日々お客さまの家探しをサポートするカウカモエージェントにフィーチャー! 不動産のプロがオススメする、萌える街やマンションって? 実際に街を歩きながら、編集部がインタビューする企画です。


こんにちは、カウカモ編集部の酒井です。この日、カウカモ編集部のオフィスがある鎗ヶ崎交差点(代官山、中目黒、恵比寿を結ぶ交差点)から旧山手通りを進み、筆者がやってきたのは……

「蔦屋書店」や「スターバックス」、カウカモメンバーも御用達のカフェ&バー「IVY PLACE」など、話題のお店がテナントとして入っている複合施設「代官山 T-SITE」。

そう、 みんな大好き「代官山 T-SITE」! なんでもカウカモの美人エージェントが待っているとのことなのですが……。

??:遅いよ!

あ、いたいた!

《プロフィール》坂上 翔子(さかうえ しょうこ)
“サカちゃん” の愛称で慕われている、カウカモの美人エージェント。チタン製タンブラーメーカー「SUS gallary(サスギャラリー)」で店長を務めたのち、仕事とプライベートを近づけたいと思いツクルバに入社。酒場遠征や街歩きが趣味で、そんな “好き” を活かし、お客様一人ひとりに合わせたライフスタイルの提案まで行っている。

すみません、私、遅刻してしまいました(笑)!
というわけで、前回担当した記事に引き続き、美人エージェントとの取材で社内や読者の男性陣からブーイングが飛んできそうですが、今回は坂上をナビゲーターに迎え「代官山」の街とマンションを案内していただきます!

それでは出発

まずは「代官山 T-SITE」内を通り抜け、八幡通りへと向かいましょう!

左上・2019年7月、代官山T-SITE内にオープンした「Princi(プリンチ)代官山 T-SITE」には長蛇の列が。1980年代にイタリア・ミラノ発祥のベーカリーで、世界の名だたる都市に店舗を構えています。中目黒の「スターバックス リザーブ ロースタリー」内への出店でも話題になった、今大注目のお店です。/右上・レトロなフレンチカジュアルを提案してくれるブランド「MAISON KITSUNÉ(メゾンキツネ)代官山店」。日本の伝統工芸を至る所に施した内装や外観は、あのホテルオークラ東京をオマージュしているそう。/左下・渋谷方面へと伸びる八幡通り。流行の先端を行くお店がたくさん。/右下・2014年に5年間限定でオープンした複合施設「TENOHA 代官山」は、2019年10月を持ってその幕を下ろす予定。5年間、代官山をさらに華やかにした、その勇姿を見届けましょう。

おお、さすが泣く子も黙るオシャレタウン。どこを見渡しても、今をときめくショップや飲食店が。さて、今回のナビゲーター坂上は、なぜ「代官山」をチョイスしてくれたのでしょうか?

坂上:将来的に、本当に住みたいと思うくらい大好きなヴィンテージマンションがあるんだよね! あとは、代官山にある古着屋さんが好きで、今日はその辺りを巡りたいなと。

酒井:お〜、それは気になる。それに自分も古着好きなんで、うれしいです!

目の肥えたカウカモエージェントが住みたいマンションとはどこなのでしょうか? 期待を胸に八幡通りを歩いていると、ふと、坂上が空を見上げました。

複合ショッピングセンター「代官山アドレス」の入り口で立ち止まり、上空を見上げる坂上。

坂上が見上げたのは空ではなく、タワーマンション「代官山アドレス ザ・タワー」。地上36階建て、「代官山アドレス」を足元にして佇むこのタワーマンションは、今では “ハイソ” な代官山のイメージを象徴するような存在となっています。

坂上:デカいなー。代官山らしい、このタワーマンションは駅前からでも見えてシンボル的存在だよね。でも、私にとってのシンボルはここじゃない!さっ、行こう。

煌びやかなタワーマンションを前に、坂上は代官山の街をひた進みます。

このマンションも見逃せない
代官山らしい洋館 “秀和レジデンスシリーズ”

我々は代官山アドレスの前を通り過ぎ、代官山と渋谷の間である “猿楽町エリア” へとやってきました。このエリアは渋谷方面から見ると高台になっており、高級住宅が建ち並ぶ住宅街です。
そんな猿楽町エリアにも、カウカモ的に見逃せないマンションがあるということで、案内してくれたのがここ「秀和代官山レジデンス」。(猿楽町についてはこちらも合わせてCheck!

そう、カウカモ読者にはお馴染み? “秀和レジデンスシリーズ”。シリーズを通して管理体制が良好なマンションが多いことでも有名です。

左・デコラティブな白い外壁と、鮮やかなブルーの瓦がシリーズの特徴。ガスランプ風のライトも可愛いですね。/右上・1階にはテナントとしてサロンとアパレルショップが入っているというのが、個人的に代官山らしいなと思うんです。/右下・1972年築とは思えないほど、綺麗に保たれているエントランスホール。床の中央にあしらわれたシンボルマークがかっこいい。

酒井:もしかして、サカさん憧れのマンションはこれ?

坂上:違うんだな〜(笑) でも、やっぱり秀和も可愛い。一見、通り側から見ると小さそうに感じるけど、実は奥に分厚くて、総戸数190戸のとっても大きなマンションなんだよ。ヨーロピアンな雰囲気が代官山の雰囲気にもぴったりだしね。

猿楽町は「渋谷」駅も徒歩圏内。それでいて大使館などの公共施設が多く、都会の喧騒は一切感じません。そんな素敵なエリアに建っている秀和シリーズということで、ここが今回の目的地かと思いきや……ますます気になってきちゃいますね(笑) でも、目的のマンションはもうすぐとのこと。それでは、再び出発です!

我々は秀和代官山レジデンスを後にし、八幡通りに掛かる猿楽橋の手前までやってきました。
橋を渡ると明治通りにぶつかり、渋谷駅の新南口もすぐそばです。

さすがは代官山、ここまできてもまだまだ魅力的なお店がたくさん。

左上・ひっそりとした佇まいの老舗レストラン「代官山 小川軒」。名物の「レイズン・ウィッチ」はちょっとした手土産におすすめ。/右上・そのお隣にある「Les enfants gates (レザンファン ギャテ)」は、ミシュランガイド東京のひとつ星を獲得しているフレンチレストラン。/左下・そこから少し坂を下ると現れるのが、ニューヨークスタイルのピザ屋さん「PIZZA SLICE」。1枚から楽しめるピザを、コーラかビールで流し込めば、ついついここがTOKYOなのを忘れてしまいます。/右下・今、世界中を席巻するストリートブランド「Supreme(シュプリーム) 代官山店」。筆者も学生時代は御用達でした。実は右端に見えるもっさりした緑は、坂上が大好きだと言うマンションのゲート。

坂上:ココ、ココ!

坂上がうれしそうに指を差していたのは、洋風のレトロなマンションの看板。

気になるお店が多すぎて目を盗まれていたら、目的のマンションに到着です!

大人の余裕と品格を併せ持つヴィンテージマンション

坂上が指を差す看板に記された文字。そう、坂上が恋い焦がれるのは、代官山を代表するヴィンテージマンション「代官山マンション」だったんです。

八幡通りに面しているゲートと、建物まで続くアプローチ。建物を振り返る姿を見ると、マンションへの憧れの気持ちが伝わってきますね。

坂上:レンガブロックで出来ているゲートと、真っ直ぐに伸びる緑いっぱいの優雅なアプローチ……何回来ても惚れ惚れしちゃうな〜。

気品の高さが伺える西洋風のマンションゲートに、プロムナードかのようなアプローチ。その先で、主人の帰りを待つように、建物が顔を覗かせています。奥へ進みましょう!

地上13階建て・全92戸の建物。

並木道のアプローチの先に佇む、堂々としたお姿。長く大切に住み継がれてきたマンションだけが醸し出すことの出来る、特別なオーラを放っています。

坂上:このマンションが誕生したのは1971年。大人っぽさと凛とした表情がとっても素敵。こんな女性になりたいなー。

実際に目の前にすると、坂上の言っていることがとてもしっくりきます。大人の余裕があると言うか、品のよさが漂ってくるんです。

真下から建物を見上げた様子。大きな懐に包み込まれるような感覚になります。

3,000㎡を超える敷地内には、駐車場と駐輪場、さらに遊具付きの公園まであるんです。

坂上:エントランス前の地面に、半円型に敷かれているタイルも可愛いなー。さりげないおしゃれをしてるのも好きなところ。

左上・レンガの壁に輝く「代官山マンション」の文字。/左下・実はベージュ色の外壁もタイル貼り。/右・よく見るとチェック柄のように、トーンの違うアースカラーのタイルが使われています。

シンプルながら、センスのいいファッションを好む坂上となんだか似ているような。それでは、建物の中へと入ってみましょう!

いざ、建物の中へ

エントランスはエンジのタイル貼り。レトロな雰囲気で重厚感もたっぷり。

左上・エントランスロビーは明るくゆったりとした雰囲気。管理人さんは24時間交代で勤務されています。/左下・個人的にお気に入りなのがこの共用廊下。建物の中央に位置するエレベーターホールから、鳥が羽を広げたように両サイドに伸びているんです。日当たりがよく、心地よい風が吹き抜けてきます。/右・各住戸の玄関は、イエローの枠にブルーのドア。これがまたおしゃれなんです。

坂上がこのマンションを女性に例えていたことを聞くと、ドアのカラーまでも、女性がアクセントとしてビビッドなカラーのネイルをしているかのように見えてきます。

酒井:素敵なマンションでした。本当に “凛とした大人の女性” に見えてきちゃいます。24時間勤務の管理人さんがいらっしゃったり、防犯カメラが随所に設置されていたり、ガードが固いのも “イイ女” の証拠ですね(笑)

坂上:でしょ(笑)! このマンションの、別の表情が見られる場所があるから案内するね。

と、我々はマンション敷地内を後に。どこに案内してくれるのでしょうか?

素敵なヒトは後ろ姿も美しい

やってきたのはマンションの裏手に位置する、山手線沿いの道路。

坂上の後ろに見えるのがJR山手線の線路。左側が渋谷駅、右側が恵比寿駅へと伸びています。

坂上:この歩道橋を上るの!

と言い黙々と歩道橋を上り始める坂上。

酒井:あ、代官山マンションだ!

歩道橋を上りきると、現れたのは先ほどまでいた代官山マンション。堂々とした背筋と、右奥には渋谷のビル群がそびえています。

坂上:ここから眺める彼女もとっても素敵でしょ。山手線の奥に渋谷のビル群が見えているのも好き。後ろから見るとわかるんだけど、建物全体に十分な陽光が入るようにY字型をしているの。

左・“憧れの人” のかっこいい後ろ姿に坂上もご満悦の様子。/右・歩道橋を下ると、マンション裏手の入口が。そこにある看板が、渋めなフォントに、ポップな色使いで素敵だったのでパシャり。

坂上:凛としていて、オシャレさんで、スタイルがよくて、セキュリティに対する意識も高くて。こんな女性になりたいし、このマンションに住めるような人になりたいな。そのために今の仕事も全力でがんばりたいんだ。

「代官山マンション」は坂上の憧れの人物像であり、目標であり、日々のモチベーションになっている存在なのでしょう。マンションを擬人化して客観視できる視点や、これだけの思いを持っている彼女だからこそ、日々エージェントとしてお客さまに物件の魅力を伝えられるのだなと気づかされました。

さて、代官山マンションの魅力を堪能した我々。天気もいいので、再び代官山を散策することに。

お散歩スタート!

代官山マンションの凛とした姿に、後ろ髪を引かれつつ散策を再開。まずは八幡通りの一本隣、東急東横線沿いの道へ。

左上・東横線の地下化によって旧線路跡地にできた複合施設「LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)」。施設内にある飲食店で朝からモーニングを楽しんだり、緑溢れる施設内を散歩したりするだけでも◎/左下・施設を出て通りに戻ると、カウカモエージェントの須原(右)にバッタリ遭遇(笑)! 東京の街では、カウカモエージェントが日々奔走しているのです。/右・「行きたいお店がある」と横道に入る坂上。トレンディーな商業施設から一本入ると、実は昔ながらの住宅街が広がっているのも代官山の面白いところ。

たどり着いたのは、坂上の行きつけだという古着屋さん「CARBOOTS(カーブーツ)」。

フランス・イギリスを中心とした、ヨーロッパのヴィンテージ・アンティークの古着や雑貨を扱っている。

左・古着をメインに、雑貨も豊富なラインナップ。自宅を彩る小物を探してみるのもいいかもしれません。/右上・『かわいー!』と年代物のスカーフを手に取る坂上。メンズの取り扱いもあり、坂上に乗せられてシャツを購入しちゃいました(笑) さすが、カウカモエージェント。/右下・本気で購入を迷っていたのは、某有名インポートブランドのヴィンテージウォレット。小物までおしゃれに配慮できるところが、なんとなく先ほどの「代官山マンション」ぽいかも。

一見、代官山らしくない住宅街に入ったかと思えば、繊細なデザインのユーロヴィンテージを扱うおしゃれな古着屋さんがあるあたり。やっぱり代官山ですね。

<CARBOOTS(カーブーツ)>
住所:東京都渋谷区代官山町14-5 シルク代官山1F
TEL:03-3464-6868
営業時間:12:00~20:00 
ウェブサイト:http://carboots.org/

ビール女子の満面の笑み

さて、ショッピングを楽しんで少し小腹がすいてきた我々。某・恋愛リアリティショーにも登場していた、タコス屋さん「PARATACO(パラタコ)」で腹ごしらえすることに。

2018年にオープンした「PARATACO(パラタコ)」。タコスを中心に中南米の料理やポキ丼など、ヴィーガン・ベジタリアンはもちろん、ノンベジの人も楽しめるメニューがズラリ。

実はとってもお酒好きの坂上。取材当日は休日だったこともあり、早速ビールをゴクリ。幸せそうな表情をご覧あれ。

グビッ。メキシカンなテイストの店内も素敵ですよ。

お店の看板メニューである「ベジタブルタコス」を注文。具にきんぴらごぼうを使っていたり、ほかでは見られない変わり種がたくさん。2ヶ月に一度のペースで内容が変わるそう。

<PARATACO(パラタコ)>
住所:東京都渋谷区代官山町13-6 88DAIKANYAMAビル 1F
TEL:03-6452-5156
営業時間:月、火、水、木、日曜:10:00〜20:30
     金、土曜: 10:00〜22:00(イートイン21:30L.Oテイクアウト22:00L.O)
インスタグラム:https://www.instagram.com/paratacodaikanyama/?hl=ja

新進気鋭の洗練されたお店が続々とオープンする代官山。少し大人向けのトレンド発信地として、親しまれている理由がよくわかります。

自分の好きや得意を活かして仕事がしたかった

ひと息入れたところで、ふと仕事の話題に。カウカモエージェントになるまでに紆余曲折があったのだとか。

酒井:そういえば、サカさんってどうしてカウカモのエージェントになったの? 元々販売をやられていたんですよね?

坂上:これまで結構紆余曲折があったんだよ。大学は建築科を専攻していたんだけど、ハード面じゃなくて “街・人・場” とかソフト面への興味関心が強かった。だから新卒では、「マンション内でコミュニティをつくったりできるかもしれない!」と思って、マンションの管理会社に入社したの。でも理想と現実は大きく違って……。
そんな時に、大学時代の先生から、豊島区が主催のアートプロジェクト「としまアートステーション構想」に誘っていただいて関わることになったの。そこでアーティストが作ったものの意味をしっかりと伝えるのが楽しいな〜と思って。そこで出会ったのが、地元新潟のチタン製タンブラーメーカー「SUS gallery(サスギャラリー)」。こんな素敵なものが地元にあるのを知って、世の中に伝えたいと思ったんだよね。

酒井:なるほど。マイナスをゼロにするのではなくて、“ゼロをプラスにする” ことが好きなんですね。

坂上:そう。 SUSで4年くらい働いて、恵まれている環境だったんだけど、仕事とプライベートに距離があるなって思って。そんな時に、行きつけの飲み屋さんで趣味と仕事を両立させている人と知り合ったの。その人を見て、私はもともと “街・人・場” に興味があったことを思い出したし、酒場遠征とか街歩きをするのが好きだって気づいて。そんな “純粋な好き” を活かせる仕事を私もしたくなったんだ。
カウカモエージェントならそれができると思ったし、実際にお客さまとの会話の中でしっかりと活きていると思う。だから今は仕事とプライベートがいい感じに混ざってる。
あと、文章を書くことも好きだから、エージェントをしながら、物件取材と記事ライティングもしてみたいな(笑)

酒井:おお! 編集部は大歓迎ですよ(笑)

自分の中の軸をしっかりと持っていたからこそ、カウカモエージェントという場所を見つけられた坂上。紆余曲折があったからこそ、お客さまとの会話の中で、ライフスタイルの提案までできるようになったと言います。

この取材とは別の機会で、坂上とお客さまが話す場所に同席させていただいたことがある筆者。猫好きだとおっしゃっていたお客さまに、リノベーションでキャットウォークを造る提案をするなど、一歩踏み込んだ暮らしの提案をしていたことを思い出しました。

お散歩再開〜旧山手通りへ

仕事の話に花を咲かせ、小腹も満たした我々はお店を後に代官山駅方面へ。

東急東横線が乗り入れている代官山駅。すっかり夕方になり、帰路に着く人や、美味しいご飯を求めて駅から出てくる人の姿が。

我々は駅の前を通り過ぎ、旧山手通りへと戻ってきました。渋谷の奥地・神泉エリアまでを結ぶ通り沿いには、冒頭でご紹介した「代官山 T-SITE」を始め、テラス席のあるおしゃれなレストランやアパレルショップがズラリと並んでいます。

さすがはアートプロジェクトに関わっていた坂上。足を止めたのは「GALLERY SPEAK FOR(ギャラリースピークフォー)」。絵画や写真、立体作品などインテリア感覚で展示販売するアートギャラリーです。レンタルギャラリーサービスやオンライショップも展開しています。

神泉エリア方面へ足を進めていると、何かを思い出したかのように足早になる坂上。到着したのは夕暮れの「西郷山公園」でした。

中目黒や池尻方面を見渡すことができる「西郷山公園」。園内にはカフェもあり、ファミリーやカップルでゆったりくつろげる憩いの場です。

坂上:綺麗。こうして見ると代官山が高台になっているのがよくわかるね。

明治時代頃から、高台に住居を構えることがステータスとなったという日本。高台になっているこの地が、“大人が好む街” として発展した理由なのかもしれません。

しばらく東京の街並みと夕空を見つめていた坂上。これまでの人生や、今後の決意を自分の中で噛み締めているかのようでした。筆者はそれを見て、デート気分だったのはここだけの話。

坂上:よし! もうお腹もすいてきたし、ビール飲み行こう(笑)。

さすがビール女子、消化も早い! 日も暮れてきたし行っちゃいましょう。

坂上に連れられてやってきたのは、旧山手通り沿いにあるレストラン「Monsoon Cafe(モンスーンカフェ)代官山」。

左上・心地よい風を感じながらエスニック料理をいただけるテラス席や、3階には池が併設さえているパーティーフロアもあるユニークな造りの一軒家レストラン。オリエンタルな雰囲気の店内は、東南アジアのリゾートに訪れたような感覚になります。/左下・この日2度目の乾杯。瓶ビールをそのままぐびっといくところにドキッ。/右・帰り際に坂上が教えてくれたのですが、レストランの駐車場につながっている階段は、あの名作ドラマ「ロングバケーション」のロケ地に使われていた場所なんだそう。ドラマでは階段を下るとクラブになっていました(笑)

名作ドラマのロケ地を前に、この日一番の女子な一面を見せてくれた坂上。ロンバケごっこをしたかったのですが、ここはグッと我慢し取材はこれにてお開き。

と思いきや、この後旧山手通りでカウカモ編集長の伊勢谷とばったり遭遇し、再び夜の街に繰り出したのでした。

編集後記

カウカモ編集部および、ツクルバオフィスもほど近い「代官山」。近くで働いていると灯台下暗しで、意外と見えてこない一面があるのだなと気付かされました。例えば、おしゃれな飲食店やショップが並ぶ通りから一歩入ると、庶民的な光景が広がっているということ。トレンディーで最新のお店に目が行きがちですが、すぐ裏には昔ながらの暮らしが広がっていました。でも、おしゃれでちょっぴりハイソなイメージももちろん正解。地形が高台になっているのが、その理由だったんですね。あとはとにかく複合施設が多い! それだけ、休日にお買い物やお食事に訪れる人が多く、幅広い層に人気の街であることがわかります。

恐れ多くも、デート気分で取材を楽しませていただいた筆者。最後にビールを飲みながらも凛とした表情の坂上は、どこか彼女の憧れである「代官山マンション」と重なりました。仕事もプライベートも分け隔てなく、真摯に向き合う彼女。これからさらに “理想の女性” へと近づいていくのでしょう。そして、彼女が「代官山マンション」に住む日が来るのか......楽しみですね。

今後も、街とマンションとエージェントの素顔にフォーカスした本企画は続きます。どうぞご期待ください。

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