケ地を前に、この日一番の女子な一面を見せてくれた坂上。ロンバケごっこをしたかったのですが、ここはグッと我慢し取材はこれにてお開き。
と思いきや、この後旧山手通りでカウカモ編集長の伊勢谷とばったり遭遇し、再び夜の街に繰り出したのでした。
編集後記
カウカモ編集部および、ツクルバオフィスもほど近い「代官山」。近くで働いていると灯台下暗しで、意外と見えてこない一面があるのだなと気付かされました。例えば、おしゃれな飲食店やショップが並ぶ通りから一歩入ると、庶民的な光景が広がっているということ。トレンディーで最新のお店に目が行きがちですが、すぐ裏には昔ながらの暮らしが広がっていました。でも、おしゃれでちょっぴりハイソなイメージももちろん正解。地形が高台になっているのが、その理由だったんですね。あとはとにかく複合施設が多い! それだけ、休日にお買い物やお食事に訪れる人が多く、幅広い層に人気の街であることがわかります。
恐れ多くも、デート気分で取材を楽しませていただいた筆者。最後にビールを飲みながらも凛とした表情の坂上は、どこか彼女の憧れである「代官山マンション」と重なりました。仕事もプライベートも分け隔てなく、真摯に向き合う彼女。これからさらに “理想の女性” へと近づいていくのでしょう。そして、彼女が「代官山マンション」に住む日が来るのか......楽しみですね。
今後も、街とマンションとエージェントの素顔にフォーカスした本企画は続きます。どうぞご期待ください。
取材・文・撮影:酒井大作