気になるあの街はどんな街だろう。その街で活動するからこそ知り得る、街の変化の兆しや、行き交う人々の違いを「街の先輩」に聞いてみました! 「街の先輩に聞く!」、 第69弾は「西永福」です。


井の頭線で渋谷にも吉祥寺にも15分ほど。急行は止まらないものの交通の便がよく便利な街のひとつが西永福です。「東京のへそ」と言われるパワースポット「大宮八幡宮」や、東京ではかなり珍しい25万平方メートルという広大な敷地を有する「和田掘公園」などの名所は土地が贅沢に使われていて、どこを歩いても緑と空に囲まれています。また商店街・飲食店・グラウンドなど生活や子育てに便利な施設が充実し治安がよいため、とても住みやすい穴場的な街なんです。

そんな西永福の駅から徒歩1分。小道に入ったところにあるカレー屋さんが「スペキエ -specie-」です。2011年にオープンして以来、絶妙なバランスで配合されたスパイスや辛味・旨味が評判となり地元のみならず、ほかの街からもファンが訪れています。今回は「スペキエ -specie-」オーナーの後藤幸俊さんにお店の成り立ちや西永福の魅力についてお伺いしました。

■スリランカカレー原点のスパイスを追求

西永福に来る前は北海道で野球をやっていました。その野球チームが廃部になって、それをきっかけに東京に出てきたんです。父と母が永福町に住んでいて、息子が近くの幼稚園に通うことになったので西永福に……。

何をしようかと考えた時、北海道で味わったスープカレーの美味しさや、スリランカカレーの味わい深さを思い、スパイスカレーの魅力を追求しようと決めたんです。そこから美味しかったスリランカカレーを真似しながら試行錯誤して、独学でメニューを開発していきました。

こちらが「スペキエ -specie-」オーナーの後藤幸俊さん。

今でも少し珍しいスリランカカレーですが、後藤さんが研究を始めた当時は日本で手に入らないスパイスが多かったそうです。その中でも理想の味を追求するため、スリランカ人の友人からスパイスをもらったり、カレー屋さんに付いていってもらったりもしたそう。そんな苦労と工夫の結果、納得のいくカレーを生み出し、2011年5月に「スペキエ -specie-」はオープンしました。

辛くてスパイスが効いていて、ほかでは味わえない本格的かつ個性のあるカレーを目指しています。ただ、辛くて食べられない人や、お子さま向けに、今では辛さのレベルが違うメニューや「キッズカレー」もご用意するようになりました。

以前は3種類だったメニューも増え、今ではサイドメニューも充実しています。

女性に人気の「野菜とチーズのキーマカレー」と「ジャークチキン」。その他、「キーマと海老の2品カレー」などが人気だそうです。

■品の良いコミュニケーションがある

「スペキエ -specie-」のお客様は幅広く、平日は西永福で仕事をしているサラリーマン、幼稚園児・小学生のお子様がいらっしゃるお母さんたち、土日はファミリー層や年配の方もいらっしゃいます。

店内ににはカウンターテーブルも。

地元の方は上品な方が多いですね。挨拶をきちんとしてくださったり、お礼のお声がけをしてくださったりと、とても気持ちがいいんです。

10年近く、ここでお店をやっていますがクレームやトラブルなどは一度も受けたことはありません。本当に治安もよく品がある街です。

まだ多くはありませんが、この閑静ながら品もある街の魅力を嗅ぎつけ、新しいお店が徐々に増えています。オープン当初は人気の飲食店は数件しかなかったのに今ではお洒落なコーヒー屋さんや飲食店も増えてきたそう。

人気のコーヒーショップ「Jalk coffee」と洋菓子店「PATISSERIE Frips」。

■控えめなのに魅力が詰まっている居心地のいい街

西永福はお店を出す街としても人気が出てきていますが、住むのにも環境がとても整っている街です。緑や川など自然もたっぷりあり、大宮八幡宮のような名所もあり、都心へのアクセスがいい。ここまで揃っていながら、静かで落ち着いた空気が流れているのは都心で珍しいことです。

ここは子育てを考えても魅力的な場所です。子どもが遊べる広大な「和田掘公園」は都心では珍しいボールを使って遊べる公園ですし、塾や英会話教室なども揃っているんですよ。

西永福は子どもも大人も嬉しい環境が整っています。ほかの街から訪れる人も多い歴史ある「大宮八幡宮」。広大な敷地の公園として知られバーベキュー場やプールもある「和田堀公園」。どんなスポーツをしていても練習ができる、野球場・サッカーコート・テニスコート・運動場があって、どんな趣味の人でも四季を問わず楽しむことができるんです。地元の人が使える施設に、ここまで土地を贅沢に使っている街はそうそうありません。

広大な土地を有する和田堀公園。野球場・サッカーコート・テニスコートに、飲食店もあります。

つり堀「武蔵野園」は地元の人が集まる釣堀で、コイ・フナ・金魚などを自分のテクニックレベルに合わせながら楽しめるそう。釣った魚が持ち帰りも可能(有料)なことも魅力。

この街は本当に居心地がいいし、人もいいんです。今、ご家族で来てくれるお子様が大人になって子どもを連れて来てくれて笑顔でカレーを食べてくれる……。そんなお店になりたいです。

自然あり、遊べる場所あり、子育て環境としてたくさんのものが揃っている。控えめに見えながら、お店を出すにも住むにも居心地がいい空気が流れる西永福は、とても魅力的な穴場でした。

スペキエ -specie-
住所:東京都杉並区永福3-55-3 山野井ビル1階
TEL:03-6379-3150
営業時間:[月・火・木・金・土]11:30~14:30 18:00〜22:00、[日・祝]11:30~14:30. 18:00〜21:00
ウェブサイト:https://www.facebook.com/specie.curry

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