「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、結婚を機にフルリノベーションで住まいを造ったファミリーのもとを訪ねました。
《プロフィール》
名前:高橋春香さん / 孝弘さん / ゆうとくん
年齢:30代 / 30代 / 0歳
職業:元 ツクルバ 広報 / 会社員
趣味:断捨離、花瓶集め / 自転車、コーヒー、スーパー銭湯巡り
《この住まいについて》
場所:清澄白河
間取り:1LDK+WIC
面積:62.72m²
築年数:築45年(取材時)
工事内容:フルリノベーション
支払い額(以前と比べて):お互いひとり暮らしから同居し、2万円ほどダウン
家を探し始めたきっかけ:結婚・子育て
家探し期間:3ヶ月
内見数:16軒
Q1:以前の住まいは?
高橋:以前はお互いひとり暮らしで、私は豪徳寺に、夫は東京の東側に住んでいました。結婚を機に一緒に住もうという話になって。
Q2:この街《清澄白河》にした理由は?
高橋:街に魅力を感じたからです。地下鉄駅で、周辺がわかりやすく栄えている訳じゃないから、正直最初は面白さに気づけなかった。でも散策していくと、エリアによって全然顔が違って、素敵なお店がいっぱいあることがわかりました。
孝弘さん:新旧が混在している面白い街なんです。古くからある和菓子屋さんや清澄庭園があるかと思えば、話題のコーヒーショップが次々と出店していたり。
この辺のお店は昔からある倉庫をリノベーションしているケースが多くて、内装を見るのも楽しいです。
高橋:東京都現代美術館や敷地の広い木場公園もあって、子育てにも嬉しいですね。コーヒー片手に家族で散歩をするのが休日の楽しみ。
孝弘さん:購入はコロナ禍前だったので、ふたりの職場へ行きやすいことも大事でした。「新宿」も「渋谷」も電車で一本ですし「東京」駅だったら自転車でも行けるので、本当にこの辺は便利ですよ。
高橋:それに隣駅の「水天宮」から羽田空港へのバスが出ているから帰省もしやすくて。リセールバリューを考えてもこういう交通の便は大事ですよね。
Q3:この家に決めた理由は?
孝弘さん:内見で入った瞬間に『ここがいい!』って感じましたね。角部屋かつ周りに高い建物がないから日当たりも風通しもいいんです。
共用部の設備は古いんですけど、オートロックなのと24時間ゴミ出しできるのが嬉しいポイント。
高橋:他の物件はどこかしら足りない部分があったけど、ここは全然不満がなかったよね。
孝弘さん:そうそう、あとはリノベさえしちゃえばすごく住みやすくなるなと。
Q4:リノベーションでこだわったポイントは?
高橋:見せるところ隠すところのメリハリをつけることですね。私は断捨離好きでなるべく物を出しておきたくないんですけど、夫は “見せる収納派” なので、そのあたりの折り合いがつくように。
例えばキッチンは乱雑になりがちな手元を腰壁でしっかり隠すけど、壁付の収納棚でお皿は見せるみたいな感じです。
孝弘さん:お互い結構好みが違うので(笑)、内装のテイストもそれぞれの趣味によりすぎないようにシンプルな感じで仕上げてます。そのおかげでふたりとも満足のいく部屋になりました。
高橋:色使いは自分たちでつくったプレゼン資料をもとに設計してもらったよね。ブルーとホワイトをメインにブラックをアクセントにしてもらって。
高橋:あ、ちなみに設計はこの物件の建築士に頼んだんですよ!提案してもらったリビングの間接照明がほんとに便利で助かってます。
子供が眠たいときとか、映画をみるときとか、シチュエーションに合わせてちょうどいい明るさに調整できるんです。
Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?
高橋:最初はリノベ済み物件をみてました。でもアイランドキッチンやワークスペースが欲しいとか、引き出しの取手はこういうのがいいとか、理想を全部叶えようと思ったらやっぱりフルリノベだなって。
孝弘さん:僕も妻ももともとリノベに興味があったので、新築や賃貸の選択肢はなかったですね。
Q6: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
孝弘さん:リノベ前は家の真ん中に大きな電気温水器があって、それが撤去できるかどうかが心配でした。
高橋:そこはがんばって設計してもらえたから、無事理想の間取りが実現できたよね。
Q7:家を買ってみてどうだった?
孝弘さん:QOLがかなり上がりましたね。結婚前に住んでいた単身者向けの物件では、広さはもちろんですが、叶えたい間取りやインテリアに限りがあったので、快適さが全然違うなって。
高橋:それに賃貸時代から思考もちょっと変わったんです。以前は短期間で引っ越すことが前提にあったので、インテリアはほんの数年だけ使うものという感覚で多少妥協しつつ購入していました。今は「家を自分たちで造った」という意識があるので、家に置くものもひとつひとつ丁寧に選ぶようになって。
Q8:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしていることは?
高橋:アイランドキッチンです。家族を見渡しながら料理ができるところと、腰壁や背面をブルーの左官で仕上げたところがお気に入り。リビングからキッチンを眺めるのも癒されます。
孝弘さん:キッチンはこだわったよね。あとは、ワークスペースや土間も造ってよかったと思ってます。
高橋:これからは子どもの成長に合わせて、インテリアを買ったり、追加リノベで間取りを変えたり、家を更新していくことが楽しみですね。結婚して家族で最初に造ったものだから、家も家族も一緒に成長していくような感覚です。
孝弘さん:楽しみだけど、どうするかで揉めるんだろうなぁ(笑)
Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば
高橋:駅から家までの道のりにも気を配っておくといいと思います。他の街を見ていたときに『駅近だけど、坂が多くてベビーカーを押して歩くのは大変そうだな』とか『大通りは車が多くて子どもを歩かせると不安だな』って気づきがあったので。
孝弘さん:購入後もリノベ工事の進捗を見に行く際はいろんなルートで歩いてみると発見があって楽しいですよ!
リノベーションマンションで暮らしたいと思ったら
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担当エージェント:須原 玲 / 撮影・取材:沢崎 友希 / 編集:本多 隼人