「一点もの」の住まいに出会おう。
カウカモで、まさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、目黒に中古マンションを購入した30代の女性のもとを訪れました。
《プロフィール》
名前:Nさん
年齢:37歳
職業:不動産関係会社員・事務職
趣味:文化全般(本、絵画、漫画、映画、音楽、花道、茶道)
《この住まいについて》
場所:目黒
間取り:1LDK + W + 納戸
面積:41.40㎡ +バルコニー 5.4㎡
築年数:築41年(昭和52年築)
追加リノベ:二重サッシのみ
支払い額(以前の住まいと比べて):3.7万円アップで、広さは倍に
家を探し始めたきっかけ:生活の基盤を作りたかった、気合を入れたかった
家探し期間:約半年
内見数:9軒(新築2軒、中古7軒。うち、カウカモで4軒)
Q1:家探しのきっかけは?
“ちゃんとした生活” をしたいなと思ったんです。実は9年間付き合っていた彼がいたのですが、別れてしまって。結婚するつもりで、荻窪で最後2年間同棲をしていたのですが・・・。
彼は転職して課長になってと、どんどんステップアップしていったのですが、私はずっと事務職のまま変わらずで。自分ではちゃんとしているつもりだったけど、その頑張りが成果として見えにくかったなと。それで、自分もちゃんとできる! ということを証明したいなと、気合を入れるために家を買おうと思いました。家を買えば生活基盤が作れるかなと。
そんなことを思っていたら、今度は母親を亡くしてしまって。余計に、自分でちゃんと生きていかなきゃいけない、と思うようになったのが家探しを始めた理由です。
Q2:この街《目黒》にした理由は?
家族が近くに住んでいるんです。おばとかも。なので、中目黒や大鳥神社周辺といった目黒区内で探しました。この辺りはバスが便利なので、駅近じゃなくても問題ないかなと。それに、荻窪の前後は祐天寺に住んでいたのもあって、馴染みもありましたし。
Q3:この家に決めた理由は?
今まで自分の暮らしてきた環境を再現したような感じ、というか、今まで住んできた家を総合したような雰囲気だったんです。実家に、祖父と住んでいた広尾の家、窓が広くて吹き抜けのようだった荻窪の家、そしてそこからの反動で住んだ、地下室っぽい雰囲気の祐天寺の家・・・。
家を買うなら、仕切りがなくてリビングが広い、みんなで過ごせるような空間がよくて。あとはしっかり光が入る部屋。ここは、そんな条件にマッチしていたので、トントンと行っちゃった感じです(笑)。今後ふたりになっても暮らせる広さもあるし、総合的にバランスがよかったですね。掃除もしやすいですし、全体的に効率のよい空間です。
Q4:《リノベーション済みの中古マンション》を買う以外の選択肢は検討した?
最初は、気合を入れるために新築の物件を見ました。それは横浜の馬車道にあって、場所も好きだし見晴らしもよかったのですが、内装が気に入らなくて。フツーじゃない? と思ってしまって。オリジナリティを求めるなら、やっぱり中古かなと。
Q5:購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
リノベーションって、水回りなど素人にはわからない部分でいい加減だったりするんじゃないかな? と不安だったりもしたのですが、造りはしっかりしていて何も問題なかったです。
家を買うことについては、周りの人たちにめちゃくちゃ聞きまくって、自分なりにも調べまくりました。どんな部分で節税できるかとかも。妹夫婦がハウスメーカー勤務なので、ふたりにも実際に物件を見てもらったりとか。色んな人の知識をちょっとずつ教えてもらって、周りの人にかなり助けてもらいましたね。耐震や地盤の部分とか、家族が特に気にした部分に関しては、エージェントさんに直接説明してもらって納得しました。
あとは、同じマンションにどんな人が住んでいるかは重要ですね。ここは、若い人も年配の方もいて家族世帯も多いし、不思議といい人ばかりだったのでよかったです。安心しました。
Q6:カウカモで家を買ってみてどうだった?
女性のエージェントさんだったのが、すごくよかったです。同僚にも、男性だったら買わなかったんじゃない? と言われて、「あ。確かに!」と思いました。やっぱり女性の方が、共感してくれる部分があるんじゃないかなと。
あとは、私は重く考えすぎるタイプなので、エージェントさんの “ほどよいノリ” がちょうどよかったです。後押ししていただきました(笑)。対応はスピーディでしたし、最終的に家具付きにしてもらったり、二重サッシの追加工事費用も予算から超えた分は交渉してもらったり、助かりました。
会社の先輩からは「ローンを組んで支払うのと賃貸で支払うのと結局あまり変わらないよ」と言われていたんですが、今確かにそういう感覚なのでそんなに深く考えることでもなかったかなと思っています。決まる時って色々なことがトントンと決まるもんだなと。
それに、実際に自分の家を買ってみて、しっかりしよう! と改めて思いました。なんだか買ったことで安心感があって。ローンを払っていかなければならないという切羽詰まった状況な分、冷静になれるというか。月3万円の支払いが増えたのは大きいですが、前の金額のままでも無駄遣いしちゃったら一緒な気がするので。自分の空間を持ったことで、やりたいことをちゃんと自由にできるようになったというか、身も心も落ち着いた気がします。
あとは、鏡は磨かなくちゃいけないとか、水回りの湿気は取らなきゃいけないとか、昔から母に言われていたのに、賃貸の時は適当にしてしまっていたんです。でも今は自分の家だし、きちっとひとつずつ大切にしようと気合が入りました。
Q7:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしてることは?
リビングの床に座るのが好きです。暖かいし。窓からの光もいいですね。夜は暗めにして、雰囲気を出したりして。
いつも家では、映画やドラマを見たり、絵を描いたり、勉強したりと趣味に走っています。玄関の横には納戸もあるのですが、そこはカフェっぽくして、パソコンを持ち込まずに集中できる勉強部屋にしようと思っています。これから整ってくると、気に入る場所になるのかな。
Q8:これから家探しをする人にアドバイスがあれば教えて!
購入経験者や専門的に知識がある人の意見をたくさん聞いて、それでも不安や引っかかることがあれば考えた方がいいと思います。でも、タイミングがあってトントン行くようであれば、もう買っちゃった方がいいと思います(笑)。
あとは、やっぱりローンが組めるかどうかって、社会的な信用で決まるわけじゃないですか。だから、家を買うって自分を審査するような感じがあるなって思いました。
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「今の自分と」麻布十番 / 42.17㎡
「こだわりを越えて」大崎 / 48.87㎡
「晴れやかピース」小石川 / 43.84㎡
「夜風に吹かれて」曙橋 / 40.58m²
「好きを信じて」神泉 / 45m²
「どこ住んでるの? ー渋谷です!(笑)」渋谷 / 53㎡
「ほんわかふわり」祐天寺 / 37.60㎡
「ルーバルでホームパーティーを」中野 / 38.69㎡
撮影・文:廣川かりん/編集:國保まなみ