今春、cowcamoでは『RoomClip』とコラボして「中古の住まいで楽しむプチリノベ」コンテストを実施。230件を超える投稿の中から、特に素敵だったお部屋5軒を「カウカモ賞」に選ばせていただきました。前回に引き続き「カウカモ賞」を受賞したaanaokiさんこと、池本さんのお宅のご紹介です。

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「えっ、これ、ほんとに日本のおうち!?」

初めてRoomClipで写真を見たとき、まるでポートランドの一軒家にありそうなワイルドな空間に、思わずそう叫ばずにはいられないほど衝撃的だったこちらのお宅。

でもちゃんと世田谷にありました。多摩川の河川敷にほど近い住宅街に佇む、片流れ屋根の一軒家。梅雨の晴れ間が広がった週末、写真の投稿主である池本さんのお宅におじゃまさせていただきました。

古材を貼った塀には、オリジナルの表札やレタリング。玄関先に置かれたレトロなロッカーもキュートです。

ぱっと見はごく普通の戸建てのよう。ですが近づいてみると、表札が掲げられた塀や建物の1階部分の外壁には古材が貼られていて、早くもインダストリアルな雰囲気たっぷりです。

「おじゃましまーす」と玄関ドアを開けてみると・・・

「ええーーーーっ! か、かっこいい!!! 」

取材チーム一同、驚愕。

荒々しいトタンの天井、古材が貼られた壁、まるでオーダーメイドの靴屋さんのように革靴が美しく並べられた靴棚・・・。そこには、まるでスタイルブックからそのまま抜け出てきたような、パーフェクトな空間が。

左・扉を開けると、外観からは想像していなかったオールドアメリカンな空間が! ところどころ塗装がはげ落ちたトタンの天井と、年月を経た木材の壁がいい味出しています。/右・玄関扉は黒皮風塗装。

左・玄関の右脇の壁は大胆なカラーリングで塗装。鍵があしらわれたボックスを開くと、照明のスイッチが隠れていました。これはナイスなアイディア! /右・靴屋さんのように整然と並べられた靴棚。この靴棚は、用途を考えず衝動買いしていた古材を使って一から造作したのだそう。

左・アンティーク調の塗装が施されたドアに囲まれた廊下を抜け、左側の階段から2階へ。/右・白と青に大胆に塗り分けられた階段の壁は、奥様が "途中まで塗って、もういいや、と挫折した" ものだそう。でもこの塗りかけの具合がまたかっこいい!

あまりの迫力に、

「DIYって言っても、これはプロの技だよね」

「きっとインテリア関係のお仕事をされている方に違いない」